Team Jayco AlUlaで今季エース級の活躍を見せたマウロ・シュミットが、来季からPinarello Q36.5 Pro Cycling Teamへ移籍することが公式に発表された。
2026年のツール・ド・フランスでは第13ステージで鮮やかな勝利を飾り、第17、第18ステージでも2位に食い込むなど、チームに多大な貢献をもたらした直後の発表だ。
今シーズンのチーム総勝利数8勝のうち、実に半分の4勝を一人で稼ぎ出した絶対的な立役者を放出するというTeam Jayco AlUlaの判断は、チームの苦しい台所事情によるものなのだろうか。
2029年末までの3年契約
A perfect day to make it official !
On Swiss National Day, we’re proud to welcome Mauro Schmid to the team. Read more on our website: https://t.co/LPymkwVihg pic.twitter.com/82ItrvUQT9
— Pinarello Q36.5 Pro Cycling Team (@Pinarello_Q36_5) August 1, 2026
マウロ・シュミットはスイスではポピュラーなマウンテンバイクから初めている。14歳からレースに出始めて、1年後にはロードレース開始。
16歳でシクロクロスも初めている。土曜日にマウンテンバイクレース、日曜日にロードレースを行い、冬場はシクロクロスという3種目の自転車競技をしていた。
トラックレースでも才能を発揮し、オリンピックのスイス代表の座が見えてくるほどの実力を備える。だが、トラックに集中しようとした時に、コロナとなってしまう。
両親は自転車屋であり、16歳の時に勉学に進むか選ばなければならなかったが、やる気がなかったと。
2019年に仕事を止めて軍隊に4か月入隊。2020年Leopard Pro cyclingに所属。2021年にはTeam Qhubeka NextHashに移籍。
ジロに出場することは3週間前に急遽決まった。21歳のネオプロが1年目でグランドツアーデビューというのも凄いことだ。
そして、2021ジロ・デ・イタリア第11ステージで優勝。ミニストラーデ・ビアンケといわれたコースでTeam Qhubeka NextHashに勝利をもたらした。
この時、マウロ・シュミットが使っていたHuntのホイールだが、なんと12万円の安いミッドレンジのホイール。足を見せつけた感じだ。
マウロ・シュミットは、Qhubeka NextHashからDeceuninck-Quick-Stepに移籍。
2022年にはコッピ・エ・バルタリ第1ステージで勝利。ウルフパックに移籍しての初勝利だった。
2022ジロ・デ・イタリアでもトップ10フニッシュを4回繰り返している。最終日の個人タイムトライヤルも6位と速い。2022世界選手権のミックスリレーではスイスの優勝メンバーだ。
そして2023年の成績が素晴らしい。
- サントス・ツアー・ダウンアンダー 総合5位
- コッピ・エ・バルタリ 総合優勝・ポイント賞獲得
- ツール・ド・ワロニー 総合10位
2024年にはスイス選手権ロードチャンピオン、2024 ツアー・オブ・スロベニア総合優勝。2025 カデル・エヴァンス・グレートオーシャンレース優勝に2025 スイスロードで2年連続の王者。
2026年シーズンは、マスカットクラシック優勝、2026 コッピ・エ・バルタリ総合優勝。そして、ツール・ド・フランスでのステージ優勝だ。
これだけの活躍をして放出。まあ、チームは毎年予算獲得に苦心している。
Image generated by Midjourney
マウロ・シュミットのコメント
ダクラス・ライターのおかげでプロに転向する機会を得たので、すでに強い絆があった。しかし、私が本当に心を動かされたのは、この2、3シーズンでチームがどれほど進化してきたかを目の当たりにしたことだ。
特にスイス人ライダーとして、このプロジェクトの一員になれることは、さらに特別な意味を持つ。





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