自転車ロードレースでは、選手の強さやチームの戦術に注目が集まりがちだ。
しかし、その選手たちが使用する「バイクメーカー」に目を向けると、意外な勢力図が見えてくる。
では、過去10年間のツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャという3大グランツールで、最も多く総合優勝を獲得した自転車メーカーはどこなのか。
その答えは、Cervéloだった。
10年間で9度のグランツール総合優勝
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過去10年間でCervéloのバイクに乗った選手がグランツール総合優勝を飾った回数は9回。上記のグラフの回数では8だけど正解は9では。
PinarelloとColnagoをわずかに上回り、メーカー別ではトップとなった。
その大きな原動力となったのが、Team Visma | Lease a Bikeだ。Cervéloが同チームへのバイク供給を開始したのは2021年。
2021年から2026年までにCervéloのバイクでグランツールを制した選手を並べると、その実績の凄さがよく分かる。
2021 ブエルタ・ア・エスパーニャ プリモシュ・ログリッチ
2022 ツール・ド・フランス ヨナス・ヴィンゲゴー
2023 ジロ・デ・イタリア プリモシュ・ログリッチ
2023 ツール・ド・フランス ヨナス・ヴィンゲゴー
2023 ブエルタ・ア・エスパーニャ セップ・クス
2024 ブエルタ・ア・エスパーニャ プリモシュ・ログリッチ
2025 ジロ・デ・イタリア サイモン・イェーツ
2025 ブエルタ・ア・エスパーニャ ヨナス・ヴィンゲゴー
2026 ジロ・デ・イタリア ヨナス・ヴィンゲゴー
合計9勝!
プリモシュ・ログリッチ、ヨナス・ヴィンゲゴー、セップ・クス、サイモン・イェーツという、4人の異なる総合系ライダーによって積み上げられた9勝だ。
2023年が最も成功した年でグランドツアー完全制覇をしている。
特にヨナス・ヴィンゲゴーは2022年と2023年のツール・ド・フランス、2025年のブエルタ、そして2026年のジロ・デ・イタリアをCervéloで制覇。
これによってCervéloの勝利数は9勝に到達した。2026 ジロ・デ・イタリアでヴィンゲゴーが総合優勝し、グランツール3大会すべてを制覇する「トリプル」を完成させたことも大きな意味を持つ。

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過去10年といっても、実質は6年なのだから圧倒的と言ってもいいくらい。
一方、2025年ツール・ド・フランスと2026年ツール・ド・フランスはタデイ・ポガチャルが優勝しており、いずれもColnago。今後どうなるかはね~。
そして興味深いのは、Cervéloの9勝が単一の選手によって作られた数字ではないことだ。
- プリモッシュ・ログリッチ 3勝
- ヨナス・ヴィンゲゴー 4勝
- セップ・クス 1勝
- アダム・イェーツ 1勝
4人のグランツール王者がCervéloで9度の頂点に立っている。

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もちろん、グランツールの総合優勝を自転車だけの力で説明することはできない。
選手の能力、チーム力、戦術、トレーニング、機材開発など、さまざまな要素が組み合わさった結果だ。
それでも、2017年から2026年までという10年間を区切って見ると、Cervéloがグランツール総合優勝という最も重要なタイトルで、最も大きな数字を残していることは間違いない。
そして2026年ジロ・デ・イタリアでヨナス・ヴィンゲゴーが加えた9勝目によって、Cervéloの勢いはさらに際立つことになった。
最も成功した自転車メーカーはどこなのか?
過去10年間のグランツールだけを見れば、その答えはCervéloなのかもしれない。





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