ここまで不調に苦しんでいたTeam Visma | Lease a Bikeのワウト・ファンアールトが、ツール・オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ第4ステージにおいて集団トップとなるスプリントを見せ、復調の兆しを示した。
レース前、自身の不調について明確な理由は見当たらないとしつつも、「自転車レースではあっという間に状況が好転することがある」と語っていたが、まさにその言葉を体現するような走りとなった。
逃げには届かずも、集団スプリントを制して自信を回復
💬 “What I’ll take away from today is that I felt good on the bike and that we once again showed ourselves as a team.” – Wout van Aert
Read reactions of Wout and DS Maarten Wynants in our race report! 👇https://t.co/VIt1eD9vQX pic.twitter.com/jCtKGq170V
— Team Visma | Lease a Bike (@vismaleaseabike) June 10, 2026
ツール・オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ第4ステージは、序盤から大きな逃げ集団が形成される展開となった。
集団でスプリントを望んでいたのはCofidis。ブライアン・コカールで狙っていたけれど、他チームの協力は中々得られなかった。
タイム差自体は2分以下で、常に1分30秒程度とタイト。追いつくかと思われたけれど、逃げ集団は非常に強力なメンバーばかり。誰もが逃げ切れる足を持つライダーが揃っていた。
最後の50kmで逃げ集団はav56km/hで走っていたのだから、タイム差が縮まらない訳だ。
Team Visma | Lease a Bikeは終盤集団をコントロールし、懸命にタイム差を縮めるべくチーム全体で力を尽くした。しかし、最終的に逃げ集団を捕まえることはできず、Lidl – Trekのクイン・シモンズが逃げ切りでステージ優勝を飾った。
だが、その後方に控えていたメイン集団では、ワウト・ファンアールトが力強いスプリントを制し、全体の11位でフィニッシュラインを駆け抜けた。
ここまで不調だったが、レース前には自分を信じてほしいとチームメイトに話していた。
ステージ優勝には届かなかったものの、本人はレース後に笑顔を見せ、今後の復調を期待させるコメントを残している。
勝利まであと一歩でしたね。終盤のフィーリングはいかがでしたか?
ああ、終盤は感覚が良くて、良いスプリントができたと思う。集団スプリントでは勝てたと思うけれど、数人が前に逃げ残っていたからね。
少なくとも僕らにとっては常に残念なことだけど、そのためにレースをしているわけだし、自分の走りには満足しているよ。
昨日のチームタイムトライアルでの勝利から良い流れが続いていますね。今日は完全に自信を持っていたのではないでしょうか。ここ数日は不調を不安視する声もありましたが、「ワウト・ファンアールトが戻ってきた」と感じていますか?
どうだろうね。でも、チームが本当に上手く機能しているのは確かだ。今日それを改めて証明する必要はなかったと思う。
昨日がまさにその良い例で、僕がかなり早い段階で遅れて、ベン・トゥレットがパンクしたにもかかわらず、あのタイムトライアルを勝ったのは本当にすごいことだ。
だから、そういうチームメイトたちが自分のために集団を牽引してくれるなら、自分もベストを尽くしたいと思うものだ。そして今日僕は全力を尽くしたけれど、ほんの少しだけ及ばなかったね。
パフォーマンスが良くなかった時は、それを説明するのは決して楽しいことでも簡単なことでもない。いつもそうしようと努力しているけれど、今はインタビューを受けるのが以前よりずっと楽しいと感じているよ。
ワウト・ファンアールトは、乗っていて気持ちがいいとコメントもしており、徐々にコンデションは上がってきている。まだ、右腕、左膝には包帯がありTTバイクの練習で落車したダメージは完全には払しょくされていない。
落車の傷が癒える頃、ベストなワウトに近づくはずだ。第5ステージこそ、スプリンターステージとなる。Netcompany INEOSのドリアン・ゴドンとのスプリント対決が見られると面白いのだけど。





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