Team Visma | Lease a Bikeのヨナス・ヴィンゲゴーが、将来のキャリア目標について興味深い発言をしている。
ツール・ド・フランスで既に2度の総合優勝を果たしているヴィンゲゴーだが、2026年シーズンに向けて、「ツールでの3度目の優勝よりも、キャリア初のジロ・デ・イタリアでの優勝を好む」というコメントを出している。
ジロ・デ・イタリア初挑戦が実現へと動き出すのか?
キャリアの新たな挑戦
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ヴィンゲゴーは、世界で最も権威あるステージレースであるツール・ド・フランスを2022年と2023年に制覇し、既にその実力を証明している。
しかし、彼はまだジロ、ツール、ブエルタの全てを制覇するトリプルクラウンを達成していない。
- ツール・ド・フランス 2022、2023
- ブエルタ・ア・エスパーニャ 2025
報道によれば、ヴィンゲゴーアは、新たな挑戦への意欲として、2026年にツール・ド・フランスをスキップする可能性や、ツールよりもジロを主要な目標に据える考えをほのめかしている。
これまでも、ツール・ド・フランスをターゲットにした場合には、高地トレーニングを続けないといけないので、長く家族と離れてしまうことをあげていた。
ただ、今後数年ツール・ド・フランスをスキップすることはないとのコメントもヨナスから出ている。あとは組み合わせか。
ヨナス・ヴィンゲゴーのコメント
2026年に、ツール・ド・フランス3勝目を達成することを最優先にしますか?
ツールでの3勝目はもちろん素晴らしい。だが、キャリアにジロでの勝利を加えられるなら、それは非常に大きな意味を持つだろう。
2026年シーズンについて、ジロ・デ・イタリアに出場するかどうかは決まっていますか?
ジロは残っている…。しかし、来シーズンの計画がそれに合致するかどうかはまだ決めていない。チームと話し合う必要がある。
ツール・ド・フランスは依然として最大の目標ですか?
ツールは当然ながら最大の目標だ。しかし、今は2026年にジロとツールを組み合わせられるかどうかが問題だ。
タデイ・ポガチャルについてどう思いますか?
タデイ・ポガチャルは、時には本当に打ち負かせないように見える。彼は非常に強い。彼は間違いなく現時点で世界最高の選手だ。
ポガチャルは打ち負かせないと思いますか?
しかし、もし彼が打ち負かせないと言い聞かせたら、それは諦めることを意味する。だから、そんなことはしない。
ポガチャルに勝つチャンスはありますか?
少なくとも彼に勝つチャンスはあると思っている。私はまだ成長過程にあり、2024年のイツリア・バスクカントリーでの落車前のレベルに戻ったと感じている。
復帰には思っていたよりも時間がかかっているが、現在、落車前と同じワット数を出せている。
ご自身の改善の余地はありますか?
まだ良くなる余地があると感じている。しかし、それは彼にも当てはまるかもしれない…。
そうだ。忘れてはいけないが、ヨナス・ヴィンゲゴーは、2024 イツリア・バスクカントリーで鎖骨骨折、肋骨骨折数本、そして気胸により手術も受けており、集中治療室に12日も入院していたのだ。
これから復帰して戦っている。キャリアにジロ・デ・イタリアの勝利も付け加えるのは歴史に名前を残すためにも必要なことだ。
タデイ・ポガチャルでさえ、3大グランツールのトリプルクラウンは達成していない。彼よりも先に達成すれば史上8人目の快挙となり、2017年のクリス・フルームに続くことになる。
仮にヨナス・ヴィンゲゴーがジロを制覇すると、今度はタデイ・ポガチャルがブエルタ制覇に向かうだろう。ただ、仮にジロ・デ・イタリアにタデイ・ポガチャルとヨナス・ヴィンゲゴーの二人が出場するとしたら…。






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