ScottはエンデュランスロードのScott Addictを発売。
プロチームQ36.5 Pro Cycling Teamが乗っている軽量モデルのAddict RCとは違い、長距離思考のロードバイクだ。
50%快適となったというのは2020年に発売されたScott Addictと比べてということだ。すでに5年たっているけれど、50%も違ったら目をつぶって乗ってもわかりそうなものだ。
どこが具体的に変わったのだろうか?
Scott Addict
Scottは、2020 Addictより50%、レースに特化したAddict RCより25%、コンプライアンスが向上しているという。
50%快適性が向上したと言うのは、どうやって数値化したのだろうか。
コンプライアンス試験はすべて社内で行われ、SPたわみ試験を使用した。SPたわみ試験とは、フレームに質量を加え、剛性結果を比較することでコンプライアンスを測定できるというものだ。
この試験により、新型Addictのフレームコンプライアンスが2020年モデルより50%向上しており、同じ力がかかった場合、新型Addictではサドルが2倍動くことを意味している。
Scottによれば、これはシートチューブの形状を変更し、その他のチューブプロファイルを改良することで実現したものだ。
ようはサドルに力をかけて、どれくらいたわむかを測定している。
その他の改良点を公式サイトから列挙してみると
- タイヤクリアランスは34mmから38mmに
- 5mm高いスタックと5mm短いリーチでリラックスモードに
- ダウンチューブにリペアキット搭載
- カスタムメイドのフロントトライアングルバッグを装備
- Addict RCと同じDシェイプシートポストが採用
- ハンドルバードロップ内にT25キー装備
- シートチューブがスリム化され柔軟性、垂直方向のコンプライアンスが向上
- スリムになったトップチューブは垂直方向のコンプライアンスを向上
- シートステーは、外側への屈曲が可能になり、全体的な滑らかさが向上
- HMFカーボンフレームは、前モデルから70g軽量化
ポジションはよりリラックスできるように調整されている。快適性が増せば、走る距離も伸びるし何より疲労が軽減される。
完成車は6モデル用意されている。
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