ヨナス・ヴィンゲゴーは、ツールは終わっていないと何度も宣言。


最後のアルプス決戦となった第19ステージでTeam Visma | Lease a Bikeの総攻撃があるかと思っていたけれど、マッテオ・ヨルゲルソン、ワウト・ファンアールトが早々に脱落。
残り14kmでタデイ・ポガチャルのアタックによりヨナス・ヴィンゲゴーと二人になった時には壮絶な戦いが予想されてワクワクしたが、その後は静かなレースとなってしまった。
静かなステージ
💛 Attack by @TamauPogi 14 km from the finish line! Jonas Vingegaard follows.
💛 Attaque de @TamauPogi à 14 km de l’arrivée ! Jonas Vingegaard le suit comme son ombre.#TDF2025 pic.twitter.com/Dpgw6wRCwR
— Tour de France™ (@LeTour) July 25, 2025
2人が14kmをモン・ヴァントゥのようにアタック合戦してくれたら、ファンは最高だったはず。
だが、ヨナス・ヴィンゲゴーはタデイ・ポガチャルについているだけだった。
ヨナス・ヴィンゲゴーのコメント
今日は本当にステージ優勝したかった。でも、テイメンは信じられないほど強かった。結局、彼がこのステージの勝者にふさわしい。気分は良かったし、ステージ優勝に集中しようと決めた。残念ながら、逃してしまった。
4分の差を縮めるステージではない
スポーツディレクターのグリッシャ・ニアーマンが、今日の戦術について答えている。
グリッシャ・ニアーマンのコメント
ポガチャルとUAE Team Emiratesがステージ優勝を狙うと確信していた。私たちにとっても4分を稼ぐ日ではなかったので、ヨナスとステージ優勝したかった。
これがポガチャルに勝つための方法だった。彼も明らかに勝ちたかったようだが、最終的に彼らはテイメンでちょっとしたミスを犯してしまった。シャポー、そしておめでとう、テイメンとINEOS。
長い間、彼らはまだ彼に追いつけるように見えたが、スプリントのスタートが遅かった。
ステージ短縮が第19ステージの作戦変更となった訳ですか?
それが、総合を狙わなかったことにつながった。今だったら、それはとても難しくなっていただろう。だからステージ優勝を狙ったんだ。
ツール・ド・フランス制覇が本当に実現しそうにないと思ってますか?
これで本当に終わりなのか?パリまであと2日あるけれど、普通はもううまくいかないよ。
全ての答えは前日に決まったコース変更にあった。もし、変更がなければ5つの山岳ポイントがある獲得標高4,500mの壮大な山岳ステージだったはず。
それが、40kmも短縮されたためにTeam Visma | Lease a Bikeの最後の計画は実行されることなく終わってしまった。もう、チームの目標は総合優勝を狙うのではなくステージ優勝に切り替えている。
コース変更がなければ、前からの計画通りに攻撃が行われたはずだった。
結局、ヨナス・ヴィンゲゴーは最後に前に出てボーナスタイムで2秒ほどタイム短縮しただけで終わってしまった。
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