これは英国イングランドでの話。
幅寄せされた経験のあるサイクリストは多いだろう。
ハリー・グレイ氏は、2022年に道幅の狭くなった道路で車に倒された。
事故現場は以下のような感じで、少しずつ道幅が狭くなっていく状況。
車に倒される
I’ve been knocked off my bike by a driver
I took primary position to stop any overtaking as it narrowed here and he went straight into the back of me
He shouted at me as I led at the side of the road, awful experience.
Police took me to hospital pic.twitter.com/shptGEpeYV
— Harry Gray (@HarryHamishGray) December 29, 2022
普通抜くのが難しい場合には、車は後ろで待つのが常識だろう。
ただ、車を運転していたのは60歳後半の男性。運転手は自転車に気が付いていなかったようだとハリー・グレイ氏は語っている。
それよりも、引いた運転者は逆切れしてお前が悪いと言って激おこ。つまり、全く反省していなかった訳だ。
通常後ろから追突されたら車が悪くなるのは当然だろう。結局裁判となり2年たって判決。
損害賠償金、4,252.96ポンド(約80万円)を支払っている。保険会社もなんの反論もしなかったとか。
ハリー・グレイ氏は、2週間仕事を休み、精神的にもダメージを受けていた。インタビューで以下のようにアドバイスしている。
「彼はただ謝るだけでよかったんだ、まあ仕方ないね。事故にあったら、プロセスを進めることを恐れないでください。
この分野には勝訴しなければ報酬は発生しない専門家がいる。本当にリスクはないので、彼らに相談し、訴訟の余地があると判断されれば、手続きを進めてくれるんだ。
25%は弁護士に支払うけど、残りのお金でサイクリング旅行に行くんだ。去年はピレネーを走ったから、今年はアルプスを走ってツール・ド・フランスもみたいね。」
今回の事故も普通に謝っていれば、ここまで揉めることもなかったのでは。彼は全く反省しない男性の態度に対して戦おうとしたと。
運転手も普通の判断が出来れば大人の対応ができたはず。
私も自転車事故で弁護士のお世話になったことがある。今回の事故のように追突ではなかったけれど、保険会社相手に個人で対応するのはほぼ不可能。
いざという時のために弁護士特約とかつけておくといいですね。
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