ボルタ・ア・カタルーニャ総合6位など、今シーズン調子が良く登りではかならず上位に入っていたTeam Jayco AlUlaのクリス・ハーパー。
ツアー・オブ・アルプスでも第2ステージまで総合2位。第4ステージでは、逆転を狙ったのかヴェトリオーロ峠からの下りでアタックをかけた。
しかし、イタリアの下りの路面状況はあまり良いものではなかった。
カーブでの溝
El casco salva vidas, que se lo pregunten a Chris Harper (por suerte consciente tras la caída). La carretera en bastante mal estado. #TotA pic.twitter.com/p1RHyz8InU
— Iker Gallastegi (antes @ikguallas) (@ikgallas) April 18, 2024
クリス・ハーパーはヴェトリオーロ峠の下りで優勝候補グループから抜け出した。逃げているサイモン・カーを単独で追いかけ、19秒差まで迫る。
しかし、ゴールまであと25kmの地点で、事態は大きく動いた。
それほど難しいカーブではなかったのだけど、道路の凹凸でふくらみ、溝にタイヤがはまりハンドルを取られた。クリス・ハーパーは、滑ってしまい街灯に頭をぶつけて止まる事態に。
見ていた時には、相当な重症をおったかと思ったほど。遠くにいた係員や観客などが駆け寄った。同じく追走から抜け出していたベン・オコナーも同じカーブで落車。
しかし、ベン・オコナーはすぐに立ち上がり集団に復帰している。
🏥 MEDICAL UPDATE
An update on Chris Harper following his crash on #TotA stage 4 ⤵️
Get well soon, Harps! pic.twitter.com/BDZP1Eseo9
— GreenEDGE Cycling (@GreenEDGEteam) April 18, 2024
Team Jayco AlUlaの報告では、クリス・ハーパーに骨折はなかった。
しかし、表面的な傷と軽い脳震盪となっている。大けがでなかったのは幸いだけど、やはり下りで無理することはなかったのでは。
映像で見ていた時も、道路に亀裂が見られる場面は多かった。ライダー自身が無理をして危険な状況を作り出すべきではないと思う。素直に登りで勝負するべきだ。
脳震盪を軽く考えてはいけない。Intermarché – Wantyのタコ・ファンデルホールンは、1年以上たっても、いまだに頭痛があり復帰できていない。
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