ジロ・デ・イタリアも山岳ステージに突入。
第13ステージでは、Colle del Nivoletの山頂ゴールに至る196キロの道のりとなります。
イタリア北西部・ピエモンテ州のグラン・パラディソ国立公園内にあるラゴ・セッル(セッル湖)を見ながらのフニッシュ。まあ選手は見てる暇ないでしょうけれども。
ゴールとなるColle del Nivoletは、まだ一度もジロ・デ・イタリアのゴール地点となったことはありません。今回が初めてのゴール地点となりました。
頂上ゴールと言っても、山の頂上ではなく道の最高到達地点と行った感じの場所です。
そこに至る道は、とても静かです。その山道を登っている唯一の交通は、グランパラディソ国立公園へのハイキング、景色を眺めるためのバイクライダー、そしてダムの整備作業員くらいのものです。
写真は、ゴールから30キロ手前のLOKANAの町からゴール地点のColle del Nivoletまでです。
最初の数キロは、LOKANAの町を出て急な岩の丘と密集した森に囲まれた谷に沿って進みます。わずかに登りながら進みます。
左側には川が逆方向にゆったりと流れており、道端に沿って石で覆われた家とカフェがあり、挽きたての豆と甘いペストリーの香りに魅了されます。
まだ、勾配はゆるく簡単に登ることが出来ます。ここらへんは集団でしょうね。下りで追いついてきた後続グループもいるでしょう。
少しの登りをこなした所でトンネルへと突入。
長い3.5キロのトンネルのあいだは、勾配は少しだけ緩やかです。
そして、厳しい勾配へと変わってきます。
山は険しさを増し、つづら折りのループとなります。数分も登れば、険しい素晴らしさの風景を見下ろすことが出来るはずです。選手は見ないでしょうけどね。
雪が沢山残ってます。
ダムの上を軽快に走ることもできます。今回のコースで選手は走らないでしょうけれども。
ラゴ・セッル(セッル湖)の美しさといったらないですね。グランパラディーゾ国立公園は観光名所にもなってます。
紺碧の空、山の湖、そして苔むした緑の谷を舞台にした暗黒の岩の峰々が溢れています。
頂上付近になるにつれて、道路脇には残雪がおおくなります。
天候が良ければライドには良いですが、曇ったり天候が悪化すると寒くて登れなくなるでしょうね。
ゴールはなんの警告もなしに突然やってきます。標高2,612mの道標にたどり着きます。
こちらの写真は、全部バイクライダーですね。
レースでは、Colle del Nivoletでゴールですが、ひょっとすると選手は下らないといけないかもしれないです。それだとLOKANAの町まで延々と40キロほど下ることになります。
天気が良ければ、気持ちの良い下りでしょうね。
き
ゴールまで延々と登ってますから、本格的クライマーが動き出す時がきました。
総合順位もガラっと変わるでしょう。選手にとっては厳しいコースですが、見る側には面白いレースとなりそうです。
コメント