シクロクロスのワールドカップ3戦に続いて、スーパープレスティージュもラダーフォールドで開幕となる。
ここまでのワールドカップでは、エリ・イーゼルビットが3連勝。シクロクロス3強のマチュー、ワウト、ピドコックが出てくるまではエリが強い感じか。
牧草地でのコースでもエリ・イーゼルビットが強さを見せつけてくるかな。
第1戦ラダーフォールド
ラダーフォールドは、シクロクロス サーキットで唯一、牧草地にコースがある。永久的な砂地と 4 つの丘があり、排水がしっかりしているので、雨が降ってもドロドロになることはない。
高速コースで、多くのインターバルがかかるレースとなる。
女子エリートレース
スタートは21℃。女子は昨年の総合優勝者、ルシンダ・ブランドが中手骨を骨折しているので欠場。ワールドカップ連勝中のフェム・ファンエンペルもいない。
3人の実力者が早くから抜け出した。
- デニス・ベッセマ(PAUWELS SAUZEN – BINGOAL)
- セイリン・アラバラード(Alpecin-Deceuninck)
- インゲ・ファンデルヘイデン(777)
3周目でセイリン・アラバラードが2秒から6秒まで遅れていく。先頭は二人に絞られた感じか。
- デニス・ベッセマ(PAUWELS SAUZEN – BINGOAL)
- インゲ・ファンデルヘイデン(777)
5周目でベッセマがスパート。2児の母強し。今年の5月から2022Bingoal Casino – Chevalmeire – Van Eyck Sportのロードチームでも走っている。
デニス・ベッセマは独走で勝利。まずは初戦を優勝してリードとなった。
10位には、2022世界選手権ジュニアロードとTTの2冠を達成したゾーイ・バクステッドが入っている。シクロクロスもやるとは~。今年からEF Education-TIBCO-SVB入りしている。
2004年にパリ〜ルーベで優勝したマグナス・バックステッドの娘さんだ。
リザルト
デニス・ベッセマのコメント
とても満足しています。最近のレースではいつも表彰台から落ちていた。この勝利は多くを補う。これは私にぴったりのラウンドであり、私は本当に楽しんでいる。
ポイントを貯めることができた。違いが十分に大きくなると、うまくいきます。しかし、それでも厳しいレースでした。これらの技術的なパッセージは、それを非常に集中的にします。
優勝に向けてもっと練習したい。その点では、うまくいきます。また、ナミュールをとても楽しみにしています。
目標として欧州選手権に言及しましたが、最終的にはそこでジャージを手に入れたいと思っています。とても難しいことだとは分かっているけど、私はそれをやり遂げるつもりだ。
- デニス・ベッセマ(PAUWELS SAUZEN – BINGOAL)
- インゲ・ファンデルヘイデン(777)
- セイリン・アラバラード(Alpecin-Deceuninck)
- アンマリー・ワースト (777)
- マリオン・ノーブルリブロール (Crelan-Fristads)
- アニック・ファンアルフェン (777)
- サンヌ・カント (Crelan-Fristads)
- ルシア・ゴンザレス (Nesta-MMR)
- ペリーヌ・クラウツェル (AS Bike Racing)
- ゾーイ・バクステッド(EF Education-TIBCO-SVB)
男子エリート
さあ、男子エリートのスタートだ。
スタートはロード勢が先頭に。Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxジャージのクイントン・ヘルマンスも、1月1日からは、Alpecin-Deceuninckのユニフォームとなる。
先頭はトーン・ファンデボッシュが譲らず。ロードでは、Alpecin-Deceuninckの開発チームで走っている。
2周目
フニッシュラインから、クイントン・ヘルマンスが先頭に。
2番手はマイケル・ファントーレンハウト。
3人が少しだけ前にでる。
- クイントン・ヘルマンス(TORMANS-CIRCUS CYCLO CROSS TEAM)
- マイケル・ファントーレンハウト(PAUWELS SAUZEN – BINGOAL)
- トーン・ファンデボッシュ Alpecin-Deceuninck
3周目
エリ・イーゼルビットは4番手に上がってきている。
トップはマイケル・ファントーレンハウトに。2番手にラース・ファンデルハールが上がってきた。
エリ・イーゼルビットは先頭集団の最後尾に。珍しく足をついている。
4周目
マイケル・ファントーレンハウトとラース・ファンデルハールが少し抜け出したか。
ラース・ファンデルハールが前に出る。
ラース・ファンデルハールがスパート!
マイケル・ファントーレンハウトがバイク交換。
5周目
ラース・ファンデルハールが12秒差をつけた。これは面白い展開だ。
エリ・イーゼルビットがついに2番手にあがった。ここから追い上げか。
エリ・イーゼルビットが単独となって猛烈に追い上げる。
6周目
ラース・ファンデルハールが単独で6周目に。後続のエリ・イーゼルビットは見えない。これは逃げきれるか?
エリ・イーゼルビットは後続に捕まり、2番手にローレンス・スウェークが上がる。
欧州チャンピオンジャージのラース・ファンデルハールは25秒差を後続につけた。1分となれば間違いないけど。
7周目
ローレンス・スウェークは21秒差で通過。エリ・イーゼルビットを少し離し始めたか。
後続の二人と21秒差。まだ確定とは言えない。
8周目
2位のラース・ファンデルハールがギリギリで視界に入る程度。少しずつだけど追いこまれている。
後続の2人が追いついてきた。そろそろ、同じ画面に3人が見えるようになる。
タイム差6秒に。
エリ・イーゼルビットが2番手に。
エリ・イーゼルビットが追いついた!
ジャンプ台でエリ・イーゼルビットが前に。
ラース・ファンデルハールは、ローレンス・スウェークにも追いつかれる。
ようやくラース・ファンデルハールはバイク交換。パンクがなければ~。
9周目
エリ・イーゼルビットが逆に10秒のリード。
15秒差をローレンス・スウェークにつけた。
いや~、終わってみれば、またもエリ・イーゼルビットが勝利。強い、2位のローレンス・スウェークに12秒差をつけたゴールした。これでワールドカップからの連勝を4に伸ばしている。
ラース・ファンデルハールは失意のゴール。実は2回パンクしていた。橋ではかなり踏んでも上がれない状態。パンクがなければ、ゴールの順位は違っていたかもしれない。
と、いうよりもそのまま走り去っていたはず。残念な3位だ。
リザルト
エリ・イーゼルビットのコメント
スタートがとても悪かった。最初の2周でエネルギーを大量に消費してしまった。もちろん、私とローレンス・スウェークが遅れていることは、他のメンバーも見抜いていた。
前に出たとき、一時的なものだと思ったが、常に誰かが加速していた。また、タイヤの内圧が少し低すぎたのか、ミスが多かった。
ラース・ファンデルハールが一人で走り去った時に、単独で追撃に出たましたね。ですが、その差を縮めることができなかったですが、何故追走を止めたのですか?
マースメヒレンでのワールドカップ・クロスを考えて、あまり深追いしたくなかったんだ。そこで、次に2位について考えてみた。でもローレンス・スウェークのサンドとラース・ファンデルハールのパンクをうまく切り抜けると、あと少しで追いつけるところまで来た。
これは、私のレースの中で最も少ないものでした。幸運の一撃だった。
- エリ・イーゼルビット(PAUWELS SAUZEN – BINGOAL)
- ローレンス・スウェーク(CRELAN-FRISTADS)
- ラース・ファンデルハール(BALOISE TREK LIONS)
- クイントン・ヘルマンス(TORMANS-CIRCUS CYCLO CROSS TEAM)
- マイケル・ファントーレンハウト(PAUWELS SAUZEN – BINGOAL)
- トーン・ファンデボッシュ Alpecin-Deceuninck
- フェリペ・オルツ(Teika–BH–GSport)
- ニルス・ファンデプッテ Alpecin-Deceuninck
- HENDRIKX Mees(Crelan – Fristads)
- ケヴィン・クーン(TORMANS-CIRCUS CYCLO CROSS TEAM)
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