2023年のジロ・デ・イタリアのルートが発表され、2022ディフェンディグチャンピオンのジェイ・ヒンドレーも出席。
その場でルートを見た訳だ。当然、クラマーであるジェイ・ヒンドレーにとっては嬉しくないコース設定だったのでは。
ジャイ・ヒンドレーは、連続してタイトルを獲得するために戻るか、来年はツール・ド・フランスに初出場となるのか、選択を迫られることになる。
防衛となるか?
Giro d’Italia winner Jai Hindley was back where it all started, signing autographs and inspiring the next generation at @CycleMidland!
Hindley will next be taking part in a mass participation event in Barrack Square to celebrate his Giro triumph!#sbscycling #couchpeloton pic.twitter.com/dS51DnaXKO
— SBS Sport (@SBSSportau) October 6, 2022
ジェイ・ヒンドレーは、これまでジロに4回、ブエルタに2回出場しているが、ツール・ド・フランスには出場していない。
ツールのコース発表は10月27日。すでにわかっているのはスペインのビルバオからスタートして、バスク地方を回る3ステージがあるということだけだ。
ジロと同じように、TTが多くなるのかはわからない。ただ、同じようなコース設定をすると考えるとクライマーが勝利を狙えるチャンスはジロとツールで極端に少なくなる。
2023ジロ・デ・イタリアのコースはTTが3回に総距離70km。あきらかにTTスペシャリスト向けだ。
まだ、ジロを目指すのか、ツールを目指すのかはどの選手にもわからないが、ディフェンディグチャンピオンとして、どう考えているのか。それについてジェイ・ヒンドレーは以下のように語っている。
まだ決心していないし、チームと来年についてあまり話し合っていないので、言うのは難しい。最終的には、ツールのルートがどのようなものかということになるだろうし、そこから見ていくことにする。
しかし、ディフェンディング チャンピオンとしてジロに参加することも重要だ。私はこれまでやったことがないので、それもまた大きなことだ。
ジロに戻って路上でアロスティチーニ(屋台の食べ物)のにおいがするたびに、家を少し思い出すんだ。
コースにはタイムトライヤルが3コースありますが、これについてはどう見ましたか?
それはおそらく私が望んでいたよりも3つ多い。しかし、ルートを編成するのは私ではないので、ただそれを受け入れるだけだ。
2020年にも3回のタイムトライアルがあり、私は2位だった。それ以来、タイムトライアルも少し良くなっていると思う。
私はTTに取り組み続け、それをさらに強みにしようとしている。確かに、それは私にとって理想的ではないが、常に欲しいものを手に入れることができるとは限らない。
最初の 2 つのタイムトライアルは平坦ですが、第20ステージは、従来のトライアルリストよりもクライマーに有利な 7.5kmのモンテルッサリの登りが含まれてますね。これについては?
最後のタイムトライアル、私はその見た目が好きだ。上り坂のタイムトライアルは何年にもわたって忘れられていたが、実際にはかなりクールだ。
最後のTTで足がなくなったら、レースに敗退する可能性がある。3 週間の後ろにある2つのステージ (第19と20ステージ) は、非常に重要になると思う。
ジロでは毎年のように、最後に男たちが立ち往生できるステージ設定となっている。今年も例外ではない。これは消耗戦になるだろうし、ここ数日で足を持っているか、持っていないかのどちらかだ。
ジェイ・ヒンドレーは、マアチュア時代はイタリアで過ごしており、サイクリングライフの中心でもあった。決してジロを走らないという選択肢もないだろう。
また、ウィルコ・ケルデルマンはJumbo-Vismaに移籍する。
そうなると、チームで総合を狙うは、ジェイ・ヒンドレー、セルジオ・イギータ、アレクサンドル・ウラソフとなる。TTが得意となると、アレクサンドル・ウラソフがジロに向かうことも考えられる。
ディフェンディグチャンピオンとしてジェイ・ヒンドレーが、ジロに出場するのかは、これからのチームとの話し合いの結果次第となるだろう。
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