2022ブエルタ・ア・エスパーニャを総合優勝し、2022世界選手権も22歳の若さで獲得したレムコ・エヴェネプール。
その将来に広がる可能性はとても大きく、ツール・ド・フランスで優勝することも夢ではないことを示してくれた。
その即戦力となるレムコを獲得しようと動いているチームがある。そのチームとは?
移籍を狙う
Wollongong, the theatre of dreams 🌈
The Elite Men Road Race was unforgettable! 🚴♂️💨
🥇@EvenepoelRemco 🇧🇪
🥈@LAPORTEChristop 🇫🇷
🥉@blingmatthews 🇦🇺📸 @GettySport#wollongong2022 #rideofyourlife pic.twitter.com/PZUJNakyXL
— Wollongong2022 (@wollongong2022) September 25, 2022
レムコ・エヴェネプールは2021年にチームと契約延長を結んでいて2026年までは契約済みだ。
レムコを獲得するには、契約破棄して獲得となる。そうなると、相当な金銭的補償が必要となる訳だけど。
それでも、獲得しようとしているのは、INEOS Grenadiersだ。オーナーである、ジム・ラトクリフはすぐにグランツールで優勝出来るような選手を望んでいる。
リチャル・カラパス、アダム・イェーツを放出するのだから、それに代わる選手を探しているとしてもおかしくはない。
もしくは、すでに話が通っているのか?
これについてQuick-Step Alpha Vinyl TeamのGMパトリック・ルフェーブルは、
「単純な話だ。デイブ・ブレイルスフォードは、あまりメールをしないんだ。彼は『おめでとう、なんというチャンピオンだ、いつか彼を売りたいなら連絡してくれ』と言った。それ以上でも以下でもない。
ネットで、誰かが冗談を言っているのかどうか、わからない。スマイルマークもなければ、絵文字もない。他の同僚は祝福してくれたが、デイブが彼を欲しがるなら、おそらく多額の資金が必要だろう。」
と意味深な言葉で締めくくっている。金銭的な折り合いがつけば移籍も考えるという意味なのだろうか?
レムコの父親は
レムコは、マネージメント会社のサービスを利用しない数少ないライダーの一人。通常は代理人が契約の話などしてくれるのだけど、レムコの場合には父親のパトリック・ルフェーブルがそれを行う。
パトリック・ルフェーブルとINEOS Grenadiersは良好な関係を持っており、3年前にはモナコにあるINEOS Grenadiersの本部にも行っている。モナコにはジム・ラトクリフも住んでいる。
パトリック・ルフェーブルは、INEOS Grenadiersとの関係について次のようなコメントをしている。
ミーティングはなかったが、電話会談はあった。彼らとは連絡を取り合っていて、デイブ・ブレイルスフォードと、ロット・エリングワースも良く知っている。
私たちは何年も前から知り合いだ。ブエルタ最終戦の勝利やリエージュ〜バストーニュ〜リエージュの後にお祝いの電話をくれるのは普通のことだ。
将来、イネオスに移籍するという話はなかったのですか?
3年前にそういう話があった。続いて、2023年の契約はどうなっているのか、という具体的な質問が出た。
そんなの知らないよ、と言ったんだ。レムコはQuick-Step Alpha Vinyl Teamと5年契約を結んでいる。私が口を出すことではない。ブエルタとワールドカップを祝いたいし、今後どうなるかは、見てのお楽しみだ。
INEOS Grenadiersは、テイメン・アレンスマン以外は、総合ライダーも移籍補強はしていない。
もしかして、レムコの電撃移籍というのがあるのだろうか。もし、そうならば、来シーズンに向けて積極的に補強していない理由が成立するのだけど。
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