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2022 ブルターニュ・クラシック タデイ・ポガチャルとワウト・ファンアールトの走りは?

海外情報
Photo credit: Mathieu Breizh on VisualHunt.com
この記事は約15分で読めます。

1931年に初開催されたブルターニュ・クラシック。Bretagne Classic – Ouest-France(1.UWT)

フランスで行われるワールドツアーレースだ。

ブルターニュ・クラシックと呼ばれるのは2016年からで、グランプリドゥプルエとして知られており、レースには長い歴史がある。

獲得標高は3,384m。33の町を越えるコースは、世界選手権を見据えたライダーには格好のレースとなる。

歴代優勝は

  • 2021    ブノワ・コヌフロワ
  • 2020   マイケル・マシューズ
  • 2019    セップ・ファンマルク
  • 2018    オリバー・ナーセン
  • 2017    エリア・ヴィヴィアーニ
  • 2016    オリバー・ナーセン
  • 2015     アレクサンダー・クリストフ
  • 2014     シルヴァン・シャヴァネル
  • 2013     フィリッポ・ポッツァート
  • 2012     エドヴァルド・ボアッソンハーゲン

クラシックハンターとスプリンターが優勝者には並んでいる。

 

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プルエ~プルエ  254.8km

コースマップ photo grandprix

 

プルエでのスタートとフィニッシュの間にブルターニュを一周する。最初にプルエから南東に向かい、約 90km後にプルエの最終ラウンドに向けて再び向きを変える。

フィニッシュから 79.5 km と 53.5 km の地点に 2 つの未舗装路がある。ブルエのローカル サーキットに向かう途中にも、短い登り坂がいくつか点在。

 

ゴールプロフィール  photo grandprix

 

ゴールは昨年と大きく異なっており、ボッセ ド ロスターベルを登ってから、更に二つの登りを越えてゴールとなる。

難易度は、昨年より優しくなっているが、間違いなくアタック地点となり、小集団でゴールに向かうことになるだろう。

 

注目されるライダーは

  •  AG2R Citroën Team ブノワ・コヌフロワ、オリバー・ナーセン
  •  Quick-Step Alpha Vinyl Team アンドレア・バジオーリ、マウロ・シュミット
  •  INEOS Grenadiers エディー・ダンパー、ヨナタン・ナルバエス、マグナス・シェフィールド
  •  Team Arkéa Samsic ワレン・バルギル、コナー・スウィフト
  •  B&B Hotels – KTM アレクシー・グジャール、ピエール・ロラン
  •  Trek – Segafredo アレクサンダー・カンプ
  •  Groupama – FDJ ダヴィ・ゴデュ、シュテファン・キュング、アルノー・デマール
  •  Israel – Premier Tech ジャコモ・ニッツォーロ、ヤコブ・フルサン、ディラン・トゥーンス
  •  BORA – hansgrohe
  •  TotalEnergies ビエール・ラトゥール、サガン
  •  Movistar Team イバン・ガルシア、アレクサンデル・アランブル
  •  EF Education-EasyPost マグナス・コルトニールセン、シュテファン・ビッセガー
  •  Bahrain – Victorious 新城幸也、ダミアーノ・カルーゾ
  •  Team BikeExchange – Jayco マイケル・マシューズ
  •  Team DSM セーアン・クラーウアナスン
  •  UAE Team Emirates タデイ・ポガチャル、ディエゴ・ウリッシ、マッテオ・トレンティン
  •  Cofidis ギヨーム・マルタン、ヨン・イサギレ
  •  Astana Qazaqstan Team
  •  Jumbo-Visma ワウト・ファンアールト
  •  Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux ビニヤム・ギルマイ
  •  Lotto Soudal ヴィクトール・カンペナールツ、アルノー・デリー

 

スタート

YouTube動画より 以下同様

タデイ・ポガチャルはツールからの復帰第2戦となる。

 

さあ、スタートだ。

 

残り243.3km。集団はJumbo-Vismaが引いている。ツール・ド・フランス以来2度目のレースとなるワウト・ファンアールトも先頭付近に。

 

逃げは6人

6人が集団からブレイク。

 

逃げはすぐに完成。まあ、先が長いからね。

  1. ルーク・ロウ INEOS Grenadiers
  2. ピエール・ロラン B&B Hotels – KTM
  3. クリス・ハミルトン Team DSM
  4. エフゲニー・ギディツチ Astana Qazaqstan Team
  5. Johan Meens Bingoal Pauwels Sauces WB
  6. マルティン・ウーリエンスタッド Uno-X Pro Cycling Team

 

集団はJumbo-Visma、TotalEnergies、UAE Team Emirates、Bahrain Victoriousが引いている。

 

Movistar Teamのホルヘ・アルカスがブレーキを調整。だけど、らちが明かなくてバイク交換して走りだす。メカニックは大変だ。

 

ワウト・ファンアールトは、Lotto Soudalのフレデリック・フリソンと話しながら走っている。

 

新城幸也は7番手当たりで走っている。

 

タデイ・ポガチャルは世界選手権を狙っている。クラシカ・サンセバスチャンはリタイヤでしたね。

 

サガンは、e-MTB世界選手権で落車したけど、影響はないのかな。

 

これは逃げているピエール・ロランの乗り方。ティム・ウェレンスはハンドルを少し改造してたけど。

結構このハンドルに前腕を乗せるポジションを取るライダーが多い。実際にやってみると姿勢が下がるので結構いい感じ。ただ、体幹が強くないと長く出来ないかな。(私の場合)。

 

Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxのビニヤム・ギルマイはゴールまでにアタックをかけるかな。

 

新城幸也は、ヤン・トラトニクの後ろ。あと100kmはこの体制だろう。

 

前回優勝のブノワ・コヌフロワは、補給食のバーをずっと見ていた。説明書きも読んで、なんと捨ててしまう。レースで食べる補給食に何が使われているか知らないこともないだろうに。

 

残り159.2kmでタイム差2分27秒と縮まる。TotalEnergiesが先頭に人数を集めてきた。

 

残り150km。新城幸也のポジションは変わらない。

 

サガンはアルノー・デマールと話しながら走っている。

 

落車だ。

  • PAQUOT Tom (Bingoal Pauwels Sauces WB)

 

残り102km。サガンも先頭に出てきた。

 

ルーク・ロウは下りが速いのか逃げの前に自然に出てしまう。悪い悪いと言って戻る。逃げの中ではピエール・ロランと良く話している。

 

残り88.7km。決戦に向けて集団は横一線で追い始める。

 

集団からBardiani-CSF-Faizanèのサミュエル・ゾッカラートがアタック!

 

集団で大きな落車が。2度目だ。

 

集団からAG2R Citroën Teamのオレリアン・パレパントルがアタック!

 

集団から抜け出しが始まる。

 

追走に出たのはヤン・トラトニクなど5人。

  1. オレリアン・パレパントル AG2R Citroën Team
  2. ヤン・トラトニク Bahrain Victorious
  3. アンドレア・ピッコロ EF Education-EasyPost
  4. マッテオ・トレンティン UAE Team Emirates
  5. ケヴィン・ゲニッツ Groupama – FDJ

 

前にいたサミュエル・ゾッカラートを捕まえる。

 

更に集団から追走が出る。

 

集団から更にアタックがかかる。後ろからダヴィデ・バッレリーニも追っている。

  1. クリスツ・ニーランズ Israel – Premier Tech
  2. マーカス・ホエルガード Trek-Segafredo

 

先頭は1分まで迫られてきた。

 

追走が合体。

  1. オレリアン・パレパントル AG2R Citroën Team
  2. ヤン・トラトニク Bahrain Victorious
  3. サミュエル・ゾッカラート Bardiani-CSF-Faizanè
  4. アンドレア・ピッコロ EF Education-EasyPost
  5. ダヴィテ・バレリーニ Quick-Step Alpha Vinyl Team
  6. クリスツ・ニーランズ Israel – Premier Tech
  7. マッテオ・トレンティン UAE Team Emirates
  8. マーカス・ホエルガード Trek-Segafredo
  9. ケヴィン・ゲニッツ Groupama – FDJ

 

先頭は、追走と40秒差に。追いつかれそうだ。

 

追走が6秒差に。

 

先頭が追走に追いつかれた。16人に膨れ上がる。ここで最初から逃げていたカザフスタン王者のワジム・プロンスキー(Astana Qazaqstan Team)は切れてしまう。

 

残り37.8kmで集団と37秒差。

 

残り27.7kmでヤン・トラトニクがアタック!

 

これは完全に抜け出したか。

 

ワウト・ファンアールトが集団の先頭に立って追っている。

 

ヤン・トラトニクは11秒前を走っている。

 

追走集団が崩れ始める。

 

ヤン・トラトニクに二人が追いついた。

  1. ヤン・トラトニク Bahrain Victorious
  2. サミュエル・ゾッカラート Bardiani-CSF-Faizanè
  3. アンドレア・ピッコロ EF Education-EasyPost

 

先頭は3人。後続に33秒のタイム差をつけた。

 

残り1周

先頭3人がゴールラインを通過。

 

残り11km。さあ、逃げれるか。

 

残り10kmで30秒差だ。これは厳しい。

 

Lotto Soudalのヴィクトール・カンペナールツが集団牽引。先頭を追い詰める。

 

残り5kmでヤン・トラトニクがペースを上げる。サミュエル・ゾッカラートが切れた。

 

逃げていたサミュエル・ゾッカラートに集団が追いつく。

 

ヤン・トラトニクは、アンドレア・ピッコロを置き去りにして単独で逃げ続ける。なんという粘り。

 

後ろに集団が迫ってきた。

 

ワウト・ファンアールト中心に追走は回っている。

 

残り4kmでワウト・ファンアールトがヤン・トラトニクを抜いていく。

 

先頭は4人となったが、後ろを見ている。すぐに追いつかれた。

 

Bosse de Kersoulic  225 メートル・8.9%

なんと、ここでまたもヤン・トラトニクがアタック!

 

だが、ワウト・ファンアールトの強烈な引きでヤン・トラトニクが引き戻される。

 

残り3.2km。ワウト・ファンアールトが強烈に引く。だが、ワウトならばスプリントでも勝てるけど。

 

下りでかなりライダーが戻ってきた。

 

残り1.6km。もう牽制か。

 

AG2R Citroën Teamが先頭を引く。

 

さあ、ゴール前のスプリントだ。

 

Lotto Soudalがトレインを組む。

 

右にはビニヤム・ギルマイの姿が。アルノー・デリーが発射された!

 

Lotto Soudalのアルノー・デリーとワウト・ファンアールトが前に出た。

 

アルノー・デリーとワウト・ファンアールトが並ぶ。

 

左に回ったデンマークチャンピオンのアレクサンダー・カンプ(Trek-Segafredo)も追いこむ。

 

ハンドルを投げた~!

 

あ~、勝ったのはワウト・ファンアールトだ~!

ツールから復帰第2戦でワールドツアーレースを制した。これは、世界選手権に向けて視界良好と言わざるを得ない。これで今シーズンの9勝目だ。

20歳の若者アルノー・デリー(Lotto Soudal)は果敢に、王者に挑んだが流石にまだ勝てないか~。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

ワウト・ファンアールトのコメント(公式サイトより)

チームにとって大変な一日だった。決勝では、他のチームが代わる代わるアタックしてくるので大変だったが、いい感じで走れた。

スプリントでは最後の数百メートルまでハイスピードで行ったが、少し失敗してしまった。何度か順位を挽回しなければならなかったが、他の選手のスピードのおかげでトップに立つことができた。

この勝利はとてもうれしい。ツール・ド・フランスの後、時間をかけて回復に努めた。これから大事な数週間を控えて、徐々にフォームが戻ってきたのはいいことだ。

Rnk Rider Team UCI Time
1
 VAN AERT Wout
Jumbo-Visma 400 6:04:22
2
 LAURANCE Axel
B&B Hotels – KTM 320 ,,
3
 KAMP Alexander
Trek – Segafredo 260 ,,
4
 DE LIE Arnaud
Lotto Soudal 220 ,,
5
 FIORELLI Filippo
Bardiani-CSF-Faizanè 180 ,,
6
 GIRMAY Biniam
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 140 ,,
7
 NAESEN Oliver
AG2R Citroën Team 120 ,,
8
 THOMAS Benjamin
Cofidis 100 ,,
9
 SKUJIŅŠ Toms
Trek – Segafredo 80 ,,
10
 PICCOLO Andrea
EF Education-EasyPost 68 ,,
11
 BURGAUDEAU Mathieu
TotalEnergies 56 ,,
12
 ARANBURU Alex
Movistar Team 48 ,,
13
 BARGUIL Warren
Team Arkéa Samsic 40 ,,
14
 TRATNIK Jan
Bahrain – Victorious 32 ,,
15
 MADOUAS Valentin
Groupama – FDJ 28 ,,
16
 HONORÉ Mikkel Frølich
Quick-Step Alpha Vinyl Team 24 ,,
17
 DE BUYST Jasper
Lotto Soudal 24 ,,
18
 GILBERT Philippe
Lotto Soudal 24 ,,
19
 IZAGIRRE Ion
Cofidis 24 0:05
20
 COSNEFROY Benoît
AG2R Citroën Team 24 0:08
21
 LATOUR Pierre
TotalEnergies 16 0:18
22
 URIANSTAD Martin
Uno-X Pro Cycling Team 16 0:27
23
 VENTURINI Clément
AG2R Citroën Team 16 0:29
24
 TIZZA Marco
Bingoal Pauwels Sauces WB 16 ,,
25
 SCARONI Christian
Astana Qazaqstan Team 16 ,,
26
 ULISSI Diego
UAE Team Emirates 16 ,,
27
 MATTHEWS Michael
Team BikeExchange – Jayco 16 ,,
28
 SCHMID Mauro
Quick-Step Alpha Vinyl Team 16 ,,
29
 VAUQUELIN Kévin
Team Arkéa Samsic 16 ,,
30
 CLARKE Simon
Israel – Premier Tech 16 ,,

新城幸也は3分9秒遅れの58位で、2UCIポイントを獲得。タデイ・ポガチャルは3分9秒遅れの88位。

 

 

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