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2022ジロ・デ・イタリア第5ステージ優勝のアルノー・デマールがレースに出れない可能性があった?

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Photo by Philip Waern on Unsplash
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ジロ・デ・イタリア第6ステージでは、前日に続いてアルノー・デマールが第7ステージでもスプリントで勝利した。

 

だが、この勝利の影には、隠れた秘密もあったようだ。

ジロは、第1ステージのハンガリーからスタートして、第4ステージからイタリアのシチリア島でレースが行われた。第6ステージはシチリア島での最後のステージ。

アルノー・デマールは、第6ステージで勝利してから、ゴール後が忙しかった。このため、ある事件が起こってしまう。

 

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あやうく乗り遅れ

フェリーに乗り遅れそうになったアルノー・デマールの姿が小さく見える

 

グランツールでは、ステージ優勝すると勝者は静かな夜を過ごすことはできない。

表彰台で観客にシャンパンを浴びせるのは楽しい仕事だけど、それだけではない。その後、様々なテレビ局のインタビューや報道陣との記者会見が行われる。

更に、ドーピング検査やスポンサーへの挨拶の仕事もある。他の選手たちはすでにホテルでレース後の疲れを癒していることだろう。

ジロ・デ・イタリア第5ステージは、集団スプリントでGroupama – FDJのアルノー・デマールが勝利した。

 

ペースが速く、通常より1時間早くゴール。レース後は余裕のスケジュールになるはずだった。

レース関係者全員は、シチリア島を離れるためにフェリーに乗る必要があった。

メッシーナでのフィニッシュ後は車が列をなし、スピーカーからはジロに別れを告げる音楽が流れ、ついにイタリア本土に到達する。

ただ1つだけ問題があった。この日のステージ優勝者、そしてマリアチクラミーノとなったアルノー・デマールを、フェリーが置き去りにするところだったのだ。

ツイッターの写真には、フェリーに乗り込むGroupama – FDjの車の横に、バイクを持ったデマールの姿が写っている。

フェリーは、すでに出航し始めていて、乗り遅れたデマールが近づいてくるのを確認すると、すぐにフェリーをリバースギアに入れたそうだ。

これは、日本の田舎のフェリーでも良くあることですね。

 

Groupama – FDJのツイッターより

 

アルノー・デマールは、すでにフェリーに乗っていたチームスタッフと無事に合流。

後ろにQuick-Step Alpha Vinyl Teamのバスも映っており、最初のツイッターの写真はBORA-hansgroheのスポーツディレクターがフェリーの上から撮影している。

次のフェリーがあったのかどうかはわからない。でも、みんなと一緒に乗れるほうが良いのは当然ですよね。

こうして、アルノー・デマールは第7ステージにも無事に出走出来たという訳だ。

 

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