2023 ツール・ド・ハンガリー第3ステージ 登りゴールで総合トップは誰に?

ツード・ド・ハンガリーはスプリンターステージを2日間終えて、今日は登りゴールの丘陵ステージとなる。

リーダーのファビオ・ヤコブセンから、誰がジャージを受け継ぐのか注目のステージだ。

 

第3ステージ    カポシュバール～ペーチュ　179.9km

 

周回コースにある山岳ポイントは短いけれども、勾配は厳しい。パンチャー有利のコースだ。

見ての通りの周回コースで、毎周ライダーが減っていきそうなコース。最後に残るライダーは誰だろうか。

 

1. スプリントポイント　Kaposvár
2. 2級山岳ポイント　Mánfa  4km・4.7%
3. スプリントポイント　ペーチュ
4. 2級山岳ポイント　Melegmányi út 　5.1km・6.8%
5. 2級山岳ポイント　Mánfa  4km・4.7%
6. スプリントポイント　ペーチュ
7. 2級山岳ポイント　Melegmányi út 　5.1km・6.8%
8. 2級山岳ポイント　Mánfa  4km・4.7%
9. 2級山岳ポイント　Állatkert 　2.3km・8.6%

 

スタート

リーダーはファビオ・ヤコブセン。

 

ハンガリーは薄曇りの中スタート。

 

Alpecin-Deceuninckのドリース・デポンドがアタック。

 

5人の逃げ

5人が逃げに。

1. ドリース・デポンド (Alpecin-Deceuninck)
2.  キャメロン・スコット (Bahrain – Victorious)
3.  ジェラド・ドリズナー (Lotto Dstny)
4.  フィリッポ・ リドルフォ (Team Novo Nordisk)
5.  ŠTOČEK Matúš (ATT Investments)

 

スプリントポイント　Kaposvár

ポイント獲得順位は

1. ŠTOČEK Matúš (ATT Investments)　5ポイント・3秒
2. キャメロン・スコット (Bahrain – Victorious)　3ポイント・2秒
3. ドリース・デポンド (Alpecin-Deceuninck)　1ポイント・1秒

 

INEOS Grenadiersのエガン・ベルナルは右肘、左膝と包帯だらけ。

 

2級山岳ポイント　Mánfa  4km・4.7%

先頭が2級山岳通過。Team Novo Nordiskのフィリッポ・ リドルフォだ。

 

先頭は後続からAlpecin-Deceuninckのシルヴァン・ディリエらが追いついて7人となっている。

1. ドリース・デポンド (Alpecin-Deceuninck)
2. シルヴァン・ディリエ　Alpecin-Deceuninck
3. セバスチャン・シェーンベルガー　Human Powered Health
4.  キャメロン・スコット (Bahrain – Victorious)
5.  ジェラド・ドリズナー (Lotto Dstny)
6.  フィリッポ・ リドルフォ (Team Novo Nordisk)
7.  ŠTOČEK Matúš (ATT Investments)

 

集団先頭はINEOS Grenadiersのエリア・ヴィヴィアーニが引いている。

 

ファビオ・ヤコブセンは、カメラに気づいて手を振ってくれる。

 

2級山岳ポイント　Mánfa  4km・4.7%

先頭がポイントを通過。

1. フィリッポ・ リドルフォ (Team Novo Nordisk)　5ポイント
2. セバスチャン・シェーンベルガー　Human Powered Health 　3ポイント
   
3. シルヴァン・ディリエ　Alpecin-Deceuninck　1ポイント

 

集団はTrek-Segafredoが引く展開に。

 

こちらはカレブ・ユアンが先頭を引いている。

 

2級山岳ポイント　Melegmányi út 　5.1km・6.8%

ドリース・デポンドがきつそうだ。

 

ドリース・デポンドは切れてしまう。

 

続くいてBahrain Victoriousのキャメロン・スコットが切れる。

 

先頭は3人に。

1. シルヴァン・ディリエ　Alpecin-Deceuninck
2. セバスチャン・シェーンベルガー　Human Powered Health
3.  ジェラド・ドリズナー (Lotto Dstny)

 

ここでエガン・ベルナルがアタック!

 

エガン・ベルナルを後ろを確認。

 

UAE Team Emiratesのフィン・フィッシャーブラックが後ろにつく。

 

さらにエガン・ベルナルが踏み込む。

 

ベルナルに変わって、ヨナタン・ナルバエスが先頭に。

 

オスカー・オンリー、フィン・フィッシャーブラックと続く。

 

逃げていたライダーを抜いていく。

 

ここで追走は3人となる。

1.  ヨナタン・ナルバエス　INEOS Grenadiers
2. フィン・フィッシャーブラック　UAE Team Emirates
3. オスカー・オンリー　Team DSM

 

3人は先頭から57秒差に。

 

先頭からシルヴァン・ディリエが切れてしまう。

 

追走の3人は先頭からちぎれたメンバーを抜いていく。

 

先頭は2人。

1. セバスチャン・シェーンベルガー　Human Powered Health
2.  ジェラド・ドリズナー (Lotto Dstny)

 

ドリース・デポンドは追走3人について2級山岳をクリアー。どこまでついて逃げれるか。

1. セバスチャン・シェーンベルガー　Human Powered Health　10ポイント
2. ジェラド・ドリズナー (Lotto Dstny)　6ポイント
3. オスカー・オンリー　Team DSM　4ポイント
4. フィン・フィッシャーブラック　UAE Team Emirates　2ポイント
5. ヨナタン・ナルバエス　INEOS Grenadiers　1ポイント
6. ドリース・デポンド　Alpecin-Deceuninck

 

下りで先頭に追走が追いついて6人の先頭集団に。

 

6人が勝ち逃げとなるか。

1. セバスチャン・シェーンベルガー　Human Powered Health　
2. ジェラド・ドリズナー (Lotto Dstny)　
3. オスカー・オンリー　Team DSM　
4. フィン・フィッシャーブラック　UAE Team Emirates　
5. ヨナタン・ナルバエス　INEOS Grenadiers　
6. ドリース・デポンド　Alpecin-Deceuninck

 

シルヴァン・ディリエが追走しているが、これは集団に捕まりそうだ。

 

集団はBORA-hansgrohe、Q36.5 Pro Cycling Team、Tudor Pro Cycling Teamが引く。

 

先頭ではフィン・フィッシャーブラックが有力か。

 

当然、オスカー・オンリーも登りではヨナス・ヴィンゲゴーに匹敵する走りを見せるので有利か。

 

集団は36秒差。

 

カレブ・ユアンはパンク。

 

集団が後ろに迫ってきた。7秒差だが距離がない。

 

あっと、先頭は集団に捕まってしまった。

 

先頭をUAE Team Emiratesが引く。

 

2級山岳ポイント　Mánfa  4km・4.7%

先頭はUAE Team Emirates。

 

フィン・フィッシャーブラックをアシスト。先頭から、ルイ・オリヴィラ、マイケル・ヴィング、マルク・ヒルシと続く。

 

ポイント前でHuman Powered Healthのセバスチャン・シェーンベルガーがアタック。

 

セバスチャン・シェーンベルガーが山岳ポイントをトップ通過。

1. セバスチャン・シェーンベルガー　Human Powered Health　3ポイント
2. ドリース・デポンド　Alpecin-Deceuninck　2ポイント
3. マイケル・ヴィング　UAE Team Emirates　1ポイント

 

ドリース・デポンドが合流して逃げだすが、これは捕まる。

 

残り8.3kmでLotto-Dstnyが先頭を固める。

 

カレブ・ユアンが2番手に。

 

カレブ・ユアンも先頭を引く。

 

2級山岳ポイント　Állatkert 　2.3km・8.6%

さあ、BORA-hansgroheから攻撃開始。

 

Team DSMのアシストが外れて、ヨナタン・ナルバエスが先頭に。

 

INEOS Grenadiersのベン・トゥレットがアタック!

 

続くのは誰だ?

 

ベン・トゥレットの後ろはマルク・ヒルシ。

 

ベン・トゥレットの攻撃が続く。

 

エガン・ベルナルは少し離れた。

 

ベン・トゥレットの引きにマルク・ヒルシはしっかりとついている。

 

マルク・ヒルシが前に出る。

 

あ～、ベン・トゥレットが諦めた。

 

これは、マルク・ヒルシの独走だ。

 

ベン・トゥレットが小さく見える。

 

ベン・トゥレットが見えなくなる。

 

エガン・ベルナルは、4番手グループに。

1. エガン・ベルナル　INEOS Grenadiers
2. オスカー・オンリー　Team DSM
3. シルヴァン・モニケ　Lotto-Dstny

 

マルク・ヒルシの後ろに誰も見えない。

 

マルク・ヒルシがゴールに単独で帰ってくる。

 

マルク・ヒルシは笑顔だ。

 

マルク・ヒルシはゴールで小さくガッツポーズ。できるだけタイムを稼ぎたいので、最後までペースを緩めなかった。

すでにツールのメンバーからは外れており、グランツールに出場する機会は今年はないかもしれない。ただ、こうやって好調さをアピール出来ればブエルタには出れるかもしれない。

 

    

エガン・ベルナルは、14秒差の6位でゴールしている。INEOS Grenadiersは、ベン・トゥレットがエースで勝負するようだが、ベルナルもケガの影響はそれほどないのかもしれない。

ただ、右肘と左膝の包帯は凄いことになっているけど。

 

リザルト

マルク・ヒルシのコメント

タフな一日だった。最後の登りに向けて全開で走り、そうすることで良いポジションで登りをスタートできた。登りでは、INEOS Grenadiersがしっかり引っ張ってくれて、リーダーのベン・トゥレットがかなり早い段階でスタートした。最初はついていくだけだった。一時は、全員が限界に達していた。

アタックするにはいいタイミングだと思った。主に精神的に差をつけたと思う。今シーズンの初勝利は、とにかくうれしいものだ。まだ、この先も厳しい日が続く。だから、順位はまだ決まっていないんだ。

第3ステージリザルト

総合

ポイント賞

山岳賞