一般的なマウンテンバイクに座って時速270km/hって、どうやって出したんだろうと思ってました。
動画を見て納得。それでも、272.93km/hに耐えるのだから凄いこと。
動画ではギネスブックの公式記録員が待機してチャレンジを見守っていた。
ギネス世界記録認定
挑戦したのは、26歳のプロマウンテンバイカーのイライアス・シュヴァルツラー(Elias Schwärzler)。
実際のマウンテンバイクは普通に見えるけど、タイヤは特別製。そりゃあ、300km/hで走れるように対応していないと死んじゃいますもんね。
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上記動画より
Scottのマウンテンバイクのフレームはとても、細いように見える。これで270km/hに耐えたのだから凄いことだ。
タイヤもそれほど太く見えない。
彼のインスタには、決してマネしないでくださいと書いてあるけど、まあ誰もマネする人はいないだろう(^^;
1年間の準備期間
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Image credit: Elias Schwärzler
イライアス・シュヴァルツラーは、2021年7月にもチャレンジしていて、この時には212km/hを記録していた。
彼の最新のプロジェクトは、1年以上にわたって世界記録の実現可能性について、いじり倒した。
シュヴァルツラーの両親は、息子の計画にあまり乗り気ではなかった。
最初の反応は、『いや、絶対にやめておけ』というものだった。まあ、当たり前だ。それでも許したのは、彼の綿密な計画と準備があったからだ。
GPバイクで世界記録へ
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バイクはホンダ 上記動画より
そのためには、記録に挑戦するために特別に設計された自転車ではなく、一般的なマウンテンバイクを使用することが前提条件だった。
高速走行に耐えられるよう、タイヤには特別な配慮が必要で、そのためにテストスタンドも自作した。
マウンテンバイクで時速300kmを出すために、GPバイクに引っ張ってもらっている。バイクもスーパーバイクでないと300km/hも出ないですよね。
ライダーの腕も必要だし。
大きな障害となる向かい風
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Image credit: Elias Schwärzler
バイクと違って自転車にはカウルのような風除けがないので、向かい風が特にネックになる。向かい風が強くて、頭が上がらない。
その結果、視界も非常に狭くなった。
「本当にトンネルビジョンしかなくて、いつも、ああ、あそこにオートバイがいる、あそこに行かなきゃ、と短く見ていた。
高速で走行しているとハンドル操作ができないので、体勢を変えて方向を修正するしかなく、本当に大変だった。」
よくも、まあ身体で体勢を変えられたものだ。少しでもぶれると落車するのは間違いない。だけど、そこはプロライダーのテクニックがあればこそかな。
将来的には300km/hを目指す
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Image credit: Elias Schwärzler
世界記録を達成したイライアス・シュヴァルツラーは、安全面ではすべてがうまくいってよかったと思う反面、一方で、目標を達成することはできなかったことを少し後悔している。
あくまで、目標は時速300km/hだった。
彼は今、時速300kmを突破するための解決策に取り組みたいと考えている。つまり、その速度で彼を引っ張れるだけの強力な牽引車を見つけることだ。
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