2024 ZLMツアー第5ステージ　　最終ステージを制したスプリンターは?

ZLMツアーも最終日。

最も短い159.4kmで争われる。前日のステージも前半は風の影響で荒れたが、最終日はどうなるだろうか?

 

第5ステージ　オーステルハウト～オーステルハウト　159.4km　

 

最終ステージは、オーステルハウトでスタートゴールとなる。オーステルは「東の」、ハウトは「森」という意味がある。

スタートから、118kmでオーステルハウトに戻り、さらに13kmのローカル周回を3周する。今後3年間、ZLMツアーの最終ステージは、オーステルハウトとなる。

2022ブエルタ・ア・エスパーニャも、この街を通過している。

 

 

1. スプリントポイント　Udenhout
2. スプリントポイント　オーステルハウト

 

3人の逃げ

残り130kmから3人が逃げている。しかし、これは残り104kmで捕まってしまう。

1.  エドワード・プランカールト (Alpecin – Deceuninck)
2.  マイク・テウニッセン (Intermarché – Wanty)
3.  ミルコ・マエストリ (Team Polti Kometa)

 

いきなり、リーダージャージの落車から。

 

Astana Qazaqstan Teamのリュディガー・ゼーリッヒとぶつかった。

 

残り51.3km。先頭は11人。

 

残り48.2km。リーダーのルーン・ヘレゴッツは大きなケガはないけれど、55秒のタイム差をつけられている。

 

残り48.5km。タイム差は59秒に。

 

スプリントポイント　オーステルハウト

先頭がスプリントポイントを通過。マイク・テウニッセンがトップ通過。

1. テウニッセン　Intermarché – Wanty　5ポイント・3秒
2. ファビオ・ファンデンボッシュ　Alpecin-Deceuninck　3ポイント・2秒
3. トム・ボーリ　Tudor Pro Cycling Team　1ポイント・1秒

 

残り38kmで47秒差に。最後尾はAlpecin-Deceuninckのサイモン・デヘアーズ。開発チームの23歳。

 

集団もゴールラインを通過。

 

残り2周

残り26kmで23秒差に。

 

集団が迫ってきて、先頭がうまく回らない。

 

Team Polti Kometaのミルコ・マエストリがアタック。

 

残り20.7kmで13秒差に。

 

残り19.5km。16秒となり逃げ切りたいVF Group – Bardiani CSF – Faizanèは頑張るが。

 

VF Group – Bardiani CSF – Faizanèは、先頭に3人いるが集団が迫ってくる。Intermarché – Wantyのマイク・テウニッセンは、抑えに回っている。

 

逃げが捕まってしまう。しかし、Alpecin-Deceuninckのエドワード・プランカールトはあきらめない。

 

エドワード・プランカールトは、リードを広げる。

 

残り16.0km。この後、エドワード・プランカールトは捕まってしまう。

 

今度は、ヤン・ウィレム・ファン・チップがアタックだ。狭いハンドルバーの上を持ってのアタックが面白い。

ヤン・ウィレム・ファン・チップは、交代して貰えない。

 

ヤン・ウィレム・ファン・チップは、ギアがおかしいようで、足を止めてしまった。

 

Team Polti Kometaがけん引。

 

残り7.9km。誰がアタックしても、Intermarché – Wantyが引き戻す。

 

ヤン・ウィレム・ファン・チップが、またも攻撃。しかし、Intermarché – Wantyが後ろに。

 

残り5.8km。逃げはできない。

 

残り3.1km。ポイント賞のキャスパー・ヴァン・ユーデンも前にいる。3勝目なるか。

 

残り2.1km。VF Group – Bardiani CSF – Faizanèが先頭。

 

残り1.5km。Team dsm-firmenich PostNLがキャスパー・ヴァン・ユーデンのために先頭を引く。

 

残り1.1km。リーダージャージのルーン・ヘレゴッツが前で引く。

 

Team Visma | Lease a Bikeがアタック。ティム・ファンダイクがいないので、逃げて勝つしかない。

 

最後のスプリントに。

 

Bingoal WBのアレクサンダー・ソービーが超ロングスプリントで意表をついた。

 

この差だ。

 

アレクサンダー・ソービーが逃げる。後ろから、Astana Qazaqstan Teamのグレブ・シリツァが追い込む。

 

50mを切った。

 

左からアレクサンダー・ソービー、グレブ・シリツァ、Team Corratec – Vini Fantiniのヤコブ・マレツコが追い込んでくる。

 

 

あ～、しかし、アレクサンダー・ソービーが手を上げているぞ!

 

Bingoal WBのアレクサンダー・ソービーがロングスプリントを成功させた。

 

ワールドチームのグレブ・シリツァが届かず。3位はヤコブ・マレツコ。4位はTeam dsm-firmenich PostNLのキャスパー・ヴァン・ユーデン。

キャスパー・ヴァン・ユーデンは、3勝目とはならなかった。

 

リザルト

アレクサンダー・ソービーは、26歳のデンマーク人。2023 ラ・トロピカル・アミサ・ボンゴでも勝利しており、キャリア2勝目となった。してやったりだ。

 

第4ステージ　リザルト

総合

ルーン・ヘレゴッツのコメント

正反対の気持ちの一日だった。序盤は、またサイドに展開することはわかっていたし、昨日のように捕まりたくなかった。だから今日は4、5人で常に前にいた。

序盤で多くの選手が崩され、その後10人ほどで逃げ切った。協力はしたけど、ヘルベン・タイッセンとのスプリント勝負のために他の選手が戻ってくることも許したんだ。

でも、突然すべてが逆転した。アスタナの選手が横から突っ込んできて、突然目の前で転倒したんだ。幸運にも鎖骨を折ることはなかったけど、バイクに戻ったときにはすでに集団は追い越していた。

前に2人の強力なライダーがいて、ステージ優勝のチャンスもあるという非常に良い状況から、突然、総出で戦うことになった。

あの追走では多くのチームメイトを使わなければならなかった。肩にも問題があって、コーナー後の引き上げが難しくなった。最後の数周はちょっと怖かった。

昨日、今日と本当に助けてもらったから、チームに感謝したい。次の目標はツアー・オブ・ベルギーだが、まずは数日様子を見てみよう。今の感じだと、正しいタイムトライアル位置につくのは難しそうだ。でも今はこれを楽しんで、来週どうなるか見てみたい。

 

ポイント賞

新人賞

チーム賞