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2024 ジロ・デ・イタリア第17ステージ タデイ・ポガチャルの6勝目となったのか?

海外情報
Photo credit: byb64 on VisualHunt
この記事は約32分で読めます。

第16ステージでは、Movistar Teamの引きでUAE Team Emiratesのアシスト陣が楽をできた。

最後は、ラファウ・マイカがステージを狙おうとタデイに進言。渾身の引きで集団を引き延ばし、タデイ・ポガチャルのアタックをアシスト。

ポガチャルは寒いのもあったら攻撃したと言っているけど、かなり前から半そでにグローブなしだったので、やる気満々だったのかも。

さて、第17ステージは、2,239mの標高のセッラ峠を最初に越える。最後はブロコン峠の登りゴール。またも、総合勢の脚が試される。

 

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第17ステージ セルヴァ・ディ・ヴァル・ガルデーナ~ブロコン峠 159km

コースマップ phto giroditalia

 

セルヴァ・ディ・ヴァル・ガルデーナのウィンター スポーツ エリアからブロコン峠まで続く159kmのステージ。

途中、アップダウンが絶え間なく続き、平坦はない。セッラ峠が今年のチマコッピとなる。

チマコッピとは

ジロのコースの中で、その年に最も標高が高い峠に敬意を表す呼称で、1965年から制定されている。チマはイタリア語で峠を意味し、コッピは自転車史上最も偉大なチャンピオンであるイタリア人選手ファウスト・コッピからその名がとられている。

 

2級山岳 Passo Brocon

2級山岳 Passo Brocon  phto giroditalia

 

決勝となるブラコン峠は2回上る。登り始めに最大勾配12%がある。総合では誰がアタックをかけてくるだろうか。

 

コースプロフィール phto giroditalia

 

  1. 2級山岳 セッラ峠 (9 km ・7.3%)
  2. スプリントポイント Predazzo
  3. 1級山岳 Passo Rolle (19.8 km・4.6%)
  4. 3級山岳 Passo Gobbera (5.7 km・5.8%)
  5. スプリントポイント Canal San Bovo
  6. 2級山岳 ブロコン峠 (13.6 km・6.5%)
  7. スプリントポイント Pieve Tesino
  8. 2級山岳 Passo Brocon (11.6 km・6.4%)

 

スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

タデイ・ポガチャルの6勝目があるんだろうか。さすがに、プレゼントしても良いころでは。

 

今日はUAE Team Emiratesトレインも休んで貰いたいかも。雨が降っていないのがいい。

 

 INEOS Grenadiersは、ゲラント・トーマスの総合2位復帰と、テイメン・アレンスマンの新人賞獲得がかかっている。

 

今日のポガチャルは黒パンツだ。

 

昨日逃げたジュリアン・アラフリップのコメント

本能のままにレースをしたので、自分のパフォーマンスには満足している。終わりに向かって空っぽになったが、チャンスを信じて進み続けた。後悔はしていない。

それを楽しんだ。僕の調子はまだ良いし、チームの雰囲気もまだ良い。誰もが自信を持っている。したがって、私たちは数日以内に必ずもう一度挑戦する。

 

第17ステージスタート時の4賞ジャージ着用者は

  • 総合 タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates
  • ポイント賞 ジョナサン・ミラン Lidl – Trek
  • 山岳賞 クリスティアン・スカローニ Astana Qazaqstan Team
  • 新人賞 アントニオ・ティベッリ Bahrain Victorious

 

DNSはなし

 

オフィシャルスタート。

 

ジュリアン・アラフリップが先頭にいる。しばらく誰もでない。

 

チマコッピに向かってVF Group – Bardiani CSF – Faizanèがチャレンジ。

  1. フィリッポ・フィオレッリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè
  2. マーティン・マーセルージ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè

 

あれれ、スタートしてすぐにミッケル・ビョーグが最後尾。

 

かなり疲れがたまっているようだ。

 

Lidl – Trekのジョナサン・ミランもきれていく。完走を目指さないといけない。

 

後方から4人が追いつく。

 

フィリッポ・ガンナも集団の後方で苦しそう。

 

まだ、少しのタイム差だ。

 

Movistar Teamのペライヨ・サンチェスが先頭を引く。

 

2級山岳 セッラ峠 (9 km ・7.3%)

チマコッピへのスタートだ。

 

Alpecin-Deceuninckの二コラ・コンチが先頭に。集団はつながっている。

 

Decathlon AG2R La Mondiale Teamのアレックス・ボーダンも先頭に。

 

3人が抜け出した。

  1. 二コラ・コンチ Alpecin-Deceuninck
  2. アレッサンドロ・デマルキ Team Jayco AlUla
  3. ペライヨ・サンチェス Movistar Team

 

Lidl – Trekのフアン・ロペスが追走の一番手。

 

アレッサンドロ・デマルキがやや遅れる。

 

Team Visma | Lease a Bikeのヤン・トラトニクも切れている。

 

UAE Team Emiratesのドメン・ノヴァクも集団後方。

 

二コラ・コンチはジュリアン・アラフリップ先頭の集団に追い付かれる。

 

頂上まで1.8km。大集団となった。

 

アラフリップの後ろには、ナイロ・キンタナもいる。

 

昨日の2位のVF Group – Bardiani CSF – Faizanèのジュリオ・ペリツァーリがアタック。

 

あと800mだ。

 

タデイ・ポガチャルは、5番手に。

 

頂上手前で、ナイロ・キンタナがジュリアン・アラフリップと共に追い込んでくる。

 

 

チマコッピはジュリオ・ペリツァーリだ!  

 

20歳の若者が名誉ある1位獲得だ。本当にギリギリ。

  1. ジュリオ・ペリツァーリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 50ポイント
  2. ナイロ・キンタナ Movistar Team 30ポイント
  3. ジュリアン・アラフリップ Soudal – Quick Step 20ポイント
  4. アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー Lidl – Trek 14ポイント
  5. ゲオルク・シュタインハウザー EF Education-EasyPost 10ポイント
  6. タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates 6ポイント
  7. 二コラ・コンチ Alpecin-Deceuninck 4ポイント
  8. ロレンツォ・フォルトゥナート Astana Qazaqstan Team 2ポイント
  9. マイケル・ストーラー Tudor Pro Cycling Team 1ポイント

 

ナイロ・キンタナが先頭で下る。

 

Lidl – Trekのアマヌエル・ゲブレイグザブハイアーが先頭に。

 

アマヌエル・ゲブレイグザブハイアーは猛烈なペースで下っている。晴れていてよかった。

 

ジュリアン・アラフリップがアマヌエル・ゲブレイグザブハイアーに追い付く。このコンビもジロで何回も見ている。

 

ナイロ・キンタナと、ジュリオ・ペリツァーリが追走に。

 

ジュリアン・アラフリップは連日の逃げだ。

 

タデイ・ポガチャルは、集団にいる。

 

昨日遅れたロマン・バルデが第3グループに。

 

アラフリップにナイロ・キンタナが追いつきそうだ。

 

残り132.5kmで先頭は合流して4人となった。

 

集団からも追走がかかる。

 

これはロマン・バルデのグループも先頭に追い付きそうだ。

 

先頭が膨らんでいく。

 

メイン集団まで28秒しか離れていないので、まだ手放されていない。

 

もう、12秒しか離れていない。これは捕まるか。

 

残り122.4kmで35秒まで開いた。これはきまるか。現在先頭は8人。

 

残り120.4km。41秒まで開く。ダミアーノ・カルーゾもいるぞ。

  1. ダヴィデ・バッレリーニ Astana Qazaqstan Team
  2. ジュリアン・アラフリップ Soudal – Quick Step
  3. アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー Lidl – Trek
  4. マルコ・フリゴ Israel – Premier Tech
  5. ナイロ・キンタナ Movistar Team
  6. ダミアーノ・カルーゾ Bahrain Victorious
  7. ジュリオ・ペリツァーリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè
  8. ゲオルク・シュタインハウザー EF Education-EasyPost

 

二コラ・コンチとアッティラ・ヴァルテルが追走している。

 

スプリントポイント Predazzo

Astana Qazaqstan Teamのダヴィデ・バッレリーニ先頭で通過。

  1. ダヴィデ・バッレリーニ Astana Qazaqstan Team 12ポイント
  2. ジュリアン・アラフリップ Soudal – Quick Step 8ポイント
  3. アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー Lidl – Trek 6ポイント
  4. マルコ・フリゴ Israel – Premier Tech 5ポイント
  5. ナイロ・キンタナ Movistar Team 4ポイント
  6. ダミアーノ・カルーゾ Bahrain Victorious 3ポイント
  7. ジュリオ・ペリツァーリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 2ポイント
  8. ゲオルク・シュタインハウザー EF Education-EasyPost 1ポイント

 

1級山岳 Passo Rolle (19.8 km・4.6%)

追走二人は20秒差に。

 

二人が追いついて先頭10人に。

 

先頭を走るゲオルク・シュタインハウザーがパンク。これは痛い。

 

メイン集団が抜け出しがかかり始める。

 

メイン集団先頭はTudor Pro Cycling Teamのマイケル・ストーラー。

 

ゲオルク・シュタインハウザーは、パンクから復帰。

 

残り104km。集団はUAE Team Emiratesがコントロール。58秒と全く逃げにプレゼントを与えない。

 

集団最後尾は INEOS Grenadiersのトビアス・フォス。

 

先頭は半分を登った。タイム差は1分26秒。もっと欲しいところ。

 

集団はTeam dsm-firmenich PostNLが引き出した。

 

Team dsm-firmenich PostNLは、5人しか残っていない。

 

ジュリアン・アラフリップは、ウインドブレーカーを着替えた。これから雨が降るのか?

 

あ~、ゴールは雨が降っている。

 

路面が湿ってきた。

 

ジュリオ・ペリツァーリがダッシュ。

 

ここもジュリオ・ペリツァーリがトップを獲得。

  1. ジュリオ・ペリツァーリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 40ポイント
  2. ナイロ・キンタナ Movistar Team 18ポイント
  3. ダミアーノ・カルーゾ Bahrain Victorious  12ポイント 
  4. 二コラ・コンチ Alpecin-Deceuninck 9ポイント
  5. ゲオルク・シュタインハウザー EF Education-EasyPost 6ポイント
  6. ジュリアン・アラフリップ Soudal – Quick Step 4ポイント
  7. アッティラ・ヴァルテル 2ポイント
  8. ダヴィデ・バッレリーニ Astana Qazaqstan Team 1ポイント

 

雨がふってきたので、下りで落車のないように願いたい。Team dsm-firmenich PostNLの引きで、タイム差は54秒に。これは誰を利することになるのか。

 

ジュリオ・ペリツァーリは、チマコッピに続いて1級山岳ロール峠もトップ通過したので、山岳賞で2位に。明日は山岳賞ジャージで登場となるかも。

 

ジュリアン・アラフリップは、最後尾。寒さで手を振っている。

 

ロマン・バルデは気分が良くなったのだろうけど、総合ではタイム差で厳しいので、ステージ優勝を狙っているのか。タデイ・ポガチャルはチームメイトを消耗しなくて済む。

 

3級山岳 Passo Gobbera (5.7 km・5.8%)

タイム差は36秒で、このグループの逃げ切りが難しくなってきた。ジュリオ・ペリツァーリの勝利が見られるかと思ってたのだけど。

 

捕まえたらロマン・バルデがアタックするのだろうか。

 

Team dsm-firmenich PostNLの引きで集団はしぼられた。

 

もう集団が見えている。

 

先頭が捕まってしまう。

 

ロマン・バルデがアタックしたら、タデイ・ポガチャルは後ろにつくだろう。

 

タデイ・ポガチャルはしっかりと前をみている。

 

ロマン・バルデは、少し後ろに下がる。

 

UAE Team Emiratesのラファウ・マイカは、ケヴィン・ヴェルマーケに何か言っている。なんで逃げを追ったんだと言っているのかな。

 

Lidl – Trekのアマヌエル・ゲブレイグザブハイアーが、集団からアタック。

 

集団は誰も追わない。

 

アマヌエル・ゲブレイグザブハイアーがトップ通過。

  1. アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー Lidl – Trek 9ポイント
  2. ゲオルク・シュタインハウザー EF Education-EasyPost 4ポイント
  3. ジュリオ・ペリツァーリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 2ポイント
  4. ナイロ・キンタナ Movistar Team 1ポイント

 

アマヌエル・ゲブレイグザブハイアーは、21秒リード。再び逃げ集団を作れるか。結局、Team dsm-firmenich PostNLは、集団の人数を減らしただけだ。

 

EF Education-EasyPostのゲオルク・シュタインハウザーが追走している。

 

下りでゲオルク・シュタインハウザーが追いつきそう。

 

残り50km。アマヌエル・ゲブレイグザブハイアーは36秒差に。

 

先頭は二人に。

 

スプリントポイント Canal San Bovo

ゲオルク・シュタインハウザーが先頭で通過。

 

集団はジュリアン・アラフリップ先頭。

  1. ゲオルク・シュタインハウザー EF Education-EasyPost 12ポイント・3秒
  2. アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー Lidl – Trek 9ポイント・2秒
  3. ジュリアン・アラフリップ Soudal – Quick Step 6ポイント・1秒
  4. ジュリオ・ペリツァーリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 2ポイント
  5. ナイロ・キンタナ Movistar Team 1ポイント

 

 

2級山岳 ブロコン峠 (13.6 km・6.5%)

37秒差でブロコン峠に。

 

集団の人数が少しずつ増えている。なんのためのTeam dsm-firmenich PostNLの引きだったのか。

 

先頭二人は1分6秒までタイム差を広げる。

 

Israel – Premier Techのマルコ・フリゴが追走に。

 

マルコ・フリゴはタイム差を広げられない。

 

マルコ・フリゴは捕まる。また、Team dsm-firmenich PostNLが集団を引く。

 

Team Jayco AlUlaのルーク・プラップが追いついてきた。

 

山岳賞ジャージのクリスティアン・スカローニはきれた。明日は山岳賞ジャージを着れない。

 

先頭二人はようやく半分を登った。タイム差は59秒しかなく厳しい。

 

集団先頭はSoudal – Quick Stepに。マウリ・ファンセヴェナントがヤン・ヒルトを引く。

 

集団からCofidisのシモン・ゲシュケがアタック。

 

シモン・ゲシュケは逃げれない。

 

集団はTeam dsm-firmenich PostNLのハイス・レームライズが引き出す。

 

集団のペースが遅いので、クリスティアン・スカローニは戻ってきた。

 

先頭を走るゲオルク・シュタインハウザーは22歳のドイツ人。第15ステージでは、3位に入っている。

 

ゲオルク・シュタインハウザーが、アマヌエル・ゲブレイグザブハイアーを置き去りにする。後ろを振り向いたら切れていた感じだ。

 

残り33.7kmあるが、単独でゴールを目指す。

 

アマヌエル・ゲブレイグザブハイアーは13秒に。下りで追いつくタイム差だ。

 

ゲオルク・シュタインハウザーがトップ通過。

 

アマヌエル・ゲブレイグザブハイアーは23秒差で通過。

 

集団からマルコ・フリゴとクリスティアン・スカローニがアタック。

 

集団は2分5秒差で通過。

  1. ゲオルク・シュタインハウザー EF Education-EasyPost 18ポイント
  2. アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー Lidl – Trek 8ポイント
  3. クリスティアン・スカローニ Astana Qazaqstan Team 6ポイント
  4. マルコ・フリゴ Israel – Premier Tech 4ポイント
  5. ベン・スウィフト  INEOS Grenadiers 2ポイント
  6. マウリ・ファンセヴェナント Soudal – Quick Step 1ポイント

 

残り28kmで集団と2分6秒差に。

 

Israel – Premier Techのマルコ・フリゴが3番手で追っている。

 

スプリントポイント Pieve Tesino

ゲオルク・シュタインハウザーがトップ通過。

 

アマヌエル・ゲブレイグザブハイアーは43秒差で通過。

 

マルコ・フリゴは、2分3秒差で通過。

  1. ゲオルク・シュタインハウザー EF Education-EasyPost 3秒
  2. アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー Lidl – Trek 2秒
  3. マルコ・フリゴ Israel – Premier Tech 1秒

 

2級山岳 Passo Brocon (11.6 km・6.4%)

残り8.2kmで3分15秒まで開く。

 

集団は30人くらいか。

 

残り7.3km。さあ、プロ初勝利となるか。

 

ポガチャルが何か話をしている。

 

 INEOS Grenadiersのベン・スウィフトが先頭引く。後ろはヨナタン・ナルバエス。

 

残り6.3km。集団とは3分18秒差に。

 

もう少しで半分を登る。

 

ベン・スウィフトが引き終わり、ヨナタン・ナルバエスにスイッチ。

 

Israel – Premier Techのマルコ・フリゴが捕まる。

 

ヨナタン・ナルバエスが引き終わるとテイメン・アレンスマンがいくのか。

 

ヨナタン・ナルバエスがペースをあげる。

 

残り4.1kmで2分54秒。あまり縮まっていない。

 

ヨナタン・ナルバエスが引き終わり、テイメン・アレンスマンが引き出す。

 

アマヌエル・ゲブレイグザブハイアーも捕まる。

 

残り3.3km。2分56秒とテイメン・アレンスマンのペースとそれほど変わらない。

 

テイメン・アレンスマンの引きで、Decathlon AG2R La Mondiale Teamのベン・オコナーが切れてしまう。

 

残り2.6kmで2分26秒差に。

 

ダニエル・マルティネスがアタック。

 

タデイ・ポガチャルがすぐに張り付く。

 

あっという間に絞られる。

 

牽制となったところでタデイ・ポガチャルが先頭に立つ。

 

タデイ・ポガチャルが踏み込み始めた。

 

あ~、あっというまに差が開く。

 

残り2km。2分7秒あるので追いつくことはない。

 

残り1.7kmで1分55秒差。

 

凄いスピードで追い上げていく。

 

ロマン・バルデは、ここでタイム差を稼がないと何故チームが追ったのかわからなくなる。

 

タデイ・ポガチャルは、またもタイム差を稼ぐことに成功している。誰もポガチャルを追えない。

 

アントニオ・ティベッリが先頭を引く。

 

テイメン・アレンスマンが、追いつきそうだが、少し離れる。

 

アントニオ・ティベッリは、猛烈なスピードでゴールに向かう。

 

ゲオルク・シュタインハウザーは、笑顔でゴールエリアに。

 

信じられないと何度も頭を振っている。

 

  

ようやくハンドルから手を離した。

 

さあ、勢いをつけて。

 

勝利のバンザイだ。

 

22歳でグランドツアー初出場でプロ初勝利を手に入れることができた。直前のツアー・オブ・アルプスで落車リタイヤしていたが、見事に調子を戻して勝利につなげた。

父親は元プロでT-Mobile Teamで走っておりプロ2勝。ヤン・ウルリッヒは元叔父さんだ。

 

タデイ・ポガチャルは、ギアを一つあげるだけで全員を引き離した。

 

3位にはアントニオ・ティベッリが入った。この結果、ティベッリはアレンスマンに13秒、オコナーに41秒の差をつけることに成功した。

アントニオ・ティベッリはステージ3位でフィニッシュしたため、4秒のボーナス秒も獲得した。その結果、ベン・オコナーとティベッリの差は42秒に縮まった。

 

リザルト

ゲオルク・シュタインハウザーのコメント

最初の逃げ集団に入ったが、すぐに捕まってしまいましたね。

奇妙な状況だった。でもそのあと、もう一度チャンスがあったから、そうしたんだ。

クイーンステージ(シュタインハウザーは3位入賞)の後、自信がついた。実はその時すでにジロには満足していたんだけど、今日はまた勝てる脚があると感じたんだ。

うまくいったなんて信じられないよ。途中、あまり何も考えられず、本当に集中しなければならなかった。タデイ・ポガチャルのアタックが迫っていたから、最後の上りでフルに走らなければならないことはわかっていた。幸運なことに、彼は遅れてアタックしてきたんだ。

 

3位のBahrain Victorious アントニオ・ティベッリ

最後の上りでうまく走れたし、脚の調子も良かった。だから、アレンスマン(総合6位)とベン・オコナー(総合4位)にもっとタイムを稼ごうとしたんだ。

有力選手たちの中で、我々は INEOS Grenadiersを先頭に最後の上りをスタートした。それからタデジがアタックを始めたんだ。最初は彼についていこうとしたけど、ペースが速すぎて僕にも、ダニエル・マルティネスとゲラント・トーマスにも無理だった。

その後、特にオコナーとアレンスマンが荷物を降ろしたのを見て、アタックしたんだ。そしてラスト600~700メートルを全開で走り、さらに数秒を稼ごうとしたんだ。

 

4位  INEOS Grenadiersのゲラント・トーマス

フィナーレでは、消耗した残りのプロトンにいいペースを押し付けようとしたんだ。そうすることで、僕のアタックを開始したかったんだけど、結局、脚が足りなかった。でもチームにとってはいい一日だった。テイメン・アレンスマンも他の選手もみんなよくやってくれた。

第17ステージを終えて、ダニエル・マルティネスから22秒差の2位につけてますね。

僕たちは本当に互角だよ。彼が最後の上りでトライしたときも嬉しかった。タデイ・ポガチャルと一緒に登ろうと思ったけど、うまくいかなかった。これもこのレースの話だ。ポグがとても良かっただけに残念だ。

 

5位はBORA-hansgroheのダニエル・マルティネス

 

8位は INEOS Grenadiersのテイメン・アレンスマン

 

 

15位のTeam Jayco AlUlaのフィリッポ・ザナ

 

第17ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 STEINHAUSER Georg 
EF Education – EasyPost 180
16″
4:28:51
2
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 130
6″
1:24
3
 TIBERI Antonio
Bahrain – Victorious 95
4″
1:42
4
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers 80   ,,
5
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
BORA – hansgrohe 60   ,,
6
 RUBIO Einer
Movistar Team 45   ,,
7
 BARDET Romain
Team dsm-firmenich PostNL 40   ,,
8
 ARENSMAN Thymen
INEOS Grenadiers 35   1:55
9
 HIRT Jan
Soudal Quick-Step 30   ,,
10
 MAJKA Rafał
UAE Team Emirates 25   ,,
11
 FORTUNATO Lorenzo
Astana Qazaqstan Team 20   2:22
12
 O’CONNOR Ben
Decathlon AG2R La Mondiale Team 15   2:23
13
 STORER Michael
Tudor Pro Cycling Team 10   2:25
14
 QUINTANA Nairo 
Movistar Team 5   2:27
15
 ZANA Filippo
Team Jayco AlUla 2   ,,
16
 PARET-PEINTRE Aurélien
Decathlon AG2R La Mondiale Team     2:49
17
 VERMAERKE Kevin
Team dsm-firmenich PostNL     3:49
18
 PARET-PEINTRE Valentin
Decathlon AG2R La Mondiale Team     ,,
19
 GESCHKE Simon
Cofidis     4:01
20
 PIGANZOLI Davide
Team Polti Kometa     ,,
21
 CONCI Nicola
Alpecin – Deceuninck     4:19
22
 RIES Michel
Arkéa – B&B Hotels     4:28
23
 COVILI Luca
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè     4:46
24
 GROßSCHARTNER Felix
UAE Team Emirates     5:14
25
 PLAPP Luke
Team Jayco AlUla     ,,
26
 VALTER Attila
Team Visma | Lease a Bike     6:29
27
 CARUSO Damiano
Bahrain – Victorious     ,,
28
 ZAMBANINI Edoardo
Bahrain – Victorious     ,,
29
 WOOD Harrison
Cofidis     6:35
30
 GHEBREIGZABHIER Amanuel 
Lidl – Trek  
4″
6:55

総合

タデイ・ポガチャルのコメント

最初のダウンヒルの後、ドメン・ノヴァクが「”僕は登りで一日中引っ張れるし、ハードに走れる」と言っていた。ルイ・オリヴェイラとフアン・モラノも後ろから来るとわかっていたので、「いや、落ち着いて、逃げに任せよう」と言ったんだ。

そしてDsmに驚かされた。彼らはクレイジーな下りで集団を爆発させ、みんなが周りを見回していた。でもラファウ・マイカには、もし彼の調子がよければ、決勝でもいい結果を残せるはずだと言ったんだ。

 

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI   Time
1 1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 20
52″
63:31:18
2 2
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
BORA – hansgrohe  
16″
7:42
3 3
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers  
9″
8:04
4 4
 O’CONNOR Ben
Decathlon AG2R La Mondiale Team  
4″
9:47
5 5
 TIBERI Antonio
Bahrain – Victorious  
4″
10:29
6 6
 ARENSMAN Thymen
INEOS Grenadiers     11:10
7 7
 BARDET Romain
Team dsm-firmenich PostNL  
12″
12:42
8 9 ▲1
 RUBIO Einer
Movistar Team     13:33
9 8 ▼1
 ZANA Filippo
Team Jayco AlUla     13:52
10 10
 HIRT Jan
Soudal Quick-Step     14:44
11 11
 FORTUNATO Lorenzo
Astana Qazaqstan Team     16:37
12 12
 STORER Michael
Tudor Pro Cycling Team     18:27
13 13
 PIGANZOLI Davide
Team Polti Kometa  
4″
22:38
14 15 ▲1
 GESCHKE Simon
Cofidis     27:55
15 17 ▲2
 COVILI Luca
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè     31:56
16 18 ▲2
 MAJKA Rafał
UAE Team Emirates  
1″
33:16
17 20 ▲3
 PARET-PEINTRE Valentin
Decathlon AG2R La Mondiale Team  
13″
41:12
18 22 ▲4
 QUINTANA Nairo
Movistar Team  
6″
44:52
19 21 ▲2
 CARUSO Damiano
Bahrain – Victorious  
3″
44:55
20 14 ▼6
 POZZOVIVO Domenico
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè     46:25
21 23 ▲2
 CONCI Nicola
Alpecin – Deceuninck  
4″
47:30
22 16 ▼6
 BAUDIN Alex
Decathlon AG2R La Mondiale Team     50:43
23 24 ▲1
 VALTER Attila
Team Visma | Lease a Bike  
4″
54:06
24 19 ▼5
 ALEOTTI Giovanni
BORA – hansgrohe     57:53
25 29 ▲4
 PARET-PEINTRE Aurélien
Decathlon AG2R La Mondiale Team     57:54
26 30 ▲4
 RIES Michel
Arkéa – B&B Hotels     1:00:54
27 28 ▲1
 SCARONI Christian
Astana Qazaqstan Team     1:03:50
28 27 ▼1
 NARVÁEZ Jhonatan
INEOS Grenadiers  
17″
1:05:58
29 31 ▲2
 VERMAERKE Kevin
Team dsm-firmenich PostNL     1:06:00
30 33 ▲3
 ZAMBANINI Edoardo
Bahrain – Victorious     1:12:49

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 MILAN Jonathan
Lidl – Trek 284
2 2
 GROVES Kaden
Alpecin – Deceuninck 175
3 4 ▲1
 ALAPHILIPPE Julian
Soudal Quick-Step 113
4 3 ▼1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 111
5 5
 FIORELLI Filippo
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 98
6 6
 MERLIER Tim
Soudal Quick-Step 93
7 7
 PIETROBON Andrea
Team Polti Kometa 91
8 8
 NARVÁEZ Jhonatan
INEOS Grenadiers 66
9 13 ▲4
 BALLERINI Davide
Astana Qazaqstan Team 63
10 9 ▼1
 MAESTRI Mirco
Team Polti Kometa 58

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 230
2 6 ▲4
 PELLIZZARI Giulio
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 148
3 10 ▲7
 STEINHAUSER Georg
EF Education – EasyPost 130
4 5 ▲1
 QUINTANA Nairo
Movistar Team 114
5 2 ▼3
 SCARONI Christian
Astana Qazaqstan Team 92
6 3 ▼3
 GESCHKE Simon
Cofidis 78
7 8 ▲1
 ALAPHILIPPE Julian
Soudal Quick-Step 77
8 4 ▼4
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
BORA – hansgrohe 72
9 7 ▼2
 PARET-PEINTRE Valentin
Decathlon AG2R La Mondiale Team 55
10 9 ▼1
 BARDET Romain
Team dsm-firmenich PostNL 47

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 TIBERI Antonio
Bahrain – Victorious 63:41:47
2 2
 ARENSMAN Thymen
INEOS Grenadiers 0:41
3 3
 ZANA Filippo
Team Jayco AlUla 3:23
4 4
 PIGANZOLI Davide
Team Polti Kometa 12:09
5 7 ▲2
 PARET-PEINTRE Valentin
Decathlon AG2R La Mondiale Team 30:43
6 5 ▼1
 BAUDIN Alex
Decathlon AG2R La Mondiale Team 40:14
7 6 ▼1
 ALEOTTI Giovanni
BORA – hansgrohe 47:24
8 8
 VERMAERKE Kevin
Team dsm-firmenich PostNL 55:31
9 10 ▲1
 ZAMBANINI Edoardo
Bahrain – Victorious 1:02:20
10 9 ▼1
 VANSEVENANT Mauri
Soudal Quick-Step 1:02:50
残り2.2kmからのフル動画

こちらはハイライト動画

 

 

 

コメント

  1. べるげん より:

    お父さん、Eurosportで解説していたみたいですね。動画見ましたがゴール前から感極まっていました…。

    • ちゃん より:

      元プロ選手で、息子がジロで勝利するのとなると、涙してしまうでしょうね。ゲオルク・シュタインハウザーも、良いクライマーになりそうです。

  2. 毎日読者K より:

    いそいえばまた最近ダニアーノのになってますね、変換がうまくいってないのかな。
    一度はなおってたんですが。笑

    • ちゃん より:

      過去記事含めて修正しまた。かるーぞで、ダニアーノ・カルーゾとダミアーノ・カルーゾが登録されてました。一度、変換で出ると間違ってそのままというパターンでした。
      また、教えて下さい

      • 毎日読者K より:

        間違ってる方の登録は消しておくと良いかもしれませんね。
        カルーゾは今大会目立った動きはありませんでしたね。ホワイトジャージ獲得に貢献してたのかな。

        • ちゃん より:

          元も、ダミアーノ・カルーゾは、実力がありながらスーパーアシストとして走っていた選手。
          2021年にジロで総合2位となったことでリーダーの役割も回ってきてますね。ただ、年齢的にも36歳なので、自分がステージを狙える場面は中々回ってこないでしょうね。

  3. べるげん より:

    後はレムコが度々レコムになっていたりとか…

    その度に某ミスターボイスで「レコムしてますか」と脳内に流れます(笑)

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