ヨナス・ヴィンゲゴーは、残り100kmでパンク。道路脇にたたずむヨナス・ヴィンゲゴーの姿が見られている。
その後、チームメイトのヤン・トラトニクのバイクを借りて走り続けた。バイク交換はしてないようで、ゴールまで走り続けている。
プロなので、少しでもポジションが違うとわかるし、違和感もあるはず。それでも使い続けた理由をチームのスポーツディレクターが答えている。
バイクについては
Two Punctures and Racing on the Wrong Bike: Jonas Vingegaard Survives Tour de France Gravel Nightmare#tdf2024https://t.co/fVyf1Ard1E
— Velo (@velovelovelo__) July 8, 2024
上記の写真のようにゼッケンナンバー7はヤン・トラトニクのバイク。ヨナス・ヴィンゲゴーは175cm、58kg。ヤン・トラトニクは173cm、65kg。少し違うように思えるのだけど。
これについて、スポーツディレクターのグリシャ・ニールマンが答えている。
「ヤン・トラトニクとヨナス・ヴィンゲゴーのシートの高さは1ミリ違い、その他の寸法もほとんど同じだ。
そのため、トラトニクはステージの最初から、ヴィンゲゴーのすぐ近くを走り、不具合が発生した場合にすぐに駆けつけられるよう、常にヴィンゲゴーの後ろを走ることが仕事だった。
セクターNo.12では、トランジションは完璧に行われ、ヨナスはチームメイトのバイクに問題がなかったため、彼も最後まで走った。
ヨナスはバイクに乗りやすいと感じていた。だからレース後半にバイクを交換するリスクは冒さなかった。
ステージ前にヤンのマシンを意図的に変更したわけではないが、ヨナスとほぼ同じディメンションのマシンを意図的に使用した。」
バイク交換のことも考えて、チームのメンバーも考えられているということか。レースでは、常にヨナス・ヴィンゲゴーの後ろをヤン・トラトニクが走っているようだ。
ヨナス・ヴィンゲゴーの走りについて
上記はレムコ・エヴェネプールが批判したヨナス・ヴィンゲゴーの走りだ。レムコは首振ってますね。
ただ、ケガからの復帰、バイクは自分のものでない。得意の登りでもない。逆襲を受ける可能性が高いなど、ヨナス・ヴィンゲゴーが一緒に走らない理由は沢山あるのも確か。
間違いなく最後は、二人がアタック合戦をするでしょうからね。
この点について、ヨナス・ヴィンゲゴーが答えている。
ライバルたちと同じタイムで無事にゴールできてとてもうれしい。特に今日は、不運に見舞われたとはいえ、完全に免れることはできなかった。
ヤンの正確なハンドリングのおかげで、すぐに彼のマシンに飛び乗ることができた。彼は同じようなサイズのバイクを持っていて、おかげで私は何の問題もなく自分の道を進むことができた。
彼とチームのみんなには本当に感謝している。今日はずっといいポジションにいた。グラベル・セクターに入ったときも、常に理想的な位置につけていた。
最後のセクターの1つで、タデイは小さなギャップをつかんだ。あそこは砂利と石がゆるくて、僕のセクターではなかった。僕の体重ではバイクをコントロールするのは難しかった。
でも幸運なことに、僕には超強力なチームメイト(マッテオ・ヨルゲルソン)がいて、常にポジションをキープしてくれた。
セクターによって差があった。グラベルがいいところでは、ついていくのはそれほど難しくなかった。でも他のセクターでは、彼の方が有利だった。
レムコがいくつかのセクターで後方を走っていたことは、アタックするサインにはなりませんでしたか?
アタックはしたくなかったけど、走り抜けることは考えた。でも、チームメイトがいたほうがいいからね。ワウト・ファンアールトとクリストフ・ラポルトがいたほうが、いつも僕にとっていいんだ。
プロトン全体にとってストレスの多い1日だったけど、うまく乗り切れた。タデイは今日、個人として最も強かったが、Team Visma | Lease a Bikeはとても強いチームだった。
ヨナス・ヴィンゲゴーは、非常にクレイバーだ。間違いなく第3週で自分の走りを登りで披露するはずだ。
コメント