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2023ブエルタ・ア・サンファン第6ステージ 競輪場のスプリントを制したのは?

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Image credit: tiempodesanjuan
この記事は約17分で読めます。

第5ステージのクイーンステージでは、ミゲルアンヘル・ロペスが何度もアタックをかけて成功。見事な逃げ切りをみせてくれた。

力はあるのだけど、これ以降UCIレースに連続して出場していくことが出来ない。ワールドチームへの復帰は難しいだろう。

 

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第6ステージ ヴィンセンテ・シャンカイ競輪場~ヴィンセンテ・シャンカイ競輪場 144.9km

コースマップ photo vueltaasanjuan

 

アルト・コロラドへの厳しい山岳ステージの後、スプリンターステージが戻ってくる。

スタートとゴールは、2025年にトラックサイクリング世界選手権が開催されるビセンテ・シャンカイ競輪場となる。競輪場の名前は、1998 年に亡くなったアルゼンチンの元サイクリスト、ヴィンセンテ・シャンカイにちなんで付けられている。

最初の50kmには、Ullum貯水池の周りに2つの3級山岳がある。その後はほぼ平坦なコースとなる。

最終段階では、ライダーはブドウとオリーブで知られる地域であるポシートのローカルラップを3周する。競輪場の近くでスプリントだ。

 

  1. 3級山岳 Digue de Ullum  2km・3.8%
  2. スプリントポイント  Ullum
  3. 3級山岳  Digue  Punta Negra 1km・8.6%
  4. スプリントポイント Pocito 

 

スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

アルゼンチンは今日も快晴。ただ、気温が30℃以上となると厳しい。

 

逃げたいメンバーが前でアタックを繰り返す。

 

4人が少し抜け出した。

 

3級山岳 Digue de Ullum  2km・3.8%

3級山岳を通過。

  1. ファン・パブロ・ドッテイ(Sindicato de Empleados Públicos of San Juan) 3ポイント
  2. Emiliano Ibarra (Gremios por el Deporte – Cutral Co) 2ポイント
  3. Gerardo Matías Tivani(Agrupación Virgen de Fatima – San Juan Biker Motos)1ポイント

 

残り109.5kmで7人が逃げている。マキシミリアーノ・リケーゼに、リケーゼの兄貴も乗っている。

  1. ファン・パブロ・ドッテイ(Sindicato de Empleados Públicos of San Juan)
  2. Emiliano Ibarra (Gremios por el Deporte – Cutral Co)
  3. Gerardo Matías Tivani(Agrupación Virgen de Fatima – San Juan Biker Motos)
  4. マキシミリアーノ・リケーゼ Argentinië
  5. フィリッポ・マグリ Green Project-Bardiani CSF-Faizanè
  6. Rafael Lourenço (APHotels and Resorts – Tavira)
  7. Mauro Abel Richeze (Chimbas Te Quiero)

 

3級山岳  Digue  Punta Negra 1km・8.6%

先頭が3級山岳通過

  1. ファン・パブロ・ドッテイ(Sindicato de Empleados Públicos of San Juan) 3ポイント
  2. Emiliano Ibarra (Gremios por el Deporte – Cutral Co) 2ポイント
  3. マキシミリアーノ・リケーゼ(Argentina) 1ポイント

 

マキシミリアーノ・リケーゼが乗った7人の逃げは、50秒のタイム差で逃げている。

 

7人は快調に逃げている。ただ、ファン・パブロ・ドッテイ(Sindicato de Empleados Públicos of San Juan)が2分7秒遅れの総合15位なので、大きなタイム差は与えられない。

 

残り71.7kmでタイム差は2分12秒。ファン・パブロ・ドッテイ(Sindicato de Empleados Públicos of San Juan)がバーチャルリーダーになっている。

当然、ミゲルアンヘル・ロペスのいるTeam Medellin – EPMが集団を引く。

 

逃げに乗っているマキシミリアーノ・リケーゼがサボートカーに水を貰いに行っている。明日はスプリントを狙うだろうから、テレビに映るのは最後となるかも。

 

残り51.3kmでタイム差は1分55秒に。

 

レムコ・エヴェネプールは、INEOS Grenadiersのブランドン・リベラと話しながら走っている。

 

スプリントポイント Pocito 

最後のスプリンポイントを通過。

  1. Gerardo Matías Tivani(Agrupación Virgen de Fatima – San Juan Biker Motos) 3ポイント
  2. ファン・パブロ・ドッテイ(Sindicato de Empleados Públicos of San Juan) 2ポイント
  3. Emiliano Ibarra (Gremios por el Deporte – Cutral Co) 1ポイント

 

集団は1分20秒遅れでスプリントポイントを通過。

 

残り33.7kmでタイム差は1分18秒差。マキシミリアーノ・リケーゼは、しっかりと先頭交代に入っている。

 

残り27.9km。タイム差は47秒と縮まっていく。

 

残り24kmで36秒差と射程圏内に。ひとりずつ逃げが捕まっていく。

 

もう、集団は後ろだ。

 

あ~、3人が諦めた。

 

Green Project-Bardiani CSF-Faizanèのフィリッポ・マグリが単独となって粘る。残りは吸収された。

 

残り17.6kmでフィリッポ・マグリも捕まり、逃げは消滅となった。

 

残り9.8km。集団はスプリントに向かって進む。

 

残り4km。各チームがトレインを組む。

 

Soudal – Quick Stepは、ピーター・セリー、レムコ・エヴェネプール、イブ・ランパールト、ミケル・モルコフ、ファビオ・ヤコブセンと完璧な並び。

 

残り2.7km。レムコ・エヴェネプールが先頭に立つ。

 

さあ、レムコトレインが爆発するか?

 

残り1.3kmで時速65km/h。

 

さらに、残り1.1kmで73km/hに~。

 

レムコが引き終わった。流石に向かい風が強いのかゴール前までは持たない。

 

イブ・ランパールトは、トップを維持出来ない。

 

道路が広すぎる。

 

イブ・ランパールト、ミケル・モルコフもおらず、ファビオ・ヤコブセンは単独。ゴール前でTeam DSMが先頭を固める。

 

ファビオ・ヤコブセンとサガンは並んでいる。右側からBORA-hansgroheのダニー・ファンポッペルがサム・ベネットを引いて上がる。

 

残り200m。ファビオ・ヤコブセンは2番手でいい位置だ。

 

ダニー・ファンポッペルの引きから、ファビオ・ヤコブセンとサム・ベネットが発射!

 

左から、サム・ベネット、フェルナンド・ガビリア、ファビオ・ヤコブセン、サム・ウェルスフォードが並んだ!

 

ゴールで4人がハンドルを投げる!

勝ったのは誰だ?

 

あ~、勝ったのは一番左のサム・ウェルスフォードだ!

 

サム・ウェルスフォードが勝利を確信して喜びのガッツボーズ。

サム・ウェルスフォードは27歳。2022年からTeam DSMに在籍しており、トラックのスぺシャリスト。

  • 2016年、2017年、2019年の世界選手権チームパーシュートの優勝メンバー
  • 2019年 スクラッチ世界王者
  • 2016リオデジャネイロオリンピックでチームパーシュート銀メダル
  • 2021東京オリンピックでチームパーシュート銅メダル

オリンピックのメダリストだ。2022ツアー・オブ・ターキー第5ステージでプロ初勝利をあげており、今回がプロ2勝目となった。

 

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リザルト

サム・ウェルスフォードのコメント

チームは素晴らしかった。みんながいなかったらできなかった。彼らは一週間ずっとそうしていたように、一日中私を守ってくれた。チームは私を信じてくれている。

彼らはこのスプリントが私に合っていると言ってくれた。チームが完全にコミットされた最後の5キロ。私たちは本当にこの勝利に値すると思う。この勝利は本当にチームのものだ。

 

スプリントに向けてはどうでしたか?

逃げの後は、本当のスプリントに向けて非常に速いランナップだった。スプリントでは時速75キロに達したと思うので、本当に速かった。最後の5キロは本当に大変だった。

初めてのアルゼンチンのレースはどうですか?

本当に素晴らしいと思う。ステージ全体を通して、観客は本当に私たちをサポートしてくれる。競輪場の直前、ここのフィニッシュを見てほしい。大衆も最後の数キロに並んでいた。ここで勝てて本当に良かったと思う。

 

2位のサム・ベネットのコメント

少し下り坂で、前線からリードするのが非常に難しい決勝だった。唯一の問題は、ギアが足りなくなったことだった(笑)。

 

4位のファビオ・ヤコブセンのコメント

とても速いスプリントだった。少し早すぎたかもしれないが、このような広い道路ではタイミングが難しい。僕はほんの一瞬だけ1位になったが、スリップストリームから有利な風を受けて出てきた選手たちは、ほんの少しスピードがあった。

それがスプリントだ。勝つこともあれば、負けることもある。明日もう一度チャンスがあるので、また頑張る。

 

第5ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 WELSFORD Sam
Team DSM 20
10″
3:03:39
2
 BENNETT Sam
BORA – hansgrohe 15
6″
,,
3
 GAVIRIA Fernando
Movistar Team 10
4″
,,
4
 JAKOBSEN Fabio
Soudal – Quick Step 5   ,,
5
 VIVIANI Attilio
Team Corratec 3   ,,
6
 SAGAN Peter
TotalEnergies     ,,
7
 SYRITSA Gleb
Astana Qazaqstan Team     ,,
8
 VIVIANI Elia
INEOS Grenadiers     ,,
9
 ZANONCELLO Enrico
Green Project-Bardiani CSF-Faizanè     ,,
10
 PINAZZI Mattia
Italy     ,,
11
 VAN POPPEL Danny
BORA – hansgrohe     ,,
12
 VERMAERKE Kevin
Team DSM     ,,
13
 PITA Cristian David
Team Banco Guayaquil – Ecuador     ,,
14
 NIZZOLO Giacomo
Israel – Premier Tech     ,,
15
 JURADO Christofer Robín
Panamá es Cultura y Valores     ,,
16
 ROSAS Laureano
Gremios por el Deporte – Cutral Co     ,,
17
 BONILLO Iker
Green Project-Bardiani CSF-Faizanè     ,,
18
 HARO Wilson
Team Banco Guayaquil – Ecuador     ,,
19
 ESCUELA Ricardo
Municipalidad de Pocito     ,,
20
 ABERASTURI Jon
Trek – Segafredo     ,,
21
 SALGUEIRO Carlos
APHotels and Resorts – Tavira     ,,
22
 ARCHIBOLD Franklin
Panamá es Cultura y Valores     ,,
23
 ROJAS Vicente
Chile     ,,
24
 OSS Daniel
TotalEnergies     ,,
25
 RUBIO Einer Augusto
Movistar Team     ,,
26
 LONARDI Giovanni
EOLO-Kometa     ,,
27
 KONYCHEV Alexander
Team Corratec     ,,
28
 RANGEL Vinicius
Movistar Team     ,,
29
 MÄRKL Niklas
Team DSM     ,,
30
 ANDRESEN Tobias Lund
Team DSM     ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI   Time
1 1
 LÓPEZ Miguel Ángel
Team Medellin – EPM 5
10″
23:17:16
2 2
 GANNA Filippo
INEOS Grenadiers  
10″
0:30
3 3
 HIGUITA Sergio
BORA – hansgrohe  
4″
0:44
4 5 ▲1
 RUBIO Einer Augusto
Movistar Team     0:50
5 6 ▲1
 RIVERA Brandon Smith
INEOS Grenadiers     1:01
6 7 ▲1
 PAREDES César Nicolás
Sindicato de Empleados Públicos of San Juan     1:19
7 8 ▲1
 EVENEPOEL Remco
Soudal – Quick Step     ,,
8 9 ▲1
 VERMAERKE Kevin
Team DSM     1:30
9 10 ▲1
 RICCITELLO Matthew
Israel – Premier Tech     1:41
10 11 ▲1
 SIMMONS Quinn
Trek – Segafredo  
13″
1:46
11 12 ▲1
 MESSINEO Leandro Carlos
Chimbas Te Quiero     1:56
12 13 ▲1
 TIVANI German Nicolás
Team Corratec     1:59
13 14 ▲1
 LAZKANO Oier
Movistar Team     2:00
14 15 ▲1
 DOTTI Juan Pablo
Sindicato de Empleados Públicos of San Juan  
7″
2:05
15 16 ▲1
 CRAS Steff
TotalEnergies  
1″
2:11
16 17 ▲1
 ROJAS Vicente
Chile     2:12
17 18 ▲1
 GONZÁLEZ Abner
Movistar Team     ,,
18 19 ▲1
 TEJADA Harold
Astana Qazaqstan Team     2:16
19 20 ▲1
 FRIGO Marco
Israel – Premier Tech     2:18
20 22 ▲2
 LAMPAERT Yves
Soudal – Quick Step     2:28

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 TAROZZI Manuele
Green Project-Bardiani CSF-Faizanè 24
2 2
 JURADO Christofer Robín
Panamá es Cultura y Valores 19
3 6 ▲3
 DOTTI Juan Pablo
Sindicato de Empleados Públicos of San Juan 14
4 3 ▼1
 LÓPEZ Miguel Ángel
Team Medellin – EPM 10
5 4 ▼1
 GANNA Filippo
INEOS Grenadiers 8
6 7 ▲1
 MENDEZ Marcos Omar
Argentina 8
7 8 ▲1
 HIGUITA Sergio
BORA – hansgrohe 6
8 9 ▲1
 GANDIN Stefano
Team Corratec 6
9 10 ▲1
 CONTRERAS Emiliano
Chimbas Te Quiero 4
10 11 ▲1
 MESSINEO Leandro Carlos
Chimbas Te Quiero 4

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 RICCITELLO Matthew
Israel – Premier Tech 23:18:57
2 2
 SIMMONS Quinn
Trek – Segafredo 0:05
3 3
 ROJAS Vicente
Chile 0:31
4 4
 VACEK Mathias
Trek – Segafredo 2:43
5 5
 BRENNER Marco
Team DSM 6:55
6 6
 ANDRESEN Tobias Lund
Team DSM 9:04
7 7
 RANGEL Vinicius
Movistar Team 12:24
8 8
 DÍAZ Rodrigo Daniel
Municipalidad de Rawson 19:42
9 9
 QUINTANA Hector Exequiel
Chile 23:17
10 10
 BONILLO Iker
Green Project-Bardiani CSF-Faizanè 27:40

 

 

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