2023 ツアー・オブ・ブリテン第7ステージ　ワウト・ファンアールトのリーダージャージは?

第6ステージで、ようやくJumbo-Vismaの連勝記録が破られた。

総合トップは、ワウト・ファンアールトで変わらない。ツアー・オブ・ブリテンにはボーナスタイムがないので、2位以下は3秒で52人が並んでいる。

第7ステージでは集団スプリントにはなりそうもない。そろそろ総合タイムも変わってきそうなステージとなる。

 

第7ステージ  テュークスベリー～グロスター 170.9km

 

スタートはテュークスベリーで行われる。 このステージには平坦がないので、ゴールで大量スプリントとなることはなさそうだ。

ゴール手前30kmには2級山岳クローリーヒルがある。最大勾配15%で差がつくのは間違いない。さらに、山岳ポイントのない登り(2km・5%、max16%) がある。

ウェールズ国境に近いこの美しい港町では、逃げ切りしたライダーが迎えられるかもしれない。

 

1. 2級山岳　ウィンチコム ヒル  1.8km・9.5%
2. スプリントポイント　Dursley
3. 2級山岳　クローリー ヒル　1.7km・8.1%　max15%

 

スタート前

リーダーのワウト・ファンアールトは、3秒のリードを上手く守らないといけない。集団ゴールならば、OKだけど果たして。

 

オラフ・コーイはポイント賞ジャージを着用。今日はスプリントには参加出来ないかな～。

 

第7ステージスタート時の4賞ジャージ着用者は

• 総合　ワウト・ファンアールト　Jumbo-Visma
• ポイント賞　オラフ・コーイ　Jumbo-Visma
• 山岳賞　ジェームス・フーシェ　Bolton Equities Black Spoke
• 新人賞　キャスパー・ヴァン・ユーデン　Team dsm – firmenich

Movistar Teamのフェルナンド・ガビリアは、昨日の落車でDNFとなっており、スタートしていない。

 

オフィシャルスタート。

 

まずは、TDT-Unibet Cycling TeamやUno-X Pro Cycling Teamが攻める。

 

今日は中々決まらない。このステージで総合が決まってくるので当然か。

 

昨日に続いてTDT-Unibet Cycling Teamのアブラム・ストックマンがアタック。

 

山岳賞のジェームス・フーシェがきた。

 

二人の逃げが完成。

1. アブラム・ストックマン　TDT-Unibet Cycling Team
2. ジェームス・フーシェ　Bolton Equities Black Spoke

 

アブラム・ストックマンは、追走しているチームメイトを待っている。

 

集団はINEOS Grenadiersが引いている。ピドコックで狙うか。

 

追走が追いついて3人となった。

1. アブラム・ストックマン　TDT-Unibet Cycling Team
2. ハートハイス・デ・フリース　TDT-Unibet Cycling Team
3. ジェームス・フーシェ　Bolton Equities Black Spoke

 

集団から追走がかかる。

 

コナー・スフィフトが6人の追走の先頭を引く。

 

あと18秒で先頭に追いつくが、集団も離れていない。

 

集団がカーブの狭い道で落車。Jumbo-Vismaのヨス・ファンエムデンだ。

• ヨス・ファンエムデン　Jumbo-Visma
• カルロス・ベローナ　Movistar Team

 

2級山岳　ウィンチコム ヒル  1.8km・9.5%

先頭は2級山岳に。だが、集団に追いつかれる。

 

INEOS Grenadiersのベン・ターナーが集団からアタックをかけて先頭に追いついた。

 

ベン・ターナーは先頭に立った。

 

後方からQ36.5 Pro Cycling Teamのマーク・ドノヴァンがきた。

 

マーク・ドノヴァンが2級山岳をトップ通過。

1. マーク・ドノヴァン　Q36.5 Pro Cycling Team　6ポイント
2. ベン・ターナー　INEOS Grenadiers　5ポイント
3. ジェームス・フーシェ　Bolton Equities Black Spoke　4ポイント
4. ネーサンファン・フーイドンク　Jumbo-Visma　3ポイント
5. ワウト・ファンアールト　Jumbo-Visma　2ポイント
6. コナー・スフィフト　INEOS Grenadiers　1ポイント

 

Jumbo-Vismaのオラフ・コーイは集団最後尾。

 

集団はJumbo-Vismaが引きだす。

 

集団から元Alpecin-Fenixのアレクサンダー・リチャードソンがアタック。追走に出た。

 

追走は3人に。

 

追走3人は、先頭まで57秒。

 

追走が追いついた。

1. マーク・ドノヴァン　Q36.5 Pro Cycling Team　
2. ベン・ターナー　INEOS Grenadiers　
3. アブラム・ストックマン　TDT-Unibet Cycling Team
4. JOHNSTON Liam　(Trinity racing)
5. アレクサンダー・リチャードソン(Bolton Equities Black Spoke)

 

残り126.9kmで3分4秒差。

 

残り86.3km。タイム差2分51秒。

 

集団はJumbo-Vismaが引いている。

 

ジェームス・フーシェがパンクしており、サポートカーを呼んでいる。残り56.6kmで2分51秒差。

 

ベン・ターナーは補給中。

 

残り32.4kmで1分55秒差に。そろそろ登りに入る。

 

スプリントポイント　Dursley

マーク・ドノヴァン先頭でスプリントポイントを通過。

 

2級山岳　クローリー ヒル　1.7km・8.1%　max15%

先頭が登りに向かう。

 

オラフ・コーイの引きから、ワウト・ファンアールトがアタック!

 

先頭で集団を破壊していく。

 

先頭が2級山岳を通過。

 

ワウト・ファンアールトは攻撃を止めない。

 

ワウト・ファンアールトは頂上で後ろを振り返って人数を確認。後ろはINEOS Grenadiersのマグナス・シェフィールド。

1. マーク・ドノヴァン　Q36.5 Pro Cycling Team　6ポイント
2. ベン・ターナー　INEOS Grenadiers　5ポイント
3. JOHNSTON Liam　(Trinity racing)　4ポイント
4. アレクサンダー・リチャードソン(Bolton Equities Black Spoke)　3ポイント
5. アブラム・ストックマン　TDT-Unibet Cycling Team　2ポイント
6. ワウト・ファンアールト　Jumbo-Visma　1ポイント

 

さらに追走がワウト・ファンアールトのグループを追っている。合流しそうだ。

 

先頭は残り13.8kmで29秒差。

 

登りで抜け出していたワウト・ファンアールトのグループは集団に吸収される。

 

集団で落車。INEOS Grenadiersのカルロス・ロドリゲスだ。

 

この時にすでにワウト・ファンアールトがアタックをかけていた。

 

ワウト・ファンアールトが抜け出している。

 

先頭を一気に抜いていく。

 

先頭集団のベン・ターナーとマーク・ドノヴァンが粘る。

 

先頭は3人に。先頭集団の二人が頑張って張り付けている。

 

後続から誰か追ってきている。

 

追いついたのは英国代表で走っているスティーブン・ウィリアムズ(Israel – Premier Tech)だ。

 

先頭は4人に。

 

残り8km。追走は13秒差。

 

追走からBORA – hansgroheのニルス・ポリッツがアタック。

 

ニルス・ポリッツのアタックで、先頭に追走が追いつく。

 

先頭は少し牽制。

 

するとワウト・ファンアールトがアタック!

 

後ろはお見合いしてしまう。

 

残り3.8km。

 

翼を与えられたワウト・ファンアールトが爆走。

 

残り2.3kmで7秒差に。

 

Uno-X Pro Cycling Teamが二人先頭で追っている。

 

残り1.2kmで4秒差に。

 

3秒と縮まる。流石に逃げ切れないか。

 

ワウトは諦めた。

 

ワウトが抜かれていく。あとは集団についてゴールすれば総合は守れる。

 

ラスムス・ティレルが先頭でスプリント!

 

ラスムス・ティレルが先頭。

 

後ろでUno-X Pro Cycling Teamのトビアスハラン・ヨハンネセンが手を上げている。

 

  

 

 

 

 

 

ラスムス・ティレルが見事にスプリントを制した!

ラスムス・ティレルは、2023ドワルス・ドール・ヘット・ハーヘラントでキャリア4勝目を上げていた。

今回の勝利でシーズン2勝目となっている。ワウト・ファンアールトをトビアスハラン・ヨハンネセンと追ってから勝利しているのは大きい。

 

リザルト

ラスムス・ティレルのコメント

ファンアールトを連れ戻すには率先して行動しなければならないことは分かっていた。 とても気分がいい。ここ数日は全力疾走だったので、今日のライドまで待たなければならなかった。

コースは我々によく合っていたので、勝利に満足している。トビアスハラン・ヨハンネセンとファンアールトが登りで発進したが、私には彼らについていく力がなかった。

幸いにも戻ってくることができた。スプリントでは最終的には戦術が重要だった。私たちは何かをしなければならないことを知っていたし、それを実行した。

2つの登山と、フライトがまだ遠いという難しい1日だった。他のチームが助けようとしなかったため、Jumbo-Vismaは何かをしなければならなかった。

日曜日の最終ステージではチームメイトのトビアスハラン・ヨハンネセンをアシストしますか?

ついて行こうと思うけど、ステージはずっと難しい。私は主に自分のペースでいく。

 

第7ステージリザルト

総合

ワウト・ファンアールトのコメント(チーム公式サイトより)

一瞬、いい感じだと思ったけど、チェイサーが強すぎた。まだ自分自身を空にすることができる使用人がたくさんいた。 今日はいい気分だった。

その後、熱心に乗りすぎたのかもしれないが、少なくとも全力を尽くした。チームの働きに勝利で報いることができれば良かっただろう。

 残り1日となった時点で、リーダージャージを着ており、大勢のライダー集団に対して3秒の差をつけていますね。

まだ首位でいられてうれしい。我々は残り1ステージで良いスタート地点に立っているが、まだ終わっていないことは確かだ。

今日はすぐに孤立してしまったことに気づいたので、明日はもっと慎重にレースをしたほうがいいかもしれない。明日はマンツーマンの決闘になると思う。

最も強い者が勝つでしょう、できればそれが私たちです。

ポイント賞

山岳賞

新人賞