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2023 サウジツアー第3ステージ 登りスプリントを制したのは意外にも

海外情報
Photo credit: APAAME on VisualHunt
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第1ステージは、ディラン・フルーネウェーヘンが勝利。

そして、第2ステージでは、ディラン・フルーネウェーヘンがブジャの巨人ジョナサン・ミランに敗れた。

第3ステージは、これまでと違いゴールが少し登っている。この登りスプリントをスプリンターが残って勝負できるのかが明暗を分けそうだ。

 

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第3ステージ   アンマンシア駅~アブ・ラカ 159.2km

コースプロフィール Image credit: thesauditour

 

アンマンシア鉄道駅をスタートして、コースは少しずつ登っていく。最終的には500mくらい標高が上がっている。

昨日のように風を利用した動きがあるとスプリンターが残れない可能性もあるコースだ。ここはパンチャー有利か。

 

  1. スプリントポイント
  2. ボーナススプリント
  3. スプリントポイント

 

スタート

今日も快晴の中スタート。

第3ステージの4賞のジャージを着用しているのは

  • 総合 ディラン・フルーネウェーヘン Team Jayco AlUla
  • ポイント賞 マキシミリアン・ヴァルシャイド Cofidis
  • MOST ACTIVE RIDER マーカス・サンダー・ハンセン(Uno-X Pro Cycling Team) 
  • 新人賞 ジョナサン・ミラン Bahrain Victorious

 

今日は逃げも人数を揃えて貰いたいところ。

 

5人の逃げ

今日はUKYOから山本大喜が乗っている。5人の逃げだ。

  1. ALABDULMUNIM Azzam(Saudi Arabia)
  2. JUARISTI Txomin(Euskaltel-Euskadi)
  3. Antonio Barać(Team Corratec)
  4. Giulio Masotto(Team Corratec)
  5. Masaki Yamamoto(JCL TEAM UKYO)

 

残り88.3kmでタイム差は6分30秒。集団はBahrain Victoriousが引いている。サンティアゴ・ブイトラゴでゴールを狙う。

 

スプリントポイント

山本大喜が最初に仕掛けたのだけど、ポイント獲得ならず。

  1. JUARISTI Txomin(Euskaltel-Euskadi) 3ポイント
  2. ALABDULMUNIM Azzam(Saudi Arabia) 2ポイント
  3. Antonio Barać(Team Corratec) 1ポイント

 

今日は長く逃げて貰いたい。

 

集団は、Cofidis、Team Jayco AlUla、Bahrain Victorious、Movistar Teamが先頭交代要員を出して引いている。

 

昨日優勝したジョナサン・ミランは、サポートカーで補給。今日はアシストとしてサンティアゴ・ブイトラゴを助ける。

 

残り63.4kmで4分14秒差。

 

残り58.8kmでタイム差2分42秒と詰めてきた。

 

少し下っているのか、時速79km/h。

 

Bahrain Victoriousのドゥシャン・ラヨヴィッチがパンク。スピードが上がっているところで痛い。

 

あ~、先頭集団が崩壊。山本も先頭からちぎれてしまう。

 

先頭は単独に。

  1.  JUARISTI Txomin(Euskaltel-Euskadi) 

 

逃げていたコラテックのライダーも集団に吸収される。

 

山本も集団に吸収される。

 

パンクしていたBahrain Victoriousのドゥシャン・ラヨヴィッチは、先頭に戻って集団牽引。

 

Euskaltel-Euskadiの AZURMENDI Ibaiが落車。頭を打っているのか動けない。

 

残り37.1kmでタイム差は18秒になった。

 

ボーナススプリント

ギリギリでスプリントポイントを通過。

  1.  JUARISTI Txomin(Euskaltel-Euskadi) 3ポイント
  2. ルーベン・ゲレイロ Movistar Team 2ポイント
  3. フェリックス・グロスチャートナー UAE Team Emirates 1ポイント

 

残り35.6kmで先頭も捕まってしまう。

 

残り23.3km。ゴール手前のスプリントポイントまでは下っている。最後の登りゴールが勝負となる。

 

Bahrain Victoriousのジョナサン・ミランがペースを上げる。

 

Bahrain Victoriousのドゥシャン・ラヨヴィッチが先頭から外れる。

 

残り7.3km。リーダーのディラン・フルーネウェーヘンも先頭付近にいる。

 

スプリントポイント

最後のスプリントボイントを越えた。

  1.  JUARISTI Txomin(Euskaltel-Euskadi) 3ポイント
  2. ドゥシャン・ラヨヴィッチ Bahrain Victorious 2ポイント
  3. ライナー・ケッブリンガー Bahrain Victorious 1ポイント

 

Cofidisのマキシミリアン・ヴァルシャイドが先頭を引く。

 

UAE Team Emiratesのライアン・ギボンズはディレーラーを足で蹴っていた。ギアが変わらないようだ。

 

残り2.7km。まだ、マキシミリアン・ヴァルシャイドが先頭にいる。

 

残り1.9km。UAE Team Emiratesが口火のアタックをかける。パスカル・アッカーマンだ。体調が良くなったのか?

 

すぐに、Team Jayco AlUlaのゼネク・スティバルが追い抜いていく。

 

ゼネク・スティバルに迫るのは、Bahrain Victoriousのサンティアゴ・ブイトラゴだ。

 

残り1.2km、サンティアゴ・ブイトラゴが迫る。

 

だが、後続も追いつきそうだ。

 

後続が二人に追いつく。

 

Uno-X Pro Cycling Teamがトレインを組んでいるぞ。

 

残り300m、Uno-X Pro Cycling Teamがトップだ。

 

Uno-X Pro Cycling Teamは、ソーレン・ヴァーレンショルトで狙う。

 

あっと、ここでBahrain Victoriousのジョナサン・ミランが前に出た。後ろは、Cofidisのルーベン・フェルナンデス。3番手にソーレン・ヴァーレンショルト。Astana Qazaqstan Team のケース・ボルも上がってくる。

 

ジョナサン・ミランにソーレン・ヴァーレンショルトがならびかける。

 

 

ケース・ボルも追い込んでくるぞ。

 

ジョナサン・ミランが必死に粘る。

 

 

ソーレン・ヴァーレンショルトが前に出たか?

 

あっと、勝ったのはソーレン・ヴァーレンショルトだ~!

なんと、2022世界選手権U23の個人タイムイライヤル王者のソーレン・ヴァーレンショルトが勝つなんて。

 

第1ステージでも5位に入っており、TTも強いけれど、スプリントも強いとは恐れ入った。この厳しい登りスプリントで、トレインの力もあったが、しっかりと追いこむところは凄いものがある。

ソーレン・ヴァーレンショルトは、これがプロ初勝利だが、難しいステージでは上位に顔を出してきそうだ。

2位となったジョナサン・ミランは、リーダージャージを獲得。2位にケース・ボル、3位にマックス・カンターが入り、総合上位はスプリンターが占めることになった。

 

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リザルト

ソーレン・ヴァーレンショルトのコメント

事前に予想していなかった。最後の上りがちょっと急なのは分かっていたけれど、その中に本当に急な部分があったんだ。スプリントに備えて自分をセーブするために、あそこで少し落とさせてもらった。その後も集団についていけると思っていた。完璧にいきましたね。

今は右側を選んだので、結果的に横からの風を受けにくくなった。ひどい出来だった昨日に比べれば、はるかにましだ。私たちはそこから学んだ。

プロ初勝利ですね。

ファンタスティックだ。ずっと待っていた。U23ではすでに優勝していたが、プロではまだ勝つことができなかった。チームの士気も上がりますね。

これからも頑張っていきたいと思っている。明日は、ヤクブ・ヒンズガールマッセン次第だ。彼は今日もとても強く、僕のリードアウトの1人だ。

 

第3ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 WÆRENSKJOLD Søren
Uno-X Pro Cycling Team 14   4:23:18
2
 MILAN Jonathan
Bahrain – Victorious 5   ,,
3
 BOL Cees
Astana Qazaqstan Team 3   ,,
4
 CONSONNI Simone
Cofidis     ,,
5
 GUERREIRO Ruben
Movistar Team  
2″
,,
6
 GROßSCHARTNER Felix
UAE Team Emirates  
1″
,,
7
 FORMOLO Davide
UAE Team Emirates     ,,
8
 FEDELI Alessandro
Q36.5 Pro Cycling Team     ,,
9
 KANTER Max
Movistar Team     ,,
10
 COTÉ Pier-André
Human Powered Health     ,,
11
 LÓPEZ DE ABETXUKO Andoni
Euskaltel – Euskadi     ,,
12
 TIZZA Marco
Bingoal WB     ,,
13
 FERNÁNDEZ Rubén
Cofidis     ,,
14
 MEZGEC Luka
Team Jayco AlUla     ,,
15
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious     ,,
16
 SVESTAD-BÅRDSENG Embret
Human Powered Health     ,,
17
 BARTA Will
Movistar Team     ,,
18
 ŠTYBAR Zdeněk
Team Jayco AlUla     ,,
19
 FINÉ Eddy
Cofidis     ,,
20
 AZPARREN Xabier Mikel
Euskaltel – Euskadi     ,,
21
 MEIJERS Jeroen
Terengganu Polygon Cycling Team     ,,
22
 HINDSGAUL Jacob
Uno-X Pro Cycling Team     ,,
23
 PEYSKENS Dimitri
Bingoal WB     ,,
24
 DONOVAN Mark
Q36.5 Pro Cycling Team     ,,
25
 FREDHEIM Stian
Uno-X Pro Cycling Team     0:07
26
 MÜHLBERGER Gregor
Movistar Team     0:11
27
 ALLEGAERT Piet
Cofidis     ,,
28
 VAN UDEN Casper
Team DSM     0:24
29
 DALLA VALLE Nicolas
Team Corratec     ,,
30
 MARTINELLI Davide
Astana Qazaqstan Team     ,,

総合

リーダージャージとなったジョナサン・ミランのコメント

少し計算を間違えていた。ある時点で横ばいになるだろうと思っていたが、代わりに、ダヴィテ・フォルモロが離陸しようとした場所でのさらなる急上昇が、私を苦しめた。

全速力でクライムに取り組み、私は限界に達し、ある時点で少し風が強すぎた。私はスプリントを開始しようとしたが、ソーレン・ヴァーレンショルトは本当に力強く戻ってきた。

彼は私にバイク以上のものを与えてくれたと思う。彼におめでとう、彼は確かに素晴らしいエンジンを持った少年です。

首位のジャージを着ることは大きな満足だが、明日は総合優勝を目指すサンティアゴ・ブイトラゴのために全員で戦うので、1日だけ着る。次の2日間に何が起ころうとも、文句は言えません。

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI   Time
1 2 ▲1
 MILAN Jonathan
Bahrain – Victorious 3
10″
13:24:46
2 4 ▲2
 BOL Cees
Astana Qazaqstan Team  
4″
0:08
3 5 ▲2
 KANTER Max
Movistar Team     0:16
4 11 ▲7
 GUERREIRO Ruben
Movistar Team  
2″
0:17
5 12 ▲7
 GROßSCHARTNER Felix
UAE Team Emirates  
1″
0:18
6 10 ▲4
 CONSONNI Simone
Cofidis     0:19
7 8 ▲1
 MEZGEC Luka
Team Jayco AlUla     ,,
8 9 ▲1
 COTÉ Pier-André
Human Powered Health     ,,
9 13 ▲4
 LÓPEZ DE ABETXUKO Andoni
Euskaltel – Euskadi     ,,
10 17 ▲7
 TIZZA Marco
Bingoal WB     ,,
11 25 ▲14
 FORMOLO Davide
UAE Team Emirates     ,,
12 22 ▲10
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious     ,,
13 20 ▲7
 SVESTAD-BÅRDSENG Embret
Human Powered Health     ,,
14 19 ▲5
 MEIJERS Jeroen
Terengganu Polygon Cycling Team     ,,
15 27 ▲12
 FEDELI Alessandro
Q36.5 Pro Cycling Team     ,,
16 24 ▲8
 AZPARREN Xabier Mikel
Euskaltel – Euskadi     ,,
17 29 ▲12
 HINDSGAUL Jacob
Uno-X Pro Cycling Team     ,,
18 36 ▲18
 FERNÁNDEZ Rubén
Cofidis     ,,
19 34 ▲15
 BARTA Will
Movistar Team     ,,
20 30 ▲10
 DONOVAN Mark
Q36.5 Pro Cycling Team     ,,
21 33 ▲12
 PEYSKENS Dimitri
Bingoal WB     ,,
22 32 ▲10
 ALLEGAERT Piet
Cofidis     0:30
23 37 ▲14
 MÜHLBERGER Gregor
Movistar Team     ,,
24 15 ▼9
 VAN UDEN Casper
Team DSM     0:43
25 21 ▼4
 SAINBAYAR Jambaljamts
Terengganu Polygon Cycling Team     0:47
26 16 ▼10
 VAN HOECKE Gijs
Human Powered Health     0:54
27 23 ▼4
 RIABUSHENKO Alexandr
Astana Qazaqstan Team     ,,
28 26 ▼2
 LAENGEN Vegard Stake
UAE Team Emirates     ,,
29 35 ▲6
 VAN ROOY Kenneth
Bingoal WB     ,,
30 51 ▲21
 WÆRENSKJOLD Søren
Uno-X Pro Cycling Team     0:58

ポイント

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 2 ▲1
 MILAN Jonathan
Bahrain – Victorious 27
2 1 ▼1
 GROENEWEGEN Dylan
Team Jayco AlUla 27
3 8 ▲5
 WÆRENSKJOLD Søren
Uno-X Pro Cycling Team 22
4 4
 BOL Cees
Astana Qazaqstan Team 22
5 5
 KANTER Max
Movistar Team 14
6 3 ▼3
 WALSCHEID Max
Cofidis 14
7 6 ▼1
 RAJOVIĆ Dušan
Bahrain – Victorious 12
8 13 ▲5
 CONSONNI Simone
Cofidis 9
9 7 ▼2
 BLIKRA Erlend
Uno-X Pro Cycling Team 7
10  
 GUERREIRO Ruben
Movistar Team 6

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 MILAN Jonathan
Bahrain – Victorious 13:24:46
2 2
 LÓPEZ DE ABETXUKO Andoni
Euskaltel – Euskadi 0:19
3 5 ▲2
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious ,,
4 4
 SVESTAD-BÅRDSENG Embret
Human Powered Health ,,
5 6 ▲1
 AZPARREN Xabier Mikel
Euskaltel – Euskadi ,,
6 8 ▲2
 HINDSGAUL Jacob
Uno-X Pro Cycling Team ,,
7 9 ▲2
 DONOVAN Mark
Q36.5 Pro Cycling Team ,,
8 3 ▼5
 VAN UDEN Casper
Team DSM 0:43
9 16 ▲7
 WÆRENSKJOLD Søren
Uno-X Pro Cycling Team 0:58
10 12 ▲2
 ZUKOWSKY Nickolas
Q36.5 Pro Cycling Team 1:03

 

こちらはハイライト動画

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