今回のジロ・デ・イタリアのコースには、まだ雪が残っているコースがある。
5月でも、2,000mを越える山岳では雪に覆われている。現地の状況写真が入ってきているが、今年は雪の中を走るジロとなる可能性もありそうだ。
第13ステージ ボルゴフランコ~クラン・モンタナ 208km
第13ステージでは、超級山岳と1級山岳が連続する。
- 超級山岳 グラン・サン・ベルナール 2,472m
- 1級山岳 クロワ・ド・フェール 2,167m
超級山岳のグラン・サン・ベルナール峠は、今回のジロ・デ・イタリアの最高到達地点。つまり、チマコッピとなる。
チマコッピとは
ジロのコースの中で、その年に最も標高が高い峠に敬意を表す呼称で、1965年から制定されている。チマはイタリア語で峠を意味し、コッピは自転車史上最も偉大なチャンピオンであるイタリア人選手ファウスト・コッピからその名がとられている。
Valle d’Aosta, frese al lavoro per sgomberare dalla neve la strada statale 27 sul Colle del Gran San Bernardo che percorrerà il Giro d’Italia il 19 maggio: le immagini dal drone #ColleGranSanBernardo #Valled‘Aosta #neve #Girod‘Italia #localteam pic.twitter.com/2At3QVeFrk
— Local Team (@localteamtv) April 27, 2023
ちょっとだけ雪が降ったとかという感じではない。1か月の間、毎日雪が降っていて、4mを越える雪が積もっている状態。
あと2週間だけど、雪が残っている場合には、プランBとなる。
プランBは、トンネルを通ってスイス国境を越える。こうなると7km短くなり、標高は500m低くなる。
2006年にも、このような状況でトンネルを通っている。2022ジロでも第16ステージが雪でコース短縮されている。
今年もそうなるかも。
第20ステージの山岳タイムトライヤルも
今回のジロの総合を決めるかもしれない、個人タイムトライヤルの行われる第20ステージ。ここも、コース変更の可能性がある。頂上には、多くの人が滞在できるスペースがない。
そのため、50人程度が終わると全員が下まで降りる必要がある。45分間停止するそうだ。
ファンも入れない箇所があるほどのコース。
それと、道が狭すぎるためにサポートカーもライダーについて上がれないらしい。その場合バイクサポートをつけることになるけど用意が出来そうもないとのこと。
#Giro, Stage 20 ⛰️⏱️ (Sat, 27/5). Monte Lussari earlier this week (📷). The road is now cleared of snow. Only a limited number of spectators can access the climb on ITT day. Some parts of ascent will be without fans. No cars, motos did some test rides. ➡️ https://t.co/zXceQ86FrV pic.twitter.com/B3txdlvweM
— ammattipyöräily (@ammattipyoraily) April 27, 2023
除雪はされているけど、コースの問題が残りそうだ。UCIはコースを変更するように言っている。このコースは変わるかもしれない。
そうなると楽しみが減るように思うけど、さてどうなるでしょうね。
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