2023 エトワール・ド・ベセージュ第3ステージ　　ビースト現る!

第2ステージは、狭くなった橋での落車で、レースが無効に。動画で見てみると

Queda feia na #edb2023. Prova neutralizada. pic.twitter.com/HWkF7bH0wg

— País do Ciclismo (@opaisdociclismo) February 2, 2023

 

前で逃げており、集団が狭い橋に殺到すると落車が起こってしまうのも無理はない。現在わかっているケガの状況は

• セバスチャン・グリニャール　Lotto-Dstny　救急車搬送　骨折の可能性あり
• マチュー・プルドゴー　TotalEnergies　軽傷
• アントニー・テュルジス　TotalEnergies　ふくらはぎ打撲
• ディラン・トゥーンズ　Israel – Premier Tech　顎の縫合

今日は事故のないようにお願いしたい。

 

第3ステージ　ベセージュ～ベセージュ　169.71km

 

このステージの優勝者には、マチュー・ファンデルプールの祖父、レイモンド・プリドールのお土産が授与される。

第1回から出場しており、毎年レースゲストとして招かれていた。コースは大きなループを回ってから、ベセージュの周回を回ってゴールとなる。等級のない登りも多数あり、逃げて勝つパターンもあるコースだ。

 

1. 1級山岳　Col des Brousses　2.4km・5.1%
2. 2級山岳　Mejannes-le-Clap　7.8km・2.9%
3. 1級山岳　Col des Brousses　2.4km・5.1%
4. 1級山岳　Col des Brousses　2.4km・5.1%

 

スタート前

今日も注目はLotto-Dstnyのアルノー・デリーとなりそう。ただ、チームメイトが二人DNS。これは痛い。

昨日のケガで出走しないのは、

• セドリック・ブーレンス　Lotto-Dstny
• セバスチャン・グリニャール　Lotto-Dstny
• オット・フェルハード (Trek-Segafredo),
• ベン・ヒーリー (EF Education-EasyPost)
• Marti MARQUEZ ROMAN (Equipo Kern Pharma)
• Jacob ERIKSSON (Tudor Pro Cycling Team)

 

7人の逃げ

逃げは、ドリース・デポンドを含む7人。

 

気温14℃。残り93.9kmでタイム差は2分12秒。

 

逃げはたんたんと回している。

 

残り63.4kmで2分30秒。ドリース・デポンドも前腕をハンドルにのせてる。手前のトーマス・チャンピオンもだ。

 

タイム差はあまり変わらない。

 

アルノー・デリーは、少なくなったチームメイトで勝てるだろうか?

 

先頭交代にTrek-Segafredoも加わる。

 

1級山岳　Col des Brousses　2.4km・5.1%

先頭は1分35秒まで詰められてきた。

 

先頭から遅れるライダーが出始めた。

 

先頭は4人に。

 

1級山岳ポイントを越えた。

 

残り35kmで32秒まで迫ってきた。

 

サポートカーやバイクが抜いていく。そろそろ捕まる合図だ。

 

残り1周

9秒差でゴールラインを越える。集団は後ろだ。

 

先頭は、8秒差で粘る。

 

集団は大集団のまま。

 

5秒差で先頭は粘る。

 

マッズ・ピーダスンが先頭で追ってきている。

 

残り23kmで捕まった。

 

1級山岳　Col des Brousses　2.4km・5.1%

Trek-Segafredoのジュリアン・ベルナールが先頭。

 

Cofidisが前に。

 

INEOS Grenadiersのミハウ・クフィアトコフスキが遅れる。

 

また、ジュリアン・ベルナールが先頭に立った。

 

残り20.7kmでTotalEnergiesのピエール・ラトゥールがアタック!

 

ピエール・ラトゥールのアタックで集団がバラバラに。後ろはTeam Arkéa Samsicのケヴィン・ヴォークリンだ。

 

マッズ・ピーダスンも集団が遅れる。あれだけ引いていれば仕方ない。

 

ピエール・ラトゥールの後ろは、顎を縫合したIsrael – Premier Techのディラン・トゥーンス。

 

先頭は頂上を越えて猛烈なスピードで下っている。先頭はニールソン・ポーレスだ。

 

何人かが集団の前に出ている。

 

皆足を止めている。

 

Team Arkéa Samsicのライダーが仕掛けるが。

 

ティボー・ピノや、ディラン・トゥーンスなど良いメンバーが前にいる。

 

集団が追いついてきた。

 

Team Arkéa Samsicが先頭を引く。残り12.9kmだ。

 

EF Education-EasyPostのニールソン・ポーレスがアタック!

 

Team Arkéa Samsicのケヴィン・ヴォークリンが、ニールソン・ポーレスの後ろにつく。

 

残り10.5km。二人は飛ばしまくる。

 

先頭二人に後続が追いつきそうだ。

 

後ろからTrek-Segafredoのマティアス・スケルモースイェンセンが追いつく。

 

8人が先頭集団に。いいメンバーだ。

1. Benjamin THOMAS ( Cofidis )
2. Thibaut PINOT ( Groupama-FDJ )
3. Ben TULETT ( INEOS Grenadiers )
4. Mattias SKJELMOSE JENSEN ( Trek-Segafredo )
5. Neilson POWLESS ( EF Education-EasyPost )
6. Dylan TEUNS ( Israel -Premier Tech )
7. Pierre LATOUR ( TotalEnergies )
8. Kévin VAUQUELIN ( Team Arkéa-Samsic )

 

だが、まとまりが悪い。

 

ティボー・ピノとベン・トゥレットも足が止まっている。

 

アルノー・デリーが追いつきそうだ。

 

後ろから集団が追ってくる。

 

ニールソン・ポーレスが頑張るが、アルノー・デリーが後ろの集団にいる。

 

逃げ切れない。捕まった。

 

ゴールに向けてペースが上がる。

 

ピエール・ラトゥールが粘るが。

 

ピエール・ラトゥールもあきらめたか。

 

なんと、ここでアルノー・デリーが先頭に出て引きまくる!

 

アルノー・デリーが集団をちぎろうとしている。なんで、自分からいくのだろうか?

 

アルノー・デリーがラスト1.6kmで集団を引き離す。なんというパワー!

1. アルノー・デリー　Lotto-Dstny
2. アンデルス・ハランド・ヨハネセン　Uno-X Pro Cycling Team

 

アルノー・デリーは捕まる。まあ、当然だ。

 

さあ、あとはスプリントだ。

 

あっと、後続で落車。

 

Israel – Premier Techのディラン・トゥーンスが巻き込まれている。

• バンジャマン・トマ ( Cofidis )
• ディラン・トゥーンス ( Israel-Premier Tech )
• アンデルス・ハランド・ヨハネセン ( Uno-X Pro Cycling Team ) 

 

ゴールは少し登っているぞ。

 

誰が先頭に立つか。

 

あら、なんと端からアルノー・デリーがスプリントを始めた。

 

 

なんと、そのままゴールだ!

 

 

ゴールでポーズを決める余裕もある。なんという走り。ゴール手前でアタックをかけて、最後はチームメイトのアシストなしで、勝ってしまうなんて。

まさにビーストだ。

 

リザルト

アルノー・デリーのコメント

明日は、最後のトリッキーな登りで1分半以上ロスしたくないんだ。最後の登り坂では後方にいたが、集団の中にとどまることができた。その時点では、リーダージャージのことをもっと考えていて、ステージ優勝はそれほど重要ではなかった。

幸いなことに、その後、先頭に戻れた。本当にタフな決勝だった。2つの丘はトリッキーだった。

スプリントでは、皆が僕のホイールを奪おうとしているのがわかったので、自分の位置は気にしていなかったんだ。右側に隙間があるのが見えたら、すぐに狙った。感触で。

いつからスプリントを始めたのか正確には覚えていないが、きっと正しいタイミングだったのでしょう、私は勝ったのですから(笑)。調子がいい。昨年は9回優勝したが、今回はベストの部類に入るかもしれませんね。

第3ステージリザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞