2025 アントワープ・ポート・エピック　石畳とグラベルロードを制したのは?

アントワープ・ポート・エビックは、2018年からベルギーのアントワープで開催されるワンデイレース。Antwerp Port Epic / Sels Trophy(1.1)

原点は1921年。2014年に付近の道路工事があり、2018年から1クラスのレースとしてカレンダーに戻ってきている。

 

過去の優勝者

• 2024   アレクサンダー・クリストフ
• 2023   ドリース・デポンド
  
• 2022    フロリアン・フェルメルシュ
  
• 2021　マチュー・ファンデルプール
• 2020　ジャンニ・フェルメルシュ
• 2019　アイメ・デヘント
• 2018　ギヨーム・ファンケイルスブルク

 

アントワープ～アントワープ　　182.2km

 

アントワープ港を通ってアントワープ干拓地を走るコース。

スタブルク、ベレンドレヒト、ザンドヴリエット、フーヴェネンを通るループで、未舗装の道路と石畳の帯が次々と続く。

石畳が24km。未舗装道路34kmがある。合計で、58kmのグラベルロードとなる。

 

注目のライダーは

• Alpecin – Deceuninck　ティボール・デル・グロッソ、クイントン・ヘルマンス、ティモ・キーリッヒ、ローレンス・ウィーク、ニルス・ファンデプッテ
• Arkéa – B&B Hotels　アルノー・デマール、アモリ・カピオ、フロリアン・セネシャル
• Cofidis　アレクシー・ルナール
• Intermarché – Wanty　ビニヤム・ギルマイ、アンネ・マリット、タコ・ファンデルホールン
• Red Bull – BORA – hansgrohe　サム・ウェルスフォード、ティム・ファンダイク
• Soudal Quick-Step　ティム・メルリエ、イヴ・ランパールト、ルーク・ランペルティ
• Team Picnic PostNL　ニルス・エークホフ、トビアス・ルンド・アンドレセン
• XDS Astana Team　マイク・テウニッセン
• Israel – Premier Tech　ユーゴ・オフステテール
• Lotto　アルノー・デリー、トーン・アールツ
• Q36.5 Pro Cycling Team　ジャコモ・ニッツォーロ、ミラン・ファーダー
• Team TotalEnergies　ジェフレ・スープ
• Uno-X Mobility　アーランド・ブリクラ、ラスムス・ティレル 

 

4人の逃げ

当初4人が逃げていた。

 

あっと落車。

 

Lottoのアルノー・デリーが落車。ポールにぶつかってしまい右肘から出血。リタイヤして救急車にのった。骨折はないだろうけど、検査するとのこと。

 

あっとカーブで多数が、コースミス。

 

先頭が止められた。

 

続いて集団もストップ。

 

3人の逃げ

残り82.5km。タイム差2分24秒で3人が逃げている。

1. フィリップ・マチエユク　Red Bull-BORA-hansgrohe
2. ヴァランタン・リテールロー　TotalEnergies
3. トゥール・デン　Team Flanders – Baloise

 

次々にグラベル、石畳が出てくる。

 

Team Picnic PostNLのライダーが止まったために大渋滞。

 

2人落車。

 

10人ほどがスモールギャップ。XDS Astana Teamのスカブ・グルマイ、Alpecin-Deceuninckのニルス・ファンデプッテなど。

 

イマイチうまく回っていないか。

 

残り64.1km。追走は集団に捕まる。先頭まで1分47秒。

 

残り50.4km。38秒差に。2.7kmと長いグラベルロード。

 

前が詰まって落車。XDS Astana Development Teamのレフ・ゴノフ。

 

逃げていたTotalEnergiesのヴァランタン・リテールローが捕まる。

 

U23シクロクロス世界王者のティボール・デル・グロッソが前で攻める。

 

Uno-X Mobilityのラスマス・ボーグ・ワリンが前で走る。

 

Red Bull-BORA-hansgroheのフィリップ・マチエユクが単独となった。

 

フィリップ・マチエユクは足をとめている。

 

残り39.4km。フィリップ・マチエユクが捕まって逃げは消滅。

 

Intermarché – Wantyのアンネ・マリットが落車。

 

Arkéa – B&B Hotelsのフロリアン・セネシャルがレアンドレ・ロズエのバイクを借りて再スタート。

 

Soudal – Quick Stepのアントワーヌ・ユビが落車。

 

Alpecin-Deceuninckのティモ・キーリッヒがアタック!

 

Alpecin-Deceuninckのティモ・キーリッヒが抜け出した。

 

Alpecin-Deceuninckは集団先頭を固めて追わせない。

 

残り25.5km。Soudal – Quick Stepがティム・メルリエのために引く。

 

残り22.5km。タイム差は42秒。ティモ・キーリッヒも移籍との噂。

 

Tarteletto – Isorexのティモシー・デュポンがパンクか。キャリア14勝のベテランだ。

 

残り14.6kmで24秒差。

 

残り9.7kmで18秒差。

 

残り9.2kmで18秒差。

 

集団からUno-X Mobilityのラスマス・ボーグ・ワリンがアタック。

 

ラスマス・ボーグ・ワリンが追いつきそう。

 

先頭は二人となった。

 

ラスマス・ボーグ・ワリンが引けというけど、ティモ・キーリッヒ首を振って引けないと。

 

残り4km。ティモ・キーリッヒが前に出る。

 

残り2.6km。ティボール・デル・グロッソが先頭交代を邪魔している。

 

残り1.7km。9秒差。Uno-X Mobilityも邪魔をし出した。

 

Uno-X Mobilityのラスマス・ボーグ・ワリンが前を引く。

 

集団はそれほど離れていない。

 

Arkéa – B&B Hotelsが2人前に。残り1kmで9秒あるぞ。

 

集団が迫ってくるが。

 

残り500m。Soudal – Quick Stepのティム・メルリエもいるぞ。

 

あら～、残り200mだ。これは逃げ切った!

 

ラスマス・ボーグ・ワリン先頭でスプリント開始!

 

ティモ・キーリッヒがコースをかえてスプリント勝負。

 

カメラはUno-X Mobilityのラスマス・ボーグ・ワリンをとらえているが。

 

2人は同時にハンドルを投げている。

 

 

あ～、ティモ・キーリッヒが20cm早くゴールに到達している。

 

ティモ・キーリッヒは、5位となったティボール・デル・グロッソと握手。ティモ・キーリッヒは、今シーズンの初勝利だ。

まさか、10秒程度の差でずっと逃げ続けて勝利するとは～。

 

3位はSoudal – Quick Stepのティム・メルリエ。4位はIntermarché – Wantyのローレンツ・レックス。ティム・メルリエは一つ勝利を逃した感じだろう。

Soudal – Quick Stepは、1,000勝がお預けとなった。

 

リザルト

優勝したAlpecin-Deceuninckのティモ・キーリッヒ

実際、体力は限界で、風も逆だった。それで彼らが近づいてきて、追いつかれるまで待った。でもその時、Uno-Xのライダーがやって来て、それが救いになった。

その瞬間、私は立ち直り、脚を休めることができたんだ。もうあまり頑張れなかったけど、2ターンはできたから、リードを保てた。そしてスプリントで彼に勝つことができた。

今年のジロは昨年よりも少し調子が良かった。今週は忙しく過ごせたのも助けになった。ドワース・ドア・ヘット・ハーゲランド、ツール・ド・ベルギー、ベルギー選手権など、これから素晴らしいレースがいくつか控えている。それからしばらくはゆっくり休める。