2023 コッパ・ベルノッキ-GP BPM　ワウト・ファンアールトは、シルバーコレクターから脱却か?

イタリアのロンバルディア州ミラノ県で行われるコッパ・ベルノッキ-GP BPM。ワンデーのプロシリーズカテゴリーのレース。Coppa Bernocchi – GP BPM(1.Pro)

こちらも古くからあるレースで、今年で104回目の開催となる。

 

過去の優勝者は

 

パラビアーゴ～レニャーノ　186.8km

 

コッパ ベルノッキは、伝統通りレニャーノとその周辺で開催される。スタートは昨年から変わってパラビアーゴ。

スタートから44kmで、ゴルナーテ・オローナとその周辺で16.8kmのローカルサーキットを7周する。途中にモラッツォーネ/ピッコロ・ステルヴィオへの登りが含まれている。

7番目の山岳ポイントが終わっても、ゴールまではまだ 30kmある。ゴールラインはピエトロ・トセッリ通りに引かれている。

 

 

1. スプリントポイント　Hirviano
2. スプリントポイント　San Vittore Olona
3. スプリントポイント   Cerro Maggiore
   
4. スプリントポイント   San Girogio suliegnaho
5. 山岳ポイント　ピッコロ・ステルヴィオ　1.5km・6.6%
6. 山岳ポイント　ピッコロ・ステルヴィオ　1.5km・6.6%
7. 山岳ポイント　ピッコロ・ステルヴィオ　1.5km・6.6%
8. 山岳ポイント　ピッコロ・ステルヴィオ　1.5km・6.6%
9. 山岳ポイント　ピッコロ・ステルヴィオ　1.5km・6.6%
10. 山岳ポイント　ピッコロ・ステルヴィオ　1.5km・6.6%
11. 山岳ポイント　ピッコロ・ステルヴィオ　1.5km・6.6%

 

注目のライダーは

• Soudal – Quick Step　ジュリアン・アラフィリップ、マウロ・シュミット、ファウスト・マスナダ、アンドレア・バジオーリ
• AG2R Citroën Team　アンドレア・ヴェンドラーメ゜
• Alpecin-Deceuninck　二コラ・コンチ、ステファノ・オルダーニ
• Astana Qazaqstan Team　ケース・ボル、クリスチャン・スカローニ
• BORA – hansgrohe　ボブ・ユンゲルス、イーデ・シュリング、マキシミリアン・シャフマン
• Cofidis　ヨン・イサギレ
• Groupama – FDJ　ティボー・ピノ、ヴァランタン・マデュアス
• Intermarché – Circus – Wanty　ルイ・コスタ、二コラ・ボニファシオ
• Jumbo-Visma　ワウト・ファンアールト、クーン・ボウマン、サム・オーメン、テッシュ・ベノート
• Lidl – Trek　ジュリオ・チッコーネ、フアン・ロペス、ダリオ・カタルド
• Movistar Team　イバン・ガルシア、マックス・カンター
• Team Jayco AlUla　マイケル・マシューズ
• UAE Team Emirates　マルク・ヒルシ、ダヴィデ・フォルモロ　
• Israel – Premier Tech　コービン・ストロング
• Lotto Dstny　トーマス・デヘント、シルヴァン・モニケ、エドゥアルド・セプルベダ
• Q36.5 Pro Cycling Team　ジャンルーカ・ブランビッラ、マーク・ドノヴァン
• TotalEnergies　ジェフレ・スープ

 

スタート前

注目はJumbo-Vismaのワウト・ファンアールト。

 

 

Jumbo-Vismaのメンバーは、とても良い。

 

BORA – hansgroheは、ボブ・ユンゲルスがエースナンバー。マキシミリアン・シャフマン、ジョヴァンニ・アレオッティ、イーデ・シュリングとメンバーが良い。

 

Intermarché – Circus – Wantyは、ルイ・コスタが狙ってくるだろう。

 

Astana Qazaqstan Team は、ケース・ボルが残ればスプリントだ。

 

Team Jayco AlUlaは、マイケル・マシューズで狙ってくるだろう。

 

Groupama – FDJは、ヴァランタン・マデュアス、ティボー・ピノで狙う。

 

Soudal – Quick Stepのジュリアン・アラフィリップの合併に関してのコメント。

誰にとっても少し複雑だ。私たちはレースに集中し、状況が解決され、良いニュースが得られることを願っている。ちょっと面倒だからね。

素晴らしい歴史を持つチームだ。悲しいけど、まあ…まだその時期ではない。私たちは泣くつもりはない。良い知らせを待っている。私たち全員が望んでいる。

 

UAE Team Emiratesもメンバーがよい。エースナンバーはダヴィデ・フォルモロ。数日前の、コッパ・アゴストーニで逃げ切り勝利をしている。

 

ニュートラルスタートに。

 

UAE Team Emiratesはメンバーが良いので好調なマルク・ヒルシで狙うかも。

 

オフィシャルスタートから、TotalEnergiesのtrainee(研修生)アレッシオ・チャルローネがアタック!

 

Lotto-Dstnyのシルヴァン・モニケがやってくる。

 

人数が揃ったか。

 

 

あっと言う間に7人の逃げが完成。

1. Michael Belleri (Biesse Carrera)
2. アレッシオ・チャルローネ (totalenergies)trainee(研修生)
3. フローリス・デイィエ (Bingoal WB)
4. シルヴァン・モニケ (Lotto Dstny)
5. Andrea Piras (Beltrami TSA- Tre Colli)
6. Jeferson Ruiz (GW Shimano Sidermec)
7. ローレンス・ワーバス(AG2R citroen team)

 

先頭は5人になっている。残り57.3kmで1分34秒差に。

1. Michael Belleri (Biesse Carrera)
2. Alessio Cialone (totalenergies)trainee(研修生)
3. フローリス・デイィエ (Bingoal WB)
4. シルヴァン・モニケ (Lotto Dstny)
5. ローレンス・ワーバス(AG2R citroen team)

 

集団はJumbo-Vismaが引く。後ろはSoudal – Quick Stepのジュリアン・アラフィリップがついている。

 

残り50.7kmで44秒差に。

 

登りはあと2箇所。ワウト・ファンアールトはアタックをかけないのかな。

 

残り50km。Jumbo-Vismaのサム・オーメンが引く。

 

残り47.4kmで先頭は3人。31秒差となっている。

1. フローリス・デイィエ (Bingoal WB)
2. シルヴァン・モニケ (Lotto Dstny)
3. ローレンス・ワーバス(AG2R citroen team)

 

残り39.8kmで20秒差に。

 

今年引退となるSoudal – Quick Stepのドリース・デヴァイナンス40歳が集団を引きのばす。

 

先頭3人の後ろに集団が迫る。

 

残り38.7kmで逃げは捕まった。

 

山岳ポイント　ピッコロステルヴィオ　1.5km・6.6%

最後の山岳だ。Jumbo-Vismaのヤン・トラトニクが先頭を引く。

 

ヤン・トラトニク、ジュリアン・アラフィリップ、テッシュ・ベノート、ワウト・ファンアールトと続く。

 

ヤン・トラトニクの引きで、集団崩壊だ。もう10人くらいしかいない。

 

残り32.8km。先頭は10人に。

 

今度はJumbo-Vismaのテッシュ・ベノートが引きだした。

 

こちらは13秒差で追う、追走の12人。先頭にUAE Team Emiratesのマルク・ヒルシが乗っているので、ダヴィデ・フォルモロが先頭交代を邪魔している。

 

先頭にはSoudal – Quick Stepから3人。

• ジュリアン・アラフィリップ
• アンドレア・バジオーリ
• ファウスト・マスナダ

 

Jumbo-Vismaから3人

• ワウト・ファンアールト
• ティシュ・ベノート
• ヤン・トラトニク

 

単独で乗っているのは

• マルク・ヒルシ　UAE Team Emirates
• ヴィンチェンゾ・アルバネーゼ　EOLO-Kometa
• クリスチャン・スカローニ　Astana Qazaqstan Team
• ステファノ・オルダーニ　Alpecin-Deceuninck

 

残り23.5kmで13秒差。追走には、Team Jayco AlUlaのマイケル・マシューズがいる。スプリントで勝つには追いつかれてはいけない。

 

Soudal – Quick Stepは、誰でゴールを狙うのか。

 

逃げ切りたいジュリアン・アラフィリップは、先頭でガシガシ引く。Alpecin-Deceuninckのステファノ・オルダーニが追走に戻っている。

 

追走は、38秒差に。これは追いつかない。

 

このままいけば、ワウト・ファンアールトがアシスト二人を使って、スプリントで勝負だ。

 

ヤン・トラトニクが登りでペースを上げる。

 

追走のAlpecin-Deceuninckの二コラ・コンチが落車している。これは痛い。

 

残り5.3km。追走とは1分3秒離れており、この中からステージ優勝が出るのは間違いない。

 

ヤン・トラトニクが先頭を引き続ける。

 

残り3.3kmでテッシュ・ベノートかアタック。

 

だが、これは捕まる。

 

今度はジュリアン・アラフィリップがアタック!

 

しかし、これもつかまる。

 

残り800mでジュリアン・アラフィリップが先頭に立って引く。

 

ジュリアン・アラフィリップは、スプリントしない。アンドレア・バジオーリがゴールを狙う。

 

残り500mでテッシュ・ベノートがワウト・ファンアールトを引く。

 

テッシュ・ベノート、ワウト・ファンアールト、ヴィンチェンゾ・アルバネーゼ、アンドレア・バジオーリ、マルク・ヒルシと続く。

 

なんと、ワウト・ファンアールトがロングスプリント開始。後ろはヴィンチェンゾ・アルバネーゼ。

 

ワウト・ファンアールトが長いスプリント。

 

マルク・ヒルシも追いこんでくる。

 

だが、ワウト・ファンアールトは、先頭を譲らない。

 

ワウト・ファンアールトが、ゴール前から万歳だ!

 

ワウト・ファンアールトが強いメンバーのアシストをうけて見事に勝利した。ワウト・ファンアールトは、今シーズンの5勝目。

 

猛烈なアシストを見せたヤン・トラトニクが万歳して、ワウトに拍手しながらゴール。これだけ強い選手がアシストするのだからチームは最強だ。Jumbo-Vismaは今シーズン64勝目となった。

 

リザルト

ワウト・ファンアールトのコメント

特に勝利を逃すことが多かったシーズンの後なので、とてもいい気分だ。 特にこのようなチームパフォーマンスの後で、再び手を上げて勝つことができてうれしい。

この勝利を私を信じ続けてくれた人々に捧げたいと思う。私の家族、トレーナーのマーク・ランブレヒト、そしてチーム。

今回のレースでは、7人のチームメイトがスタートからレースをコントロールする準備をしていた。そして、このように完成させることができてとてもうれしい。

今季5勝目ですが、今後数日間トレ・ヴァリ・ヴァレジーヌ （10月3日）、グラン・ピエモンテ（10月5日）、クレー・ワールドカップ（10月8日）に出場しますね。

その後は、少し休むことも楽しみにしている。それから来シーズンに向けて自分自身を向上させたいと思っているが、現時点ではまだ次のレースのことを考えている。

 

3位のアンドレア・バジオーリのコメント

Jumbo-Vismaはレースを厳しくし、決勝ではジュリアンの攻撃をコントロールした。それからスプリントでファンアールトを追って彼を追い越そうとしたが、それは事実上不可能だった。全力を尽くしたので後悔はない。

 

4位のマルク・ヒルシのコメント

Jumbo-Vismaとのレースは難しかった。今日の彼らは断然最強のチームだった。最初のグループには、Jumbo-Vismaの 3人のライダーが含まれていたが、Soudal Quick-Stepも3人のライダーも含まれていた。

そうなると、何をするにも難しい。できるだけ仕事をしないように努めたが、スプリントに向けてペースが非常に速かった。もしかしたら私が彼のハンドルを握るべきだったのかもしれないが、それが現状だ。

 

7位のジュリアン・アラフィリップのコメント

最後にアタックしたのは、主に後で後悔しないようにするためだった。そこにはまだ3人のライダーがいたので、走り去るのは非常に困難だった。試してみた。