2022 ベネトクラシック ヨーロッパ最後のロードレースを独走で勝利したのは?

元プロライダーのフィリッポ・ボッツアートが開催するライドザドリームライドと呼ばれるレースシリーズの一つであるベネトクラッシック。Veneto Classic(1.1)

2回目の開催だが、将来的にワールドツアーサーキットの一部となることを目指している。

ジャコモ・ニッツォーロが優勝した2020イタリア選手権のコースを部分的にたどる。

欧州で、今シーズン最後のレースであり、誰が勝つのか注目される。

 

過去の優勝者

• 2021  サムエーレ・バティステッラ

 

トレビーゾ～バッサーノデルグラッパ　　190km

 

マッテオッティ広場を出発し、シニョーリ広場とサン トマソ門を通り、ローマ経由でバッサーノデルグラッパを目指すコース。

途中12.5kmのローカルサーキットを3周。さらに、次のローカルサーキットには、330mのパヴェの登りが用意されている。

そして、最後に1.3kmのグラベルの登りディーゼル・ファームもある。簡単なスプリンターステージを目指したコース設定ではない。

 

1. 山岳　Ca’del Poggio　1.1km・11.9%
2. 山岳　ラロジーナ　2.7km・5.9％
3. 山岳　ラロジーナ　2.7km・5.9％
4. 山岳　ラロジーナ　2.7km・5.9％
5. 山岳　ラティサー　0.3km・12.3％　グラベル
6. 山岳　ラティサー　0.3km・12.3％　グラベル
7. 山岳　ラティサー　0.3km・12.3％　グラベル
8. 山岳　ディーゼル・ファーム　1.3km・9.6%　グラベル

 

注目のライダーは

 

スタート前

UAE Team Emiratesは最後のレースも相当メンバーがいい。誰をエースとするのか。

 

Alpecin-Deceuninckは、二コラ・コンチかジェイ・ヴァインか。

 

Lotto Soudalは4人しかいない。フロリアン・フェルメルシュが最後に狙うのか。それとも、アンドレアス・クローンか。

 

Astana Qazaqstan Team はミゲルアンヘル・ロペスが有力だけど、スプリントとなると誰だろう。

 

スタートの最前列はダビデ・レベリン。このレースではプロ最年長ライダーのダビデ・レベリンは引退レースとなる。

 

ニュートラルスタートだ。

 

ダビデ・レベリンは最後のレースで何位で帰ってくるだろうか。

 

5人の逃げ

5人が逃げている。

1. Riccardo Tosin (General Store)
2. マッティオ・ズーロ (Zalf Euromobil Fior)
3. Michael Belleri (Biesse Carrera)
4. ヨナス・アプラハムセン (Uno-X Pro Cycling Team)
5. Nils Brun (Tudor Pro Cycling Team)

 

集団は横一線で並んでいる。残り71.6kmで3分3秒差。

 

山岳　ラロジーナ　2.7km・5.9％

先頭は登りに。

 

山頂手前で一人が抜け出す。

 

集団はUAE Team Emiratesが引く。

 

先頭を走るZalf Euromobil Fiorのマッティオ・ズーロは勝利こそないけど、良く逃げに乗っている。いつかは実る日もあるはずだ。

 

山岳　ラロジーナ　2.7km・5.9％

先頭は2分3秒まで迫られてきた。

 

集団は1分50秒差に。

 

先頭は登りで3人となった。

1. マッティオ・ズーロ (Zalf Euromobil Fior)
2. Michael Belleri (Biesse Carrera)
3. Nils Brun (Tudor Pro Cycling Team)

 

先頭はUAE Team Emirates、Team BikeExchange – Jaycoが先頭に。ミゲルアンヘル・ロペスの顔も前方に見えている。

 

TotalEnergiesはジェフレ・スープが先頭を引く。UAE Team Emiratesはテスト生のカスパー・アンデルセンが引いている。

 

先頭には下りでUno-X Pro Cycling Teamのヨナス・アプラハムセンが追いついてきて4人に。

 

山岳　ラティサー　0.3km・12.3％　グラベル

グラベルの登りですぐにUno-X Pro Cycling Teamのヨナス・アプラハムセンが切れてしまう。

 

先頭は3人で1分3秒差に。

 

グラベルの登りで集団トップで上がってきたのはUAE Team Emiratesのダヴィデ・フォルモロ。

 

ダヴィデ・フォルモロが、少し抜け出したか。

 

ダヴィデ・フォルモロは、先頭から切れたヨナス・アプラハムセンをすぐにキャッチ。

 

先頭は3人。26秒とタイム差を縮められてくる。

 

残り38kmで後ろに集団が見えてきた。

 

残り37kmで先頭3人は捕まってしまった。これで振り出しだ。

 

先頭はAlpecin-Deceuninckの、クリスチャン・ズバラーリか。

 

登りではアレッサンドロ・コーヴィが先頭に出てくる。UAE Team Emiratesが先頭を固める。

 

Astana Qazaqstan Team のミゲルアンヘル・ロペスが落車。これは痛い。

 

山岳　ラティサー　0.3km・12.3％　グラベル

グラベルの登りで、UAE Team Emiratesのマッテオ・トレンティンとマルク・ヒルシがトップに。

 

Alpecin-Deceuninckのステファノ・オルダーニが3番手。

 

ステファノ・オルダーニが前に。

 

さあ、登りをクリアーだ。

 

ステファノ・オルダーニの後ろは、二コラ・コンチ。

 

ステファノ・オルダーニが先頭で下りに入る。

 

まだ、先頭は20人くらいいる。

 

先頭はアタックのかけ合いに。

 

ダヴィデ・フォルモロとLotto Soudalのフロリアン・フェルメルシュが前に。

 

4人が追いついて6人の先頭集団に。これはいいメンバーだ。

 

先頭6人は、後続に17秒差を付けた。

 

追走はマッテオ・トレンティンが先頭交代の邪魔をする。

 

後続は20人くらいか。

 

山岳　ラティサー　0.3km・12.3％　グラベル

またもダヴィデ・フォルモロが先頭でグラベルの登りに。

 

後ろはAlpecin-Deceuninckのステファノ・オルダーニ。

 

ダヴィデ・フォルモロ先頭でグラベルの登りをクリアー。

 

後方からUAE Team Emiratesのマッテオ・トレンティンが追ってきた。

 

マッテオ・トレンティンが追いつく。

 

Lotto Soudalもアンドレアス・クローンが追いついて二人に。最後尾はTrek-Segafredoのテスト生マティアス・ヴァチェク。Gazprom – RusVeloからの脱出組だ。

 

先頭は12人くらいまで膨らむ。

 

さらに、後方からライダーが次々に追いつく。Alpecin-Deceuninckも二コラ・コンチが追いついてくる。

 

先頭は大集団に戻ってしまった。

 

山岳　ディーゼル・ファーム　1.3km・9.6%　グラベル

最後の登りだ。

 

Alpecin-Deceuninckの二コラ・コンチが出てくる。

 

二コラ・コンチが抜けた。

 

後ろは、マルク・ヒルシ。

 

ダヴィデ・フォルモロが追ってくる。

 

ダヴィデ・フォルモロが抜くか。

 

ダヴィデ・フォルモロと二コラ・コンチの根競べだ。

 

マルク・ヒルシが下りで、追いついてきた。

 

マルク・ヒルシがグラベルの下りでアタックをかけてトップに。

 

マルク・ヒルシが9秒差をつけている。

 

こうなると二コラ・コンチは不利だ。前を一人で追うしかない。

 

ダヴィデ・フォルモロがアタック!

 

これには二コラ・コンチもついていけない。

 

マルク・ヒルシは残り4.3km。

 

ダヴィデ・フォルモロのかなり先にマルク・ヒルシが見えている。

 

ゴール前にも登りを持ってきている。

 

マルク・ヒルシはヨーロッパ最後のロードレースの優勝を独走で飾った!

最終戦で勝利して、今シーズンの4勝目を飾っている。コロナの影響で、ツールでは力を発揮出来なかったが、ようやく体調も戻ったようだ。来シーズンは更なる活躍が出来るはずだ。

 

ダヴィデ・フォルモロが2位で見事にワンツーフニッシュを決めた。

 

二コラ・コンチは、登りで強かったが、グラベルの下りでアタックをかけられては追いつけない。またも、プロ初勝利を逃してしまった感じか。

 

  

やはりUAE Team Emiratesは強かった。マッテオ・トレンティンも5位に入ってきた。10位にディエゴ・ウリッシが入りトップ10に4人も入っている。

 

リザルト

マルク・ヒルシのコメント

不調は今年で終わりたいと思っている。股関節の手術のせいで、いつも簡単ではなかった。良い冬を過ごして、来年もこの調子を維持したいと思っている。

ディーゼル・ファームの未舗装の下り坂で、ドライビング スキルを駆使して差をつけましたね。

未舗装区間もあって面白いコースだと思った。トレーニングではすでにクライムを行っていたので、粗いグラベルを避けるためにできるだけサイドに乗るようにした。

先頭グループに着くと、真っ先に前に出た。誰かがステアリングを間違えて穴が開いてしまったことに気づいた。

チームと一緒に素晴らしい秋を過ごした。このチームのためにレースをするのは素晴らしいことだと思う。