2022 フォーン＝アルデシュ・クラシック 　フランスのワンデーレースを制したのはジュリアンかログリッチか?

フランスで行われるプロシリーズのワンデーレース。

昨年はダヴィ・ゴデュが優勝している。今年、ジュリアン・アラフィリップにプリモッシュ・ログリッチも参加しており、両者の仕上がり具合が気になるところだ。

特に、プリモッシュ・ログリッチは今シーズンの初レース。どんな走りを見せてくれるかな。

ギレルナール＝グランジュ～ギレルナール＝グランジュ　168.8km

コースマップ photo boucles-drome-

コースは主に2つのループで構成されている。決勝は最後の50kmで開始される。

ギレルナール_グランジでのスタートのほぼ直後から、最初の登頂が始まる。

コースプロフィール　photo boucles-drome-

獲得標高は3,100mにもなる本格山岳コースで、ゴール手前にも3回目となるヴァルデンファーの厳しい登りが待っている。最後は小集団での勝負となりそうだ。

1. 山岳　コート・デュ・ピン　9.9km・4.3%
2. 山岳　コル・デ・ラ・ジャスティス  1.7km・3.9%
3. 山岳　ヴァルデンファー   1.5km・10.2%
4. 山岳　コート・デュ・ピン　9.9km・4.3%
5. 山岳　コル・デ・ラ・ジャスティス  1.7km・3.9%
6. 山岳　ヴァルデンファー   1.5km・10.2%
7. 山岳　ムルデカルナ   1.9km・8.2%
8. 山岳　サンロマンドレルプ   6.3km・7.1%
9. 山岳　ヴァルデンファー   1.5km・10.2%

注目されるライダーは

•  Groupama – FDJ　ティボー・ピノはコロナでDNS
•  Quick-Step Alpha Vinyl Team ジュリアン・アラフィリップ
•  Jumbo-Visma　プリモッシュ・ログリッチ、ステファン・クライスヴァイク
•  UAE Team Emirates　ディエゴ・ウリッシ、ブランドン・マクナリティ、フアン・アユソー
•  BORA – hansgrohe　ウィルコ・ケルデルマン、レナード・ケムナ
•  AG2R Citroën Team　クレモン・シャンプッサン
•  Trek – Segafredo
•  Astana Qazaqstan Team
•  Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
•  Cofidis　ギョーム・マルタン
•  Team Arkéa Samsic　ワレン・バルギル
•  Lotto Soudal　トーマス・デヘント
•  TotalEnergies　ピエール・ラトゥール

3人の逃げ

プリモッシュ・ログリッチは、このレースで勝利を狙うのだろうか?

フランスも天気が良い中スタート。レースは晴れが最高だ。

3人が早い段階から逃げている。

1. ブルーノ・アルミライル　Groupama – FDJ
2. ジェレミー・カポ　TotalEnergies
3. マティアス・ルテュルニエ　Team U Nantes Atlantique

マティアス・ルテュルニエは、2020年コフィディス、昨年はDELKOに所属。走りはワールドツアークラスだ。

残り86.4kmで3分20秒のタイム差。集団先頭付近にJumbo-Vismaは陣取る。

山岳　コル・デ・ラ・ジャスティス  1.7km・3.9%

先頭は2回目のコル・デ・ラ・ジャスティスの登りを越える。ここからは下りだ。

タイム差2分29秒で2周目の登りに先頭は入る。

おっと、マティアス・ルテュルニエが遅れてしまった。下りで追いつくか。10秒遅れている。

山岳　ヴァルデンファー   1.5km・10.2%

マティアス・ルテュルニエは、追いつくことなく先頭は二人に。

1. ブルーノ・アルミライル　Groupama – FDJ
2. ジェレミー・カポ　TotalEnergies

二人は1分32秒差となった。

さらに、ブルーノ・アルミライルが単独で走りだす。

山岳　サンロマンドレルプ   6.3km・7.1%

セップ・クスのアタックをきっかけに、集団から4人が抜け出す。いずれも期待の若手ばかりだ。

1. セップ・クス　Team Jumbo-Visma
2. クレマン・シャンプッサン　AG2R Citroën Team
3. ブランドン・マクナリティ　UAE Team Emirates
4. マウリ・ファンセヴェナント　Quick-Step Alpha Vinyl Team

ブルーノ・アルミライルの後ろに4人が迫る。

ブルーノ・アルミライルに追いついた4人からブランドン・マクナリティがアタック!

ブランドン・マクナリティ先頭でサンロマンドレルプの山岳を越えていく。セップ・クスでも追いつけないほどだ。

ブランドン・マクナリティは独走を開始。これはチャレンジ・マヨルカのTrofeo Calviaで61kmの独走に続く勝利への道となるのか?

 

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chan-bike.com

2022.01.28

メイン集団はコフィディスが先頭で引いている。すでに前で逃げているので引く有力なチームは少ない。

ブランドン・マクナリティは、すぐに17秒も下りで稼ぎだした。

後続は下りでセップ・クスが遅れ二人となる。

1. クレマン・シャンプッサン　AG2R Citroën Team
2. マウリ・ファンセヴェナント　Quick-Step Alpha Vinyl Team

下ったところでセップ・クスが前の二人に追いつく。残り10.1kmですでに30秒も離されている。

山岳　ヴァルデンファー   1.5km・10.2%

ブランドン・マクナリティの独走は止まらない。最後の山岳に入った。すでに46秒のタイム差があり、追いつかれる気配はない。

後続の3人も最後の登りに入る。

ブランドン・マクナリティは大勢の観客の中進む。

後続はセップ・クスの引きでクレマン・シャンプッサンが切れて二人となる。観客が道路の中央まで出ており、二人の姿が見えないほどだ。

1. セップ・クス　Team Jumbo-Visma
2. マウリ・ファンセヴェナント　Quick-Step Alpha Vinyl Team

追走の二人ではスプリントの結果はわかるというものだ。

ブランドン・マクナリティは追走の2人に45秒のタイム差をつけて25kmの独走を決めゴール。

これだけの強い選手がツールとブエルタでは、タデイ・ポガチャルのアシストに回る。小さなステージではエースとして走っても良いのでは。

今年のUAE Team Emiratesは強い。

2位はマウリ・ファンセヴェナント。セップ・クスはスプリントする気がない。

リザルト

ブランドン・マクナリティのコメント

この勝利にとても満足している。積極的にレースをしていたので大変な一日だった。特に、私が攻撃した最後の2つの登りで。

シーズンの始まりはとても良く、いくつかの素晴らしい結果が得られた。私はよくトレーニングしていたことを知っていた。

今ではそれを2つの勝利に変換できるので、私は幸せだ。

ジュリアン・アラフィリップとプリモッシュ・ログリッチは、追走の最後尾で並んでゴールしている。