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2022 パリ~ニース第5ステージ またも見事な独走勝利!

海外情報
Photo credit: clairetresse on VisualHunt.com
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バリ~ニースの5日目は獲得標高3,350mという本格的山岳コースが登場。

厳しい登りは前半に現れるが、後半にも1級山岳が用意されている。山頂フニッシュとかではないけれど、最後まで先頭で残れるライダーは少ないはず。

大きく総合順位が動いてきそうだ。ただ、18人がコロナではないけど、インフルエンザの症状でスタートしていない。

ジーノ・マーダー(気道感染症)、マッテオ・トレンティン(脳震盪症状)、イヴ・ランパールト(副鼻腔感染症)。新人賞ジャージのシュテファン・ビッセガーもスタートしていない。

 

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第5ステージ サン=ジュスト=サン=ランベール~サン=ソヴァール=ド=モンタギュ 188.8 km

コースプロフィール photo paris-nice

 

フランス、ロワール県のサン=ジュスト=サン=ランベールからスタート。最初に集団がシャッフルされるのは1級山岳クロワドショーブレット。

ここでは、総合の争いはないだろうけど、スプリンターは早くからグルペットをつくるかもしれない。

最後のスプリントポイントは、4.8kmの登りとなっている。頂上からゴールまでは12kmなので、また少人数での抜け出しがあるかもしれない。

 

  1. 1級山岳 クロワドショーブレット 9.8km・6.6%
  2. 3級山岳 コートドサンジュールデイ   2.2 km・5.3%は
  3. スプリントポイント  Etables
  4. 1級山岳 サンロマンドレルプコート 6.5 km・7.3%
  5. 2級山岳 コート・ド・トゥロー 1.5 km・9.7%
  6. 1級山岳 コル・デ・ラ・ミュール 7.6 km・8.3%
  7. スプリントポイント  サンソヴァールドモンタグ   4.8km・5.4%

 

スタート前

cycling today ストリーミング スクリーンショット以下同様

ワウト・ファンアールトはリーダージャージを守れるだうろか。今日のステージでプリモッシュ・ログリッチにジャージを引き継ぐのだろうか?

 

今シーズン山岳での調子の良いナイロ・キンタナ(Team Arkéa Samsic)は動いてくるかな。

 

ワウト・ファンアールトはグリーンジャージからイエロージャージに衣替え。

 

 

さあ、スタートだ。気温は13.8℃。

 

10人の逃げ

1級山岳の登りで10人が集団から抜け出す。結構良いメンバーが揃っている。

  1. ルーベン・フェルナンデス (Cofidis)
  2. ローラン・ピション (Team Arkéa Samsic)
  3.  ヴァランタン・マデュアス(Groupama – FDJ)
  4.  ブランドン・マクナリティ (UAE Team Emirates)
  5.  マッテオ・ヨルゲルソン (Movistar Team)
  6.  ハーム・ファンフック (Lotto Soudal)
  7.  オウィエン・ドゥール (EF Education-EasyPost)
  8.  フランク・ボナムール (B&B Hotels – KTM)
  9.  アントニー・テュルジス (TotalEnergies)
  10.  ミケル・モルコフ (Quick-Step Alpha Vinyl Team)

 

1級山岳 クロワドショーブレット 9.8km・6.6%

1級山岳通過順位は

  1. ヴァランタン・マデュアス(Groupama – FDJ) 10ポイント
  2. ハーム・ファンフック (Lotto Soudal) 5ポイント
  3. マッテオ・ヨルゲルソン (Movistar Team) 3ポイント
  4. フランク・ボナムール (B&B Hotels – KTM) 2ポイント
  5. ルーベン・フェルナンデス (Cofidis) 1ポイント

 

残り63.8kmでタイム差は6分34秒。

 

当然、集団はJumbo-Vismaが先頭で引いている。

 

2級山岳 コート・ド・トゥロー 1.5 km・9.7%

逃げには、リードアウトマン、ミケル・モルコフが乗っている。今日はスプリントないからね。

 

2級山岳 コート・ド・トゥロー 1.5 km・9.7%

Groupama – FDJのヴァランタン・マデュアスがトップ通過。これで28ポイントを獲得して山岳賞トップに立つ。

  1. ヴァランタン・マデュアス(Groupama – FDJ) 5ポイント
  2. ハーム・ファンフック (Lotto Soudal) 3ポイント
  3. フランク・ボナムール (B&B Hotels – KTM) 2ポイント
  4. ルーベン・フェルナンデス (Cofidis) 1ポイント

 

集団は6分44秒遅れで通過。

 

すでにツール・ド・ザルプで総合優勝しているナイロ・キンタナ。登りの調子は良い。

 

1級山岳 コル・デ・ラ・ミュール 7.6 km・8.3%

タイム差6分8秒で1級山岳へ。

 

ここで後方にいたブランドン・マクナリティが。

 

後方から勢いをつけてアタック!

 

ランドン・マクナリティ (UAE Team Emirates)が残り38kmで、先頭から飛び出した。これには誰も反応出来ない。

 

後続にはかなりの距離をあけた。ブランドン・マクナリティならば、逃げ切れるのではないかな。残りは37.4mでタイム差は5分3秒。

 

なんと~、ワウト・ファンアールトがドロップ!

ワウトも体調が悪いのか?

 

集団はTeam Arkéa Samsicが引き始めた。これはナイロ・キンタナが発射するな。

 

先に、Team Arkéa Samsicの二コラ・エデがアタックだ。前にはギョーム・マルタンも先行している。

 

ブランドン・マクナリティは1級山岳をトップ通過。

 

メイン集団はローハン・デニスが引き、アダム・イェーツ、ナイロ・キンタナが続いている。

 

ギョーム・マルタンは逃げていたミケル・モルコフに追いつく。先頭とは3分28秒まで迫っている。

 

ギョーム・マルタンは5番手まで上がってきた。

 

残り27.5kmでタイム差はメイン集団まで5分39秒もある。ブランドン・マクナリティは独走が得意なので、これは最後まで行ってしまうのではないだろうか?

現在総合83位で13分遅れているので、総合勢には関係ない。

 

ブランドン・マクナリティは、ジェルを口にしてペースを維持。もう逃げ切り勝利は確実だ。

 

追走は1分差で二人。

  1.  マッテオ・ヨルゲルソン (Movistar Team)
  2.  フランク・ボナムール (B&B Hotels – KTM)

 

スプリントポイント  サンソヴァールドモンタグ   4.8km・5.4%

ローハン・デニスが引き終わって、アダム・イェーツが先頭を引き始める。

 

アダム・イェーツの引きから、ダニエル・マルティネスがアタック!

 

ダニエル・マルティネスは、一気にメイン集団を引き離す。

 

アレクサンドル・ウラソフも逃げだす。

 

だが、プリモッシュ・ログリッチが引き戻し、自ら先頭を引いて前を追う。

 

逃げていたギョーム・マルタンの後ろにダニエル・マルティネスの姿が見えた。集団も追いつきそうだ。

 

ギョーム・マルタンはメイン集団に捕まってしまう。

 

ブランドン・マクナリティは、勝利を確信。ハンドルには今日のコースプロフィールが貼ってある。

 

ブランドン・マクナリティは、38kmの独走を決めて勝利!

これは素晴らしい。今シーズン3回目の独走勝利だ。しかも、凄い距離だ。

初戦のチャレンジ・マヨルカのTrofeo Calviaでは61kmの独走。

 フォーン=アルデシュ・クラシックでも独走勝利。

 

これほど素晴らしい勝利を上げる選手は中々ないない。マチュー・ファンデルプールがレースに出れていないが、変わりに独走して沸かしてくれる感じだ。

 

総合勢はタイム差なく、ゴール。これでプリモッシュ・ログリッチは、ワウト・ファンアールトからリーダージャージを引き継いだ。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

第4ステージ リザルト

ブランドン・マクナリティのコメント

今日は本当に気分が良かった。コル・デ・ラ・ミュールで出かけたのは、それが起こらなければならなかったからだ。

それは本当に信じられないほどだ。これは、WorldTourレベルでの私の最初の勝利だ。

しかし、状況を考えるとそれも美しい。ファンステージと転倒後はあまり気分が良くなかった。私はラウンドのさらなるコースについても疑問を持っていた。あきらめることも考えた。

たぶん、バッテリーを充電したほうがいいかもしれません…そして今このように勝つとは。

本当に素晴らしい。今シーズンの素晴らしいスタートであり、今では初めてのワールドツアーでの勝利もある。これ以上美しいものはない。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 MCNULTY Brandon
UAE Team Emirates 60 4:53:30
2
 BONNAMOUR Franck
B&B Hotels – KTM 25 1:58
3
 JORGENSON Matteo
Movistar Team 10 ,,
4
 VANHOUCKE Harm
Lotto Soudal   2:30
5
 PICHON Laurent
Team Arkéa Samsic   4:01
6
 TURGIS Anthony
TotalEnergies   4:02
7
 MADOUAS Valentin
Groupama – FDJ   4:57
8
 DOULL Owain
EF Education-EasyPost   ,,
9
 LATOUR Pierre
TotalEnergies   5:43
10
 PACHER Quentin
Groupama – FDJ   ,,
11
 VLASOV Aleksandr
BORA – hansgrohe   ,,
12
 QUINTANA Nairo
Team Arkéa Samsic   ,,
13
 VANSEVENANT Mauri
Quick-Step Alpha Vinyl Team   ,,
14
 MOLLEMA Bauke
Trek – Segafredo   ,,
15
 PARET-PEINTRE Aurélien
AG2R Citroën Team   ,,
16
 YATES Adam
INEOS Grenadiers   ,,
17
 HAIG Jack
Bahrain – Victorious   ,,
18
 IZAGIRRE Ion
Cofidis   ,,
19
 ALMEIDA João
UAE Team Emirates   ,,
20
 YATES Simon
Team BikeExchange – Jayco   ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 2 ▲1
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma 10 16:50:28
2 4 ▲2
 YATES Simon
Team BikeExchange – Jayco   0:39
3 5 ▲2
 LATOUR Pierre
TotalEnergies   0:41
4 7 ▲3
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
INEOS Grenadiers   0:56
5 8 ▲3
 VLASOV Aleksandr
BORA – hansgrohe   0:59
6 11 ▲5
 YATES Adam
INEOS Grenadiers   1:11
7 10 ▲3
 KRAGH ANDERSEN Søren
Team DSM   1:26
8 13 ▲5
 HAIG Jack
Bahrain – Victorious   1:35
9 17 ▲8
 QUINTANA Nairo
Team Arkéa Samsic   1:45
10 22 ▲12
 IZAGIRRE Ion
Cofidis   2:01

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 VAN AERT Wout
Jumbo-Visma 47
2 2
 PEDERSEN Mads
Trek – Segafredo 29
3 3
 LAPORTE Christophe
Jumbo-Visma 27
4 4
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma 26
5  
 MCNULTY Brandon
UAE Team Emirates 19
6 6
 LATOUR Pierre
TotalEnergies 16
7 5 ▼2
 JAKOBSEN Fabio
Quick-Step Alpha Vinyl Team 15
8  
 BONNAMOUR Franck
B&B Hotels – KTM 13
9 7 ▼2
 COQUARD Bryan
Cofidis 12
10  
 JORGENSON Matteo
Movistar Team 11

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1  
 MADOUAS Valentin
Groupama – FDJ 28
2  
 VANHOUCKE Harm
Lotto Soudal 20
3  
 MCNULTY Brandon
UAE Team Emirates 12
4 1 ▼3
 HOLMES Matthew
Lotto Soudal 12
5 2 ▼3
 GOUGEARD Alexis
B&B Hotels – KTM 7
6 8 ▲2
 DOULL Owain
EF Education-EasyPost 7
7 4 ▼3
 DE GENDT Thomas
Lotto Soudal 6
8 3 ▼5
 BURGAUDEAU Mathieu
TotalEnergies 6
9  
 JORGENSON Matteo
Movistar Team 6
10  
 BONNAMOUR Franck
B&B Hotels – KTM 6

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 12 ▲11
 JORGENSON Matteo
Movistar Team 16:52:53
2 6 ▲4
 VANSEVENANT Mauri
Quick-Step Alpha Vinyl Team 0:31
3 5 ▲2
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM 0:33
4 7 ▲3
 ALMEIDA João
UAE Team Emirates 0:43
5 21 ▲16
 MCNULTY Brandon
UAE Team Emirates 5:26
6 4 ▼2
 WRIGHT Fred
Bahrain – Victorious 6:32
7 19 ▲12
 VANHOUCKE Harm
Lotto Soudal 6:59
8 11 ▲3
 FEDOROV Yevgeniy
Astana Qazaqstan Team 8:23
9 16 ▲7
 BURGAUDEAU Mathieu
TotalEnergies 10:59
10 10
 JACOBS Johan
Movistar Team 11:26

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