2022ツール・デ・ザルプ第3ステージ 復讐を果たした男

第2ステージでは、ナイロ・キンタナのアタックにペースでティム・ウェレンスが追いついた。

タイム差は全くないが、ナイロ・キンタナは攻撃を仕掛けるとレース前に語っている。いつもの鋭いアタックがあるかな。

第3ステージ   ヴィルフランシュシュルメール～ブロサスク　112.6 km

第3ステージ　photo tour06-83.com

最後の2級山岳頂上からゴールまでは34kmある。頂上手前から抜け出しても、ゴールまでには捕まえられそうだ。

それでも、ナイロ・キンタナが動いてくると面白いのだけど。

1. 3級山岳    コルデス  9.8km・4.8%
2. スプリントポイント　Blausasc
3. 2級山岳　コル・デ・ベレス・レ・アルプ 5.9km・6.4%
4. 2級山岳　Colde Saint Roch   6.5km・6.4%

スタート前

ティム・ウェレンスは、ナイロ・キンタナを攻撃を防げるかな。

ロットは、カレブ・ユアンがポイント賞ジャージに。ゴールまでカレブ・ユアンは先頭に残れることはないだろう。ティム・ウェレンスの総合が優先となる。

ギョーム・マルタンの攻撃も欲しいところ。

2級山岳　Colde Saint Roch   6.5km・6.4%

レース最初の登りで、中根英登はカレブ・ユアン、ナッセル・ブアニなどと8人で逃げに乗った。残念ながらすぐに捕まったけど。

逃げには多くのライダーが集団から離脱。

1. Maxime JARNET（GoSport -RoubaixLilleMétropole ）
2. Arjen LIVYNS（Bingoal-Pauwels Sauces-WB）
3. リリアン・カルメージャヌ（AG2RCitroënTeam）
4. MikaëlCHÉREL（AG2RCitroënTeam）
5. Romain COMBAUD（Team DSM）
6. ヨナス・ルッチ(EF Education-EasyPost）
7. Torjus SLEEN（Uno-X Pro Cycling Team）
8. アントニー・トゥルジス TURGIS（TotalEnergies）
9. Lukasz OWSIAN（TeamArkéa-Samsic）
10. Cyril GAUTIER（B＆BHôtels-KTM）
11. Emmanuel MORIN（Team U Nantes Atlantique）
12. ティボー・ピノ(Groupama-FDJ)
13. マイケル・ストーラー(Groupama-FDJ)

集団からはギョーム・マルタンがアタックをかける。

ギョーム・マルタンは、かなり集団を引き離した。

ギョーム・マルタンは逃げていたメンバーを次々にパス。

先頭もばらけていてティボー・ピノがマイケル・ストーラーと共に逃げる。

ギョーム・マルタンは先頭まで追いつきそうだ。

ここでナイロ・キンタナが二コラ・エデにひかれて集団から飛び出した。

二コラ・エデが良いアシストを昨日に続いてしている。

先頭からはティボー・ピノがアタック!

すぐに単独となったティボー・ピノ。

ギョーム・マルタンの後ろに二コラ・エデとナイロ・キンタナの姿が見えた。

ナイロ・キンタナは、ギョーム・マルタンを抜く。二コラ・エデは仕事終了だ。

集団はアシストがいなくなったティム・ウェレンスが先頭に立って引く。

ギョーム・マルタンとナイロ・キンタナが二人で前を追う。

ティム・ウェレンスが二コラ・エデを抜いていく。

ティボー・ピノは19秒引き離した。

ナイロ・キンタナは前を走っていた二人を吸収。

1. ナイロ・キンタナ　(Team Arkéa Samsic)
2. ギョーム・マルタン(Cofidis)
3. アレクシー・ヴィエルモ(Groupama-FDJ)
4. マイケル・ストーラー(Groupama-FDJ)

ティボー・ピノは単独で下りに入る。通過順位は

1. ティボーピノ（Groupama-FDJ）
2. ギョーム・マルタン(Cofidis)
3. アレクシー・ヴィエルモ(Groupama-FDJ)
4. マイケル・ストーラー(Groupama-FDJ)

追走4人も下りに入る。ナイロ・キンタナが凄いスピードで下る。

ティム・ウェレンスが下りで単独となって前を追う。

なんと、ナイロ・キンタナは、下りで前をいくティボー・ピノに追いついた。

これは強力なランデブーだ。ナイロ・キンタナはティボー・ピノと走ればかなり楽が出来る。

下りで20秒のタイム差。後ろのティム・ウェレンスは8秒差で追っている。

なんと、ティム・ウェレンスが追いついた。そして、すかさず前に出て引く。

あ～、なんとティボー・ピノがナイロ・キンタナについていけない。

ティム・ウェレンスはジェルを加えたまま下りを飛ばし、ティボー・ピノを吸収。

ここからは、ナイロ・キンタナとティム・ウェレンスのタイムトライヤル対決だ。

等級のない登りをキンタナは爆走。徐々に引き離し始めている。

残り10.3kmで1分以上に広がった。これは決まりか?

ギョーム・マルタンがティム・ウェレンスの集団から飛び出して単独でキンタナを追う。

キンタナの勢いは衰えない。それどころかスピードを増している。

ギョーム・マルタンもいい走りだ。

ナイロ・キンタナはティム・ウェレンスに負けた借りを返した。

レース前から、試してみると公言していたが、本当にやってのけるとは。しかも、タイム差をどんどん開いていくのだから凄い。

ナイロ・キンタナの強さは完全に戻った感じだ。これはツールが楽しみだなあ～。

第3ステージ

第3ステージ　リザルト

ナイロ・キンタナのコメント

私はとても幸せだ。私たちはすでに土曜日にラ・テュルビーへの乗車でそれを試しました。

そして今日私たちは同様にチャレンジした。私は今日それをしなければならないことを知っていた。そして私はそれをした。チームは非常にうまく乗った。

モナコにしばらく住んでいるので、ルートをよく知っており、自信を持って試してみた。

私は今、本当に体調が良い。今、私たちはそれを楽しむ必要がある。私の次の目標は？

私は今、パリ〜ニースで上手くいくことを望んでいる。

総合

キンタナはタイム差なしから1分30秒も引き離して総合優勝を飾る。

ポイント賞

ナイロ・キンタナはポイント賞も獲得。

山岳賞

新人賞