2024 ジロ・デ・イタリア第4ステージ　ミニ・ミラノ～サンレモのコースを制したのは?

第3ステージでは、タデイ・ポガチャルが最後にかき回したけど、スプリンター同士のゴール勝負に。

最速だったのは、Soudal – Quick Stepのティム・メルリエ。最初のスプリンターステージを見事に制した。

第4ステージは、ミニ・ミラノ～サンレモと呼ばれているコース。一部、同じコースをたどることになる。

 

第4ステージ　アックイ テルメ～アンドラ　190km

 

スタート地点のアックイ テルメから南下。ジロ登場は4回目。途中に長い登りがあるのも、ミラノ～サンレモと良く似ている。

サヴォーナからは、海岸線をアンドラまで走る。

 

 

ゴールラインの直前にカポ・メレの登りがある。この登りはミラノ～サンレモ間のルートの一部として毎年行われているが、長さはわずか1.6km、平均勾配4.3%。

スプリンターも越えるだろうけど、パンチャーが波乱を巻き起こすだろうか。

 

1. スプリントポイント　Calizzano
2. 3級山岳　Colle del Melogno (7.5 km à 4.8%)
3. スプリントポイント　Altare
4. スプリントポイント　Savona

 

スタート前

第4ステージスタート時の4賞ジャージ着用者は

• 総合　タデイ・ポガチャル　UAE Team Emirates
• ポイント賞　ティム・メルリエ　Soudal – Quick Step
• 山岳賞　ダニエル・マルティネス　BORA-hansgrohe
• 新人賞　シアン・エイテブルックス　Team Visma | Lease a Bike

 

今日もポガチャルショーを見せるのか。

タデイ・ポガチャルのコメント

昨日の攻撃はエネルギーの無駄ではなかった。そうすることで落車から身を守り、楽しく過ごすことができた。

 

タデイ・ポガチャルのパンツは紫から普通の黒パンツに。

リーダーに特別なパンツを与えるというのは、ジロ組織による意識的な選択。これは、1949 年に航空事故で亡くなったトリノ FC の選手たちに敬意を表したもの。

ただ、UCIからルールに反するということで黒パンツに戻している。

 

オフィシャルスタート。

 

今日も出ないのかと思ったら、Team Polti Kometaのフランシスコ・ムニョスがアタック。

 

さらに二人がアタック。

 

まだ追いつかない。

 

なんと、フィリッポ・ガンナがアタックに。

 

フィリッポ・ガンナもきた。

 

4人の逃げに。

1. フィリッポ・ガンナ　 INEOS Grenadiers
2. ステファン・デボッド　EF Education-EasyPost
3. フランシスコ・ムニョス　Team Polti Kometa
4. リリアン・カルメージャヌ　Intermarché – Wanty

 

VF Group – Bardiani CSF – Faizanèも逃げようとこころみる。フィリッポ・フィオレッリかな。

 

しかし、Soudal – Quick Stepの引きで捕まってしまう。

 

集団はSoudal – Quick Stepのピーター・セリーが引いている。チームはティム・メルリエで2勝目を狙う。

 

ティム・メルリエは、ウインドブレーカーをサポートカーに渡す。

 

タデイ・ポガチャルは、カレブ・ユアンとお話し。

 

フィリッポ・ガンナは、ステファン・デボッドの背中をおして逃げから離脱。

 

残り163.7kmでフィリッポ・ガンナが逃げをやめてしまった。フィリッポ・ガンナがいたらタイム差が開かないのだ。

 

 

フィリッポ・ガンナは集団に戻る。

 

フィリッポ・ガンナが吸収されていく。ピーター・セリーが何か言っている。

 

先頭3人。残り155.7kmで2分32秒差に。フィリッポ・ガンナがいなくなったので、逆に長く逃げれるはず。

 

残り123.6kmで4分52秒差に。

 

Cofidisのシモン・ゲシュケがパンク。38歳大ベテラン。最後のジロだ。

 

Lidl – Trekのアマヌエル・ゲブレイグザブハイアーも先頭けん引に。

 

ゲラント・トーマスは、タデイ・ポガチャルに大人しくしてねと言っていたけど、どうなるだろう。

 

スプリントポイント　Calizzano

先頭がスプリントポイントを通過。

 

集団トップはカーデン・グローブス。

1. フランシスコ・ムニョス　Team Polti Kometa　12ポイント
2. ステファン・デボッド　EF Education-EasyPost　8ポイント
3. リリアン・カルメージャヌ　Intermarché – Wanty　6ポイント
4. カーデン・グローブス　Alpecin-Deceuninck　5ポイント
5. ティム・メルリエ　Soudal – Quick Step　4ポイント
6. ビニヤム・ギルマイ　Intermarché – Wanty　3ポイント
7. フィリッポ・フィオレッリ　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè　2ポイント
8. フェルナンド・ガビリア　Movistar Team　1ポイント

 

3級山岳　Colle del Melogno (7.5 km à 4.8%)

残り106.7kmで4分54秒差。

 

集団先頭はTeam Visma | Lease a Bikeのヤン・トラトニク。

 

リリアン・カルメージャヌが先頭でポイント獲得。

 

Team dsm-firmenich PostNLのファビオ・ヤコブセンは遅れている。

 

フェルナンド・ガビリアも集団から遅れそう。

 

集団は3分51秒差で通過。

1. リリアン・カルメージャヌ　Intermarché – Wanty　9ポイント
2. フランシスコ・ムニョス　Team Polti Kometa　4ポイント
3. ステファン・デボッド　EF Education-EasyPost　2ポイント
4. アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー　Lidl – Trek　1ポイント

 

ファビオ・ヤコブセンは、5分19秒差で通過。

 

リリアン・カルメージャヌが少し遅れている。このジロでは3度目の逃げだ。

 

残り87.2kmで3分37秒差に。

 

Israel – Premier Techのイーサン・バーノンが落車。

 

同じく、 INEOS Grenadiersのヨナタン・ナルバエスも落車だ。

 

スプリントポイント　Altare

先頭がスプリントポイントを通過。

 

ファビオ・ヤコブセンがようやく集団に復帰。

 

集団もポイントを通過。

1. フランシスコ・ムニョス　Team Polti Kometa　12ポイント
2. リリアン・カルメージャヌ　Intermarché – Wanty　8ポイント
3. ステファン・デボッド　EF Education-EasyPost　6ポイント
4. オラフ・コーイ　Team Visma | Lease a Bike　5ポイント
5. ビニヤム・ギルマイ　Intermarché – Wanty　4ポイント
6. カーデン・グローブス　Alpecin-Deceuninck　3ポイント
7. クリストフ・ラポルト　Team Visma | Lease a Bike　2ポイント
8. エドワード・プランカールト　Alpecin-Deceuninck　1ポイント

 

リリアン・カルメージャヌは、逃げから離脱。

1. フランシスコ・ムニョス　Team Polti Kometa
2. ステファン・デボッド　EF Education-EasyPost

 

あっと落車。

•  ベン・オコナー (Decathlon AG2R La Mondiale Team)
•  マッテオ・トレンティン (Tudor Pro Cycling Team)
•  ビニヤム・ギルマイ (Intermarché – Wanty)
•  ダミアン・トゥゼ (Decathlon AG2R La Mondiale Team)

 

Intermarché – Wantyのビニヤム・ギルマイはかなり痛そう。

 

ビニヤム・ギルマイは走り出した。

 

あっと、またビニヤム・ギルマイが落車。今度は単独だ。

 

スプリントポイント　Savona

最後のスプリントポイントを通過。

 

逃げていたリリアン・カルメージャヌが集団に捕まる。

 

集団トップは、BORA-hansgroheのシアン・エイテブルックス。

1. ステファン・デボッド　EF Education-EasyPost　3秒
2. フランシスコ・ムニョス　Team Polti Kometa　2秒
3. シアン・エイテブルックス　Team Visma | Lease a Bike　1秒

 

ビニヤム・ギルマイは難しいか。この後、リタイヤとなった。

 

残り41km。先頭二人は海岸線に入っている。タイム差は2分10秒に。

 

ジュリアン・アラフリップは、ボトル補給。

 

残り26.8km。タイム差1分21秒。ステファン・デボッドは、2023南アフリカ選手権個人タイムトライヤルの勝利がある。キャリア2勝はすべてタイムトライヤル。

 

残り16.1km。集団は60km/h前後のスピードで先頭を追い詰める。

 

残り6.8km。タイム差18秒に。カーブでは集団が見えている。

 

残り5.3km。集団が迫る。

 

二人は捕まった。

 

残り4kmでフィリッポ・ガンナがアタック!

 

フィリッポ・ガンナはゴールまで届くか。

 

670Wというパワーで走っている。

 

残り3.5km>

 

 

残り3kmのゲートを越えて6秒差に。

 

残り2.2km。7秒差に。

 

残り1.3km。フィリッポ・ガンナは大きくリードを奪えない。

 

残り700m。集団がフィリッポ・ガンナの背後に。

 

粘るフィリッポ・ガンナ。

 

しかし、フィリッポ・ガンナは捕まった。

 

Lidl – Trekのシモーネ・コンソンニが、ジョナサン・ミランをセットアップ。

 

さらに、Team Visma | Lease a Bikeのクリストフ・ラポルトがリードアウト。

 

クリストフ・ラポルトからオラフ・コーイが発射。

 

ジョナサン・ミランがオラフ・コーイに並ぶ。

 

ジョナサン・ミランが前にでた。カーデン・グローブスも追い込んでくる。

 

左から、Bahrain Victoriousのフィル・バウハウス、Lidl – Trekのジョナサン・ミラン、Soudal – Quick Stepのティム・メルリエ、Alpecin-Deceuninckのカーデン・グローブス。

 

先にカーデン・グローブスがハンドルを投げた。

 

続いてジョナサン・ミランもハンドルを投げた!

 

ジョナサン・ミランが、ティム・メルリエを破った。

 

ジョナサン・ミランが雄たけびだ～。昨年のポイント賞マリアチクラミーノがついに勝利だ。これでティム・メルリエと1勝ずつ勝利となっている。ジョナサン・ミランは、マリアチラミーノもティム・メルリエから受け継ぐ。

2位はカーデン・グローブス、3位にはヒィル・バウハウスがはいった。

 

リザルト

 

ジョナサン・ミランのコメント

ガンナがカポ・メレで全開になるのが見えた。でも残り900メートルで彼を引き戻すことができた。ある意味、彼も私たちを助けてくれた。その後はシモーネに託され、彼はまた素晴らしいリードアウトを見せた。

多くの感情を感じている。最初からここで勝ちたいと言っていたし、チームのみんなが完璧に仕事をしてくれた。ここに戻ってくることができて、とてもうれしい。チームメイトは今日も僕を信じてくれた。それに両親も来てくれたしね。

 

2位はAlpecin-Deceuninckのカーデン・グローブス

最後の1キロをどう体験したのだろうか？

本当に超多忙なスプリントだった。特にハイペースで走っていた。全チームが順位を争っていた。とても怖かった。

スプリンターチームはフィナーレでフィリッポ・ガンナのレイトアタックを阻止するため、あらゆる手段を講じなければなりませんでしたね。

このようなステージは、レイトアタックができる選手に適している。でも、風は僕らに有利だった。

2024年の最初の数ヶ月は膝の調子が悪く、結果が出なかったが、今は正しい流れに戻っていますか?

私たちはそこに到達するでしょう。チームもとても強くなっている。チームの自信を感じる。次の数日が楽しみだ。

 

3位　Bahrain Victoriousのフィル・バウハウスのコメント

正直言って、今日のようなフィニッシュは好きではない。そんな必要はないだろう？僕にとっては結果よりも、みんなが真っ直ぐでいることの方が重要なんだ。

なにが大変でしたか?

どのチームも結果を必要としているからだ。集団スプリントは常に危険なものだ。でも、ダウンヒルでは……58のギアの加速があったんだ。私のメカニックは、26年間このようなギアを用意したことがないと言っていた。こんなやり方でいいのかな？

私たちのチームにとって、この週のスタートはすでに厳しいものだった。ジロでの3位という結果は、今後につながる良い結果だ。

 

5位のティム・メルリエのコメント

無事にフィニッシュできてよかった。というのも、残り1kmで2人の選手が肩を並べるのが見えたからだ。1人はフェンスを飛び越えそうになったよ。

とにかくスプリントを始めようと思った。でもスピードがすごく速くて、その上ミランがすごい加速でスプリントしてきた。一瞬、勝てると思ったけど、ゴールまでまだ少し距離があったんだ。

5位でフィニッシュラインを通過した。今、そのことをひどく後悔しているのだろうか？

ちょっとがっかりしている。今日は勝つことも可能だったけど、とても慌ただしかったし、ちょっと危険すぎた。でも、それも僕の仕事の一部なんだ。

 

第4ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞