MITCHELTON-SCOTTが財政危機におちいり、MANUELAFUNDACIÓNに救われたというニュースは6月12日のことだった。
しかし、ManuelaFundaciónによるMitchelton-Scottの買収はキャンセルされた。
Mitchelton-Scottを所有する持株会社Greenedge Cyclingは、取引が中止されたことを発表した。また、あらたなスポンサー探しの旅に出ることになるかな。
所有権の問題で相違が
STATEMENT: Future of GreenEDGE Cycling
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— Mitchelton-SCOTT (@MitcheltonSCOTT) June 18, 2020
チームの所有者であるGerry Ryanと新しいスポンサーの間に、実際にチームを所有するのはだれであるかについて意見の相違があるように見えたため、すぐに論争が起こっていた。
Mitchelton-Scott側としては、あらたなスポンサーが見つかったと思っており、チームの所有権は維持出来るものと思っていた。
一方、ManuelaFundación側はスポンサーだけでなく、オーナーとしてチームの所有権も引き継いだと思っていた訳だ。
ようは、どちらが所有権を保持するかという問題が契約を進めていくうちに大きな問題となったようだ。6月5日にそれらも含めて調印されているはずなのになんで?
1週間の混乱の後、Mitchelton-Scottを所有する持株会社Greenedge Cyclingは、取引が中止されたことを発表。
まあ、困るのは振り回されている選手とスタッフかな。これで2024年まで安心して走れると思っていたでしょうにね。
全額のサラリーを保証
これまでコロナ危機による財政難のために、給料の70%が引き下げられていた。
だが、8月のレース再開からは全額給料も支払われる。
名前も衣装もMitchelton-Scottのままだ。
同時に新しいスポンサーを探しているのであれば、2021年もこれを続けます。私たちはこのチームを信じており、今後の期間はライダーとスタッフをできる限り支援したいと考えています。
非常に忙しいシーズンになると約束されており、またレースに出るのが待ちきれません。
と、Gerry Ryanは声明で述べている。
6月5日に調印され、合意に至っていたとステファノ・ガルゼッリも語っていただけに不思議な感じもしますねえ~。
ステファノ・ガルゼッリは2000ジロで総合優勝しており、極端な後ろ乗りでグイグイ走っていた姿が印象的。彼が監督になると思っていたのですが、これも取り消しですね。
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