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2022チャレンジ・マヨルカ Trofeo Calvia 欧州最初の1クラスを制したのは独走のライダー!

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Photo credit: marcoverch on VisualHunt.com
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通常、チャレンジ・マヨルカは1月から2月の期間に開催されるが、昨年はコロナウイルスのために大会は5月13日から16日に延期された。

昨年の予定では、タデイ・ポガチャルも出るはずだったのにね。今年は、1990年代と2000年代の場合と同様に、イベントも4日間から5日間に延長された。

欧州最初の1クラスのレースを勝ち取るライダーは誰かな?

 

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ペゲラ~パルマノバ   154.7km

コースプロフィール photo vueltamallorca

 

レース名のTrofeo Calviàは、ペゲラとパルマノバを含む自治体の名前。

154.7 kmのコースは長くなく、海抜500 mを超えることはない。ただ、獲得標高は2,895mもあるので、最初のレースとしてはかなり厳しい。

  1. 3級山岳 Coll des Tords 4.2km・3.4%
  2. 2級山岳 Coll den Claret 4.9km・4.4%
  3. 2級山岳 ColldeSóller 5.1km・4.9%
  4. 3級山岳 Coll den Bleda 4.0km・5.2%
  5. 2級山岳 Coll den Claret 3.1km・4.4%

 

最後までアップダウンの続くコースはパンチャーに有利か。昨年はUAE Team Emiratesのライアン・ギボンズが勝利している。

 

3人の逃げ

この日の注目は、モビスターのアレハンドロ・バルベルデ。プロトン最年長で優勝したら凄いけど。過去に2回優勝している。選手生活最後のレースはチャレンジ・マヨルカからだ。

 

ワールドチームは10チーム。プロ9チーム、コンチネンタル6チームが出走。各チーム7名をエントリーしている。

Java Kiwi Atlánticoからは、KOYAMA TomoyaISHIHARA Yukiの日本人コンビが出場している。

 

逃げているのは3人。昨年はブエルタにも出場したジェームス・ピッコリがワールドチームから逃げに乗っている。ジェームス・ピッコリのアタックに二人がジョインした形だ。

 

  1. ジェームス・ピッコリ Israel – Premier Tech
  2. MAESTRI Mirco EOLO-Kometa
  3. ALONSO MONTES Pablo  Electro Hiper Europa – Caldas

 

集団はまだ様子見の感じで追っている。

 

3人は最大7分のタイムを保って逃げ続ける。

 

集団を引くのはロットとモビスター。徐々にタイム差を詰めていく。

 

2級山岳 Coll den Claret 4.9km・4.4%

ここはジェームス・ピッコリが貫禄のトップ通過。

  1. ジェームス・ピッコリ Israel – Premier Tech
  2. MAESTRI Mirco EOLO-Kometa
  3. ALONSO MONTES Pablo  Electro Hiper Europa – Caldas

 

ロットはチーム全員で先頭を追い始める。ティム・ウェレンスで勝負するつもりだ。

 

2級山岳 ColldeSóller 5.1km・4.9%

ここもジェームス・ピッコリがトップ通過。

 

  1. ジェームス・ピッコリ Israel – Premier Tech
  2. MAESTRI Mirco EOLO-Kometa
  3. ALONSO MONTES Pablo  Electro Hiper Europa – Caldas

 

3級山岳 Coll den Bleda 4.0km・5.2%

3級山岳前に集団は崩れ、ジェームス・ピッコリのグループも追いつかれる。

 

このグループには9人のライダーが乗った。

  1. ジェームス・ピッコリ Israel – Premier Tech
  2. MAESTRI Mirco EOLO-Kometa
  3. ALONSO MONTES Pablo  Electro Hiper Europa – Caldas
  4. ティム・ウェレンス Lotto Soudal
  5. ブランドン・マクナリティ UAE Team Emirates
  6. コービー・ホーセンス Lotto Soudal
  7. エイネルアウグスト・ルビオ Movistar Team
  8. ディエゴ・ローザ EOLO-Kometa
  9. シアン・エイテブルックス BORA-hansgrohe

 

なんとここで、ブランドン・マクナリティが単独で逃げ始める。まだ60km以上あるんだけど~。

 

2級山岳 Coll den Claret 3.1km・4.4%

ブランドン・マクナリティは最後の2級山岳を一人で越えていく。だが、ここかもアップダウンは続く。

後続の集団は小さくなっている。通過順位は

  1. ブランドン・マクナリティ UAE Team Emirates
  2. ワレン・バルギル Team Arkéa Samsic
  3. コービー・ホーセンス Lotto Soudal

 

後続は10数人まで絞られている。UAE Team Emiratesのアレッサンドロ・コーヴィは集団にフタをしたいところだ。

 

追走メンバーは30秒の差でついている。メンバーは結構変わっている。

  1. サイモン・クラーク Israel – Premier Tech
  2. ティム・ウェレンス Lotto Soudal
  3. ルーカス・オウシアン Team Arkéa Samsic
  4. ハーム・ファンフック Lotto Soudal
  5. ジョエル・ズーター UAE Team Emirates
  6. コービー・ホーセンス Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
  7. ALBANESE Vincenzo EOLO-Kometa
  8. エマヌエル・ブッフマンアン BORA-hansgrohe

途中、アレハンドロ・バルベルデも攻撃したのだけど協力は得られず。

 

ブランドン・マクナリティはタイム差を縮められるどころか、更に1分以上に開いた。

 

なんとブランドン・マクナリティは61kmもの独走で勝利してしまった。これはシーズン最初のレースから凄いことだ。

 

マクナリティはゴール後に

コースは決してフラットではなかったので、グループで協力を見つけるのは簡単ではなかった。曲がりくねった起伏のあるコースを追いかける人に対して、良いペースを保つことが出来れば難しいだろうと思っていた。

適切なタイミングで攻撃することができ、フニッシュを維持した。満足できるのはそれだけだ。

 

2位には、今年UAE Team Emiratesに移籍してきたジョエル・ズーターが入った。なんとUAEはワンツーフニッシュを飾った。昨年はライアン・ギボンズが勝利しておりUAEは2年連続で勝利だ。

 

ブランドン・マクナリティは、これでキャリア3勝目。今年はツール・ド・フランス、ブエルタでタデイ・ポガチャルをアシストすることなる。

年々強くなっており、これほど強い選手がアシストに回るのだからUAEもチーム力が上がっていることは間違いない。

 

リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1
 MCNULTY Brandon
UAE Team Emirates 125 75 3:57:37
2
 SUTER Joel
UAE Team Emirates 85 55 1:17
3
 ALBANESE Vincenzo
EOLO-Kometa 70 40 ,,
4
 WELLENS Tim
Lotto Soudal 60 32 ,,
5
 CLARKE Simon
Israel – Premier Tech 50 28 ,,
6
 VALVERDE Alejandro
Movistar Team 40 24 ,,
7
 GOOSSENS Kobe
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 35 20 ,,
8
 OWSIAN Łukasz
Team Arkéa Samsic 30 18 ,,
9
 BUCHMANN Emanuel
BORA – hansgrohe 25 16 ,,
10
 ZWIEHOFF Ben
BORA – hansgrohe 20 14 ,,
11
 MATTHEWS Michael
Team BikeExchange – Jayco 15 12 2:55
12
 BARGUIL Warren
Team Arkéa Samsic 10 10 ,,
13
 KRON Andreas
Lotto Soudal 5 8 ,,
14
 PARET-PEINTRE Aurélien
AG2R Citroën Team 5 7 ,,
15
 GARCÍA PIERNA Raúl
Equipo Kern Pharma 5 6 ,,
16
 HUYS Laurens
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 3 5 ,,
17
 LAENGEN Vegard Stake
UAE Team Emirates 3 4 ,,
18
 VILLELLA Davide
Cofidis 3 3 ,,
19
 VANHOUCKE Harm
Lotto Soudal 3 2 ,,
20
 HÄNNINEN Jaakko
AG2R Citroën Team 3 1 ,,

日本の二人はDNF。

 

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