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2022 ルント・ウム・ケルン ドイツ伝統の一戦を制したのはスプリンターではなかった?

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Photo credit: Grotevriendelijkereus on Visualhunt
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ドイツで2番目に古いワンデーレースで今年で108回目の開催となる。Rund um Köln(1.1)

コロナのために、3年振りの開催。

 

過去の優勝者

  • 2019  バティスト・プランカールト
  • 2018 サム・ベネット
  • 2017  MÜHLBERGER Gregor
  • 2016 ディラン・フルーネウェーヘン
  • 2015 トム・ボーネン
  • 2014 サム・ベネット
  • 2013  DELFOSSE Sébastien
  • 2012  BÁRTA Jan
  • 2011  マイケル・マシューズ
  • 2010  HAEDO Juan José

歴代優勝者のサム・ベネットとディラン・フルーネウェーヘンも出場する。

 

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ケルン~ケルン 199.3km

コースプロフィール photo rundumkoeln

 

ドイツのケルンで行われるワンデーレース。後半は同じ山岳を2回越える。

それほど厳しい登りではないので、スプリントで決着となるコース。

 

  1. 山岳ポイント Agathaberg   1km・7.2%
  2. 山岳ポイント   Agathaberg   1km・7.2%
  3. 山岳ポイント   Sand  0.8km・5.1%
  4. 山岳ポイント   Bensbeag   1km・6%
  5. 山岳ポイント   Sand  0.8km・5.1%
  6. 山岳ポイント   Bensbeag   1km・6%

 

注目されるライダーは

  • BORA – hansgrohe サム・ベネット、ニルス・ポリッツ
  • Israel – Premier Tech ルディ・バルビエ
  • Lotto Soudal リュディガー・ゼーリッヒ
  • Team BikeExchange – Jayco ディラン・フルーネウェーヘン
  • Team DSM ニキアス・アルント
  • Alpecin-Fenix ジャスパー・フィリップセン
  • Team Arkéa Samsic ユーゴ・オフステテール
  • Cofidis マックス・ヴァルシャイド

 

サム・ベネット、ディラン・フルーネウェーヘン、ジャスパー・フィリップセンとツールで戦うスプリンターの対決となりそうだ。

 

スタート前

YouTube動画より 以下同様

ドイツということでBORA-hansgroheの選手紹介が長い。

 

全員が手前のサム・ベネットのアシストとして働くでしょうね。

 

ドイツは快晴。

 

コンチネタルチームの選手が先頭に。

 

BORA-hansgroheの、ニルス・ポリッツはゼッケンナンバー1。

 

オフィシャルスタート

コンチネタルチームが先頭を固める。

 

距離が長いこともあり、中々逃げが出来ない。逃げが出来るのは登りになってからかな。

 

集団が追わなくなった。決まりか。

 

7人の逃げ

コンチネタルチームの6人と、B&B Hotels – KTMからミゲル・ハイデマンの7人の逃げ。

 

集団最後尾はTeam BikeExchange – Jaycoのサム・ビューリー。まあ、仕事はまだまだだ。

 

山岳ポイント Agathaberg   1km・7.2%

早くも山岳に。タイム差は38秒。

 

登りといっても丘のような感じかな。

 

B&B Hotels – KTMのミゲル・ハイデマンがトップ通過。

 

集団は、3分23秒まで開いたけど問題ない。

 

先頭5人は3分のタイム差で逃げている。これ以上のタイム差は貰えないようだ。

 

残り140kmで、Team BikeExchange – JaycoとBORA-hansgroheが集団をおいつめる。もう、14秒差しかない。

 

山岳ポイント   Agathaberg   1km・7.2%

12秒しかないので捕まりそうだ。

 

先頭は集団に吸収される。

 

先頭集団最後尾にサム・ベネットがいる。先頭は30人くらいか。

 

この先頭集団には、サム・ベネット、ディラン・フルーネウェーヘン、ジャスパー・フィリップセン、ユーゴ・オフステテールと各チームのエーススプリンターが乗っている。

この先頭がメインと言っても良いくらいだ。

 

残り60.4kmでメイン集団とは1分40秒のタイム差。ただ、後方から追いつくには各チームが協力しないと追いつかない。

 

ディラン・フルーネウェーヘンは、オランダのワンデーレース、アルンヘム=フェーネンダール・クラシックを前日に勝ち取っている。調子はいい。

 

登りでは人数を揃えているBORA-hansgroheが先頭を引く。

 

残り55.5kmでBORA-hansgroheのニルス・ポリッツがアタック!

 

ニルス・ポリッツのアタックに反応したのは、Team DSMのニキアス・アルント。

 

後方から2人が追っている。

 

Team Arkéa Samsicのライダーは切れた。ダニー・ファンポッペルが追いついたぞ。

 

3人の逃げが完成だ。

  1. ニルス・ポリッツ BORA-hansgrohe
  2. ダニー・ファンポッペル BORA-hansgrohe
  3. ニキアス・アルント Team DSM

 

ニルス・ポリッツは先頭を引きまくる。

 

3人は結構快調で、残り30.8kmで39秒と微妙なタイム差で逃げ続ける。まあ、BORA-hansgroheは引かないので。

 

集団を引くのは、ジャスパー・フィリップセンのいるAlpecin-Fenix。ディラン・フルーネウェーヘンのTeam BikeExchange – Jayco。ユーゴ・オフステテールのTeam Arkéa Samsic。

 

残り23kmでも、タイム差は38秒と変わらない。

 

Alpecin-Fenixが引くけど、BORA-hansgroheのライアン・ミューレン、ヨナス・コッホが先頭交代の邪魔をする。まあ、当然だ。

 

Team Arkéa SamsicとAlpecin-Fenixが先頭を引く。

 

タイム差はかわらず30秒程度。ひょっとして追いつかない?

 

Team Arkéa Samsic、Alpecin-Fenixのアシストは全開で追っているのだけど。

 

追走集団は追いつかない。残り9.6kmだ。

 

ジャスパー・フィリップセンがスプリントを爆発させるには、追いつくしかない。

 

残り7.8km。

 

このまま行くと、ニキアス・アルントは不利だ。

 

ダニー・ファンポッペルが、先にアタックをかけるパターンか。

 

残り6.7kmでタイム差は44秒に。ついにアシストの力がつきた。

 

BORA-hansgroheが3人も後ろにいて先頭交代させないので完璧だ。

 

カメラが切り替わったいる時に、ニルス・ポリッツがアタック!

 

少しして、今度はダニー・ファンポッペルがアタック。これは少し早くないかな。

 

ニキアス・アルントは、完全に遅れたか。

 

残り4.4kmでニルス・ポリッツは独走。

 

ダニー・ファンポッペルは、ニキアス・アルントに追いつかれる。

 

残り3.3kmでダニー・ファンポッペルもニキアス・アルントを置いて再度アタック。

 

ダニー・ファンポッペルは、追いつかれるとニキアス・アルントを前に出す。

 

またもアタックをかけられた、ニキアス・アルントは全開で追う。だけど、ここまで前を引かされていたので追いつかない。

 

ニルス・ポリッツは9秒差で逃げ続ける。

 

 

ニルス・ポリッツが見事な逃げ切り勝利を上げた~!

 

ドイツの観衆の前で最高のゴールだ。しかし、残り55kmからの3人の逃げが最後まで続くとは思わなかった。

これも、BORA-hansgroheの層の厚さだ。完全に集団もコントロールしていたし、追いつかれればサム・ベネットがスプリントすればよいし。

4位争いのスプリントは、48秒遅れでディラン・フルーネウェーヘン、サム・ベネット、ジャスパー・フィリップセンと続いた。

 

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リザルト

リルス・ポリッツのコメント

いつか ルント・ウム・ケルンで優勝するのが夢だった。今日、その夢がついに実現したんだ。レースはハードで、チーム6人のライダーで構成されるグループに飛び込むことができ、自分たちのカードを使うことができた。

チームとして非常に強力なレースを展開し、最終的にダニーを2位にしてダブルウィンを達成することができた。

BORA-hansgroheは、ワンツーフニッシュの最高の結果だ。

Rnk Rider Team UCI Time
1
 POLITT Nils
BORA – hansgrohe 125 4:28:21
2
 VAN POPPEL Danny
BORA – hansgrohe 85 0:13
3
 ARNDT Nikias
Team DSM 70 0:18
4
 GROENEWEGEN Dylan
Team BikeExchange – Jayco 60 0:48
5
 BENNETT Sam
BORA – hansgrohe 50 ,,
6
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Fenix 40 ,,
7
 BOHLI Tom
Cofidis 35 ,,
8
 HOFSTETTER Hugo
Team Arkéa Samsic 30 ,,
9
 BITTNER Pavel
Team DSM 25 ,,
10
 MULLEN Ryan
BORA – hansgrohe 20 ,,
11
 HUPPERTZ Joshua
Team Lotto – Kern Haus 15 ,,
12
 PEDERSEN Casper
Team DSM 10 0:51
13
 LINDNER Tom
P&S Benotti 5 ,,
14
 KNOLLE Jon
Saris Rouvy Sauerland Team 5 ,,
15
 BENZ Pirmin
Rad-Net Rose Team 5 ,,
16
 HEIDEMANN Miguel
B&B Hotels – KTM 3 ,,
17
 OWSIAN Łukasz
Team Arkéa Samsic 3 ,,
18
 KOCH Jonas
BORA – hansgrohe 3 1:00
19
 BALLERSTEDT Maurice
Alpecin-Fenix 3 1:27
20
 LOUVEL Matis
Team Arkéa Samsic 3 4:42

 

 

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