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2022 クラシカ・サンセバスティアン第1ステージ  誰もよせつけない脅威の走りを見せたのは?

海外情報
Photo credit: Miquel Fabré on VisualHunt.com
この記事は約13分で読めます。

スペインのバスク地方で行われるワールドツアーレース、クラシカ・サンセバスティアン。Donostia San Sebastian Klasikoa(1.UWT)

 

過去の優勝者は

  • 2021  ニールソン・ポーレス
  • 2019  レムコ・エヴェネプール
  • 2018  ジュリアン・アラフィリップ
  • 2017  ミハウ・クフィアトコフスキ
  • 2016  バウケ・モレマ
  • 2015  アダム・イェーツ
  • 2014  アレハンドロ・バルベルデ
  • 2013  トニー・ギャロパン
  • 2012  ルイスレオン・サンチェス
  • 2011  フィリップ・ギルバート
  • 2010  ルイスレオン・サンチェス

 

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サンセバスティアン~サンセバスティアン 224.8km

コースマップ photo klasikoa

 

コースは、昨年とほぼ同じ。スタート地点は、伝統的にサンセバスティアンのドノスティア。

その後、長いループが作られるが、最初は海岸沿いを走る。最初の60kmは、ハードレーサーにとって逃げ切るチャンスだ。

南下して内陸部に入ると、3級山岳アズカラテ(4.2km、7.3%)が迫ってくる。その後すぐに2級山岳ウラキ(8.6km、6.9%)、3級山岳アルキザ(4.4km、6.2%)が続く。

これで最初のヒルゾーンは終了。

決戦は後半の山岳となるけれど、それほど長い距離でもない。頂上までにタイム差をつけたライダーが逃げ切るパターンだけど、うまく抜け出せるのは誰になるだろう。

 

コースプロフィール photo klasikoa

 

  1. 3級山岳 アズカラテ 4.2 km・7.3%
  2. 2級山岳 ウラキ 8.6 km・6.9%
  3. 3級山岳 アルキサ 4.4 km・6.2%
  4. 2級山岳 ジャイツキベル 7.9 km・5.6%
  5. スプリントポイント Hondarrbia
  6. 1級山岳  ジャイズキベル3.8km・10.6%
  7. スプリントポイント  ドノスティア
  8. 2級山岳 マーギル・トントラ 2.1km・10.1%

 

注目のライダーは

  •  EF Education-EasyPost アルベルト・ベッティオル、エスデバン・チャベス
  •  INEOS Grenadiers カルロス・ロドリゲス、ダニエル・マルティネス
  •  Quick-Step Alpha Vinyl Team レムコ・エヴェネプール
  •  UAE Team Emirates タデイ・ポガチャル
  •  Bahrain – Victorious 新城幸也
  •  Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ
  •  Trek – Segafredo バウケ・モレマ
  •  Jumbo-Visma ティシュ・ベノート
  •  Team BikeExchange – Jayco サイモン・イェーツ、マイケル・マシューズ
  •  Lotto Soudal
  •  Astana Qazaqstan Team ヴィンチェンツォ・ニバリ
  •  Cofidis ヨン・イサギレ、ギヨーム・マルタン
  •  Movistar Team アレハンドロ・バルベルデ
  •  AG2R Citroën Team
  •  Team DSM セーアン・クラーウアナスン
  •  Israel – Premier Tech ダリル・インピー
  •  Groupama – FDJ ダヴィ・ゴデュ
  •  BORA – hansgrohe ジェイ・ヒンドレー、ウィルコ・ケルデルマン
  •  TotalEnergies ビェール・ラトゥール

 

Jumbo-Vismaは、ワウト・ファンアールトが風邪のために欠場。Team Arkéa Samsicは病気などでメンバーが揃わずチームごと撤退。

 

9人の逃げ

逃げは9人。

  1.  テオ・ドラクロワ (Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)
  2.  マヌエーレ・ボアーロ (Astana Qazaqstan Team)
  3.  カスパー・ピーダスン (Team DSM)
  4.  マーティン・トゥスフェルト (Team DSM)
  5.  イバイ・アズルメンディ (Euskaltel – Euskadi)
  6.  オスカル・カペド (Burgos-BH)
  7. BARRENETXEA Jon (Caja Rural – Seguros RGA)
  8.  アラン・ジュソーム (TotalEnergies)
  9.  SÁNCHEZ Eugenio (Equipo Kern Pharma)

 

残り83.7kmで1分11秒差。

 

2級山岳 ジャイツキベル 7.9 km・5.6%

先頭集団は登りで割れていて4人となっている。

  1.  マヌエーレ・ボアーロ (Astana Qazaqstan Team)
  2.  マーティン・トゥスフェルト (Team DSM)
  3.  イバイ・アズルメンディ (Euskaltel – Euskadi)
  4.  SÁNCHEZ Eugenio (Equipo Kern Pharma)

 

集団はQuick-Step Alpha Vinyl Teamが引いて37秒差に迫っている。

 

集団先頭にUAE Team Emiratesが立つ。ダヴィテ・フォルモロか。

 

逃げの後ろに集団が迫る。

 

先頭は二人に。

  1.  マヌエーレ・ボアーロ (Astana Qazaqstan Team)
  2.  イバイ・アズルメンディ (Euskaltel – Euskadi)

 

先頭は集団に吸収されてしまう。

 

Team BikeExchange – Jaycoのサイモン・イェーツも先頭付近に出てきた。

 

なんと、タデイ・ポガチャルが遅れている。Quick-Step Alpha Vinyl Teamのヨセフ・チェルニーの引きについていけないとは~。

 

タデイ・ポガチャルは、やはりツールの疲れがあるのだろう。

 

頂上を通過。

 

Jumbo-Vismaのトム・デュムランも遅れている。

 

先頭はレムコ・エヴェネプールのためにQuick-Step Alpha Vinyl Teamが引く。

 

UAE Team Emiratesのジョアン・アルメイダも遅れかかっている。

 

1級山岳    ジャイズキベル 3.8km・10.6%

EF Education-EasyPostが先頭に。

 

先頭には、サイモン・イェーツ、レムコ・エヴェネプールの姿も見える。

 

ここでレムコ・エヴェネプールがアタック!

 

さあ、レムコが先頭に。後ろはサイモン・イェーツだ。

 

過去優勝者のアレハンドロ・バルベルデも切れてしまう。

 

レムコ・エヴェネプールとサイモン・イェーツに絞られるのか。

 

まだ、登りの3分1の部分だ。

 

レムコ・エヴェネプールが抜け出したか。残り45kmもあるぞ。

 

サイモン・イェーツが遅れている。

 

サイモン・イェーツの姿が小さくなる。

 

こちらは後続グループ。

  1. パヴェル・シヴァコフ INEOS Grenadiers
  2. カルロス・ロドリゲス INEOS Grenadiers
  3. リゴベルト・ウラン EF Education-EasyPost
  4. ティツシュ・ベノート Jumbo-Visma

 

レムコ・エヴェネプールは完全に単独に。

 

レムコ・エヴェネプールが単独で頂上を通過。

  1. レムコ・エヴェネプール Quick-Step Alpha Vinyl Team 5ポイント
  2. サイモン・イェーツ Team BikeExchange – Jayco 3ポイント

 

サイモン・イェーツは36秒差で追っている。単独では追いつくのは無理だろう。レムコは世界最高峰のTTスペシャリストだ。

 

サイモン・イェーツは後続に捕まる。バウケ・モレマが後続から追いついている。

  1. パヴェル・シヴァコフ INEOS Grenadiers
  2. カルロス・ロドリゲス INEOS Grenadiers
  3. サイモン・イェーツ Team BikeExchange – Jayco
  4. バウケ・モレマ Trek-Segafredo
  5. ティツシュ・ベノート Jumbo-Visma

 

2019年に優勝した時よりも、進化しているというレムコ。もう、追いつくことはないのだろうか。残り29.9kmで1分6秒差。

 

後続では、INEOS Grenadiersの二人が抜け出す。

  1. パヴェル・シヴァコフ INEOS Grenadiers
  2. カルロス・ロドリゲス INEOS Grenadiers

 

後続3人は1分25秒差。

 

スプリントポイント  ドノスティア

レムコ単独で通過。

 

追走二人は1分6秒とタイム差が広がる。

 

さらに後ろの3人は1分40秒遅れで通過。

 

カルロス・ロドリゲスが固定で引いているけど、タイム差は57秒と変わらない。

 

2級山岳 マーギル・トントラ 2.1km・10.1%

後続とのタイム差は、登りでも開くばかり。

 

INEOS Grenadiersの二人は1分21秒までタイム差を開かれる。

 

1分50秒まで広がった。もう追いつかれることはない。

 

レムコのペースは登りでも全く落ちない。

 

スペインの大観衆の中をレムコは単独で通過する。

 

後続は、INEOS Grenadiersのパヴェル・シヴァコフ単独に。

 

レムコは残り1.5kmで2分17秒と更にタイム差を広げている。

 

レムコは観衆をあおりながらゴール。ゴールでは、指1本の後に、2本にしてサンセバスティアン2勝目をアピール。

2019年優勝の時には、19歳190日という若さで、最年少ワールドツアー勝利をあげた。前回は9km。今回は45kmに逃げの距離を伸ばしてのゴールは凄すぎる。

一度、逃がしてしまえばもう誰も追いつくことが出来ない走りは人間技とは思えないほどだ。これは、ブエルタも相当期待出来るのでは。

 

2位には1分58秒遅れでINEOS Grenadiersのパヴェル・シヴァコフ。カルロス・ロドリゲスの献身的なアシストを受けての単独2位だ。

 

 

3位には、登りで抜け出したJumbo-Vismaのティツシュ・ベノート。ツールでの疲れを感じさせない調子の良さだ。

 

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リザルト

レムコ・エヴェネプールのコメント

超フレッシュだった。今日、脚から出たのは新鮮さだった。気分が良かったので、ジャイズキベルでペースを上げることにした。

それが事前の計画だった。うまくいきましたね。そこからハードなレースにすれば、長く厳しいフィナーレになる。

ここ、サンセバスティアンに来るのは、頭に風が吹いていてとても大変だった。パワーを維持したまま、できるだけ空気抵抗を少なくするために、体を低くして走ることができた。それから、マーギル・トントラで全力疾走したんだ。素晴らしい。

サンセバスティアンでは2度目の優勝なので、よく知られているバスクの帽子も2度獲得したことになりますね。

これで親にもあげられるし、自分用もある(笑)。この勝利はとても嬉しい。長いトレーニングキャンプになった。ここで走るのを楽しみにしていたし、みんながゴールするのを見るのは本当に素晴らしいことだ。

Rnk Rider Team UCI Time
1
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team 400 5:31:44
2
 SIVAKOV Pavel
INEOS Grenadiers 320 1:58
3
 BENOOT Tiesj
Jumbo-Visma 260 2:31
4
 MOLLEMA Bauke
Trek – Segafredo 220 3:11
5
 RODRÍGUEZ Carlos
INEOS Grenadiers 180 ,,
6
 YATES Simon
Team BikeExchange – Jayco 140 3:28
7
 SKUJIŅŠ Toms
Trek – Segafredo 120 4:09
8
 SKJELMOSE JENSEN Mattias
Trek – Segafredo 100 ,,
9
 URÁN Rigoberto
EF Education-EasyPost 80 ,,
10
 ROTA Lorenzo
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 68 ,,
11
 ADRIÀ Roger
Equipo Kern Pharma 56 ,,
12
 MOLARD Rudy
Groupama – FDJ 48 ,,
13
 BENNETT George
UAE Team Emirates 40 ,,
14
 BERTHET Clément
AG2R Citroën Team 32 ,,
15
 DE BOD Stefan
Astana Qazaqstan Team 28 ,,
16
 LASTRA Jonathan
Caja Rural – Seguros RGA 24 ,,
17
 NICOLAU Joel
Caja Rural – Seguros RGA 24 ,,
18
 MARTIN Guillaume
Cofidis 24 ,,
19
 PEDRERO Antonio
Movistar Team 24 ,,
20
 CHAVES Esteban
EF Education-EasyPost 24 ,,
21
 NIBALI Vincenzo
Astana Qazaqstan Team 16 ,,
22
 HAGEN Carl Fredrik
Israel – Premier Tech 16 ,,
23
 POZZOVIVO Domenico
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 16 ,,
24
 HAMILTON Chris
Team DSM 16 ,,
25
 REICHENBACH Sébastien
Groupama – FDJ 16 ,,
26
 CHAMPOUSSIN Clément
AG2R Citroën Team 16 ,,
27
 VELASCO Simone
Astana Qazaqstan Team 16 4:29
28
 HÄNNINEN Jaakko
AG2R Citroën Team 16 4:30
29
 MÄDER Gino
Bahrain – Victorious 16 4:32
30
 IZAGIRRE Gorka
Movistar Team 16 4:54

 

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