エリート女子の世界チャンピオンを決めるレース。
近年は、オランダが圧倒的に強く、2017年から連続してオランダがチャンピオンを生み出している。
今回もオレンジのユニフォームがレースを動かしていきそうだ。
アントワープ~ルーヴェン 157.1km
アントワープのグロートマルクトからスタート。ウィルレイク、コンティフ、メッヘレン、キールベーゲンを通過する。
その後、南に向かい、トレメロ、ウェルフテル、ロツェラールを経由してルーヴェンに到着。
ここで15.5kmのローカルサーキットに突入。
- ウインペルス(7.9%で360m、最大9%)
- シントアントニウスベルク(5.5%で230m、最大11%)
- カイザースベルク(6.6%で290m、最大9%)
- デコウクスラン(2.5%で975m、最大6%)
- ウインペルス(7.9%で360m、最大9%)
ルーヴェンサーキットから、オーベレルエイセとその周辺のフランドリエンサーキットに突入。上のコースプロフィールの黄色の部分だ。
- Smeysberg(8.8%で700m、最大16%)
- 石畳のMoskesstraat(8%で550m、最大16%)
- OverijseのSカーブ(5.5%で738m、最大18.3%)
- Taymansstraat
- 急で狭いBekestraat(7.7%で439m、最大15%)
- Veeweidestraat(5.2%で484m、最大12%)
最後の登りの後、同じルートでルーヴェンに戻り、サーキットに再び入る。獲得標高は1.049m。
スタート
スタートライン先頭はベルギーとオランダが占めている。
ローリングスタートしてすぐにパンク。早く追いつきたいところ。スペインのSANTESTEBAN Ane。
2018、2020世界チャンピオンのアンナ・ファンデルブレッヘンは、今日が引退レース。最後を飾ることが出来るのだろうか?
スタートしてしばらくして、スロベニアのウルシュカ・ブラヴェック(BRAVEC Urška)がアタック!
コロンビアの選手は、なんとハンドルが下がってしまっている。信じられん。
先頭にアルゼンチンの選手が追いつく。
- ウルシュカ・ブラヴェック(スロベニア)
- ローランド・ルシアナ(アルゼンチン)
集団から二人がアタック。すでに23秒離れており追いつくのに時間がかかりそう。
あらら、集団も追いついてしまった。これは振り出し。
二人が集団から抜け出す。これは決まるか? 最初に逃げていたウルシュカ・ブラヴェックがまたアタック!
- ウルシュカ・ブラヴェック(スロベニア)
- バートン・ニーナ(ルクセンブルク)
しかし、すぐに捕まる。
ウインペルス(7.9%で360m、最大9%)
ルーヴェンサーキットに入ってきた。アタックはないけれど、自然淘汰という形になりそうだ。
シントアントニウスベルク(5.5%で230m、最大11%)
英国が先頭でペースを上げる。
先頭は、最初のフニッシュラインを通過。まだ大集団だ。av40km/h程度。
英国は攻撃を止めない。ずっと先頭を引き続けている。
なんと日本のエースの与那嶺選手が遅れている。ここで遅れるとは~。
ウインペルス(7.9%で360m、最大9%)
今度はドイツが先頭でペースを作る。
ニュージーランドのミカエラ・ドラモンドが一人先頭に出る。
順調にタイム差を広げて32秒となる。
集団はペースを上げて追っているようには見えない。ベルギー、英国が先頭に。
ミカエラ・ドラモンドのリードは48秒から少しずつ削られていく。一人では厳しい。
ミカエラ・ドラモンドは、捕まってしまう。誰の援護も得られなかった。
Smeysberg(8.8%で700m、最大16%)
ここで、またふるい落としがあるかな。フランドルのサーキットに入ってきた。
石畳のMoskesstraat(8%で550m、最大16%)
ここでアタックがかかるかと思ったけれどかからない。
オランダのデミ・ヴォラリングがチェーン落ち。さっきからマシンの調子が良くない。
登りを押して上がって、結局バイク交換。もう追いつくのは難しいかも。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュを制しているのにチャンスがなくなってしまった。
少ししたら、追いついていたけど。
Smeysberg(8.8%で700m、最大16%)
アネミエク・ファンフルーテンが登りで攻撃。だが、連続で誰かが引き継ぐ訳ではないので逃げにはならない。シクロクロスで活躍するルシンダ・ブランドも仕掛けるが決まらない。
今度は、TTで勝利したエレン・ファンダイクも攻撃する。オランダの波状攻撃だ。
ドイツが登りで攻撃。
二人が抜け出すが、決まるかなあ~。 と、思っていたらやっぱり決まらない。
- LUDWIG Cecilie Uttrup (Denmark)
- FREI Sina (Switzerland)
今度は、アネミエク・ファンフルーテンが少し前に出る。これは決まるか?
やはり、決まらない。これはスプリントかな~。
ルーヴェン市内に帰ってきた。ここから2回のローカルラウンドを走る。
フランスのオード・ニアンニックが少し集団をリードしてゴールラインを通過。
集団から3人が出るが集団もすぐ後ろだ。
フランスのオード・ニアンニックも捕まってしまう。
デコウクスラン(2.5%で975m、最大6%)
もう、残り28kmだ。
ここで、スペインのマヴィ・ガルシアがアタック!
単独だと逃がして貰える。どこまで行けるかな。
アネミエク・ファンフルーテンがアタックをかける。
だが、アネミエク・ファンフルーテンがアタックをかけるとすぐにチェックに入られる。
集団は、アネミエク・ファンフルーテンが先頭を引く。
マヴィ・ガルシアの後ろに集団が見えてくる。
マヴィ・ガルシアは、12秒差で逃げ続ける。
マヴィ・ガルシアは、残り10kmで捕まってしまった。
ルシンダ・ブランドがアタックをかける。ここからはオランダの波状攻撃となりそうだ。
アネミエク・ファンフルーテンがまたもアタック。
デコウクスラン(2.5%で975m、最大6%)
今度は、エレン・ファンダイクがペースを上げる。
5人が抜け出したが、これは決まるのか?
オランダのエレン・ファンダイクとマリアンヌ・フォスが入っているメンバーがすぐに追いつかれる。
だめだ、これはスプリントだ。
エレン・ファンダイクがラスト3kmで3人となるが、これも決まらない。
最後の登りだが、距離が短すぎる。
ラスト1.3kmでイタリアが先頭を固める。後ろはオランダだ。
イタリアが3人のトレインを作り一人ずつが引いていく。
最後に引くのは、イタリアのロンゴ・ボルギーニ。
ロンゴ・ボルギーニで先頭でゴールに向かう。
ロンゴ・ボルギーニのリードが終わって、エリサ・バルサモがスプリント開始!
オランダのマリアンヌ・フォスが追い込んでくる。二人の一騎打ちだ。
だが、エリサ・バルサモは譲らない。
なんと、23歳の新女王誕生だ。現在はValcar – Travel & Serviceで走っており、2022年からTrek-Segafredo Womenに移籍となる。
キャリア9勝目が世界選手権を制覇する勝利をなった。
2位のマリアンヌ・フォスは欧州選手権の後に酷い風邪に。今回もベストな状態で望めた訳ではなかったようだ。
3位のカタジナ・ニエウィアドーマは、Canyon SRAM Racing所属。これでキャリア18勝目だ。4位にはハンガリーのブランカ・カタバス。これからシクロクロスシーズンなので、こちらで期待したい。
リザルト
Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
---|---|---|---|---|
1 |
BALSAMO Elisa
|
Italy | 600 | 3:52:27 |
2 |
VOS Marianne
|
Netherlands | 475 | ,, |
3 |
NIEWIADOMA Katarzyna
|
Poland | 400 | 0:01 |
4 |
VAS Kata Blanka
|
Hungary | 325 | ,, |
5 |
SIERRA Arlenis
|
Cuba | 275 | ,, |
6 |
JACKSON Alison
|
Canada | 225 | ,, |
7 |
VOLLERING Demi
|
Netherlands | 175 | ,, |
8 |
LUDWIG Cecilie Uttrup
|
Denmark | 150 | ,, |
9 |
BRENNAUER Lisa
|
Germany | 125 | ,, |
10 |
RIVERA Coryn
|
United States | 100 | ,, |
與那嶺恵理は、9分13秒遅れの85位でゴール。
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