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ツアー・オブ・アルプス第5ステージ 最終ステージを制したライダーは?

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Photo credit: Jorbasa on Visualhunt
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ツアー・オブ・アルプスも最終ステージ。

第4ステージでは、クリス・フルームの逃げに、ペリョ・ビルバオのミケーレ・スカルポーニに奉げる勝利もあり、中々見ごたえのあるステージとなった。

最終日に待ち受けるのはイタリアのガルダ湖に繋がるルート。距離は120.9kmと短いが、アップダウンの連続となり、総合勢は気の抜けないコースとなるだろう。

サイモン・イェーツの総合は大丈夫そうだが、上位勢の順位は更に変わる可能性のあるコースだ。

なお、Team DSMのジェイ・ヒンドレーは昨日の最後の降下の落車でDNFとなっている。

 

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第5ステージ ヴァッレデルチーゼ~リーヴァデルガルダ 120.9km

第5ステージ photo tourofthealps.ec

 

息を呑むような美しい景色のトレンティーノのエリアからスタート。最初の30kmは平坦だが1級山岳に向かってゆるやかに登っていく。

最後に逃げに出て勝利を狙うライダーには、距離も手頃で結構いいかも。

最後に2級山岳(登坂距離9.3km・平均勾配5.6%)を巡るローカルラップを2周して下ってゴールとなる。

昨日のように下りで順位が変わることがあるので、最終順位を楽しみにしておこう。

 

7人の逃げ

昨日頑張ったクリス・フルーム。

ようやく登りでも走りが良くなってきた。逃げには満足していると。

 

 

ティボー・ピノはここまで走れていない。ジロ・デ・イタリアにも出場しないと言う。どこを目指すのか?

 

新城幸也はしっかりと、ペリョ・ビルバオのアシストをこなしている。

 

スタートは今日も快晴!

 

 

 

残り42.2kmで第2集団と1分51秒差。先頭集団にはティボー・ピノがいる!

スタート直後の3kmから逃げていたメンバーは以下の通り。途中で13人になっていたが分裂。

  1. PRONSKIY Vadim (Astana – Premier Tech)
  2. フェリックス・グロクチャートナー (BORA – hansgrohe)
  3. ティージェイ・ ヴァンガーデレン (EF Education – Nippo)
  4. アレッサンドロ・デマルキ (Israel Start-Up Nation)
  5. ダン・マーティン (Israel Start-Up Nation)
  6. トニー・ガロパン(AG2R Citroën Team)
  7. ニコラス・ロッシュ (Team DSM)
  8. TORER Michael (Team DSM)

 

残り35.8kmで先頭集団は7人。かなり強力なメンバーだ。ニコラス・ロッシュやトニー・ガロパンは最初から逃げているメンバーだ。

最後から2番目の2級山岳に登っている。

  1. ティボー・ピノ (Astana – Premier Tech)
  2. フェリックス・グロクチャートナー (BORA – hansgrohe)
  3. アレサンドロ・デマルキ (Israel Start-Up Nation)
  4. トニー・ガロパン (AG2R Citroën Team)
  5. ニコラス・ロッシュ (Team DSM)
  6. AMEZQUETA Julen(Caja Rural – Seguros RGA)
  7. STEINHAUSER Georg(Tirol KTM Cycling Team)
 

最後の2級山岳に向かって先頭は下っている。残り25kmで第2集団の6人とは20秒のタイム差。メイン集団とは59秒だ。

逃げ切れるか?

 

ローカルラップのラスト1周。良いメンバーなので後ろが追っても追いつかない。最後の登りでどうなるかだろう。

 

ティボー・ピノはかなり調子良さそうに見えるけど、背中の状態はあまりよくないのだろうな。

 

最後の登りに入りメイン集団で落車発生。新城幸也は端にいたので大丈夫のようだ。

 

フェリックス・グロクチャートナー (BORA – hansgrohe)が残り19.4kmでアタック!

後続は一気に切れていく。

 

すでにメイン集団に1分20秒のタイム差となっている。これは逃げ切りか?

 

メイン集団は、Team BikeExchangeが引いている。逃げているメンバーに総合を脅かすメンバーはいないので1分以内のタイム差ならばOKだろう。

 

2番手で、ニコラス・ロッシュとアレッサンドロ・デマルキが追っている。タイム差は43秒あるので追いつくことは難しい。

 

残り13.4kmでナイロ・キンタナがアタックをかける。キンタナは総合7位からの浮上を狙うが、すぐに捕まる。

 

フェリックス・グロクチャートナーは、下りを全開で走っている。ゴールまで後、9.2kmなのでギリギリ逃げ切れそうだ。

 

2番手の二人もギリギリ追いつかれずに下りで頑張っている。ゴールまで逃げ切れるか?

 

あと2.5kmでゴールだ。43秒あれば余裕で逃げ切れる。

 

二人は集団に5秒差まで迫られている。凄い粘りだ。

 

フェリックス・グロクチャートナーは見事な逃げ切りを果たした。昨日も逃げに乗っており連日の逃げがようやく実った。

試合に勝つことは常に気持ちがいいし、オーストリアの近くで勝つことはさらに良いことだ。

第2ステージでショットを逃した後、毎日それを試すつもりだと自分に言い聞かせてきた。2回は失敗したが、前向きな姿勢を保ち、今日の勝利で報酬が得られた。

再び、計画は離脱に入るというものだった。それはうまくいった。最後の登りで、最高の足を持っていた。

ジロ・デ・イタリアの2週間前にこのような強力な参加者のフィールドで勝つことは非常に特別であり、私の自信を大きく後押しする。

ジロへの大きな自身となっている。

 

2番手で逃げていたニコラス・ロッシュとアレッサンドロ・デマルキの二人はギリギリで逃げ切り~。

ニコラス・ロッシュはジェイ・ヒンドレーがDNSとなったために奮起した。

 

サイモン・イェーツは、無事に集団でゴール。総合優勝を決めた。やはり、山岳の強さはピカ一だ。

ツアー・オブ・アルプスをジロ・デ・イタリアの「ドレスリハーサル」と呼んでいたサイモン・イェーツ。

気分が良いです。今、自分の面倒を見て、病気にならないようにしなければならない。そしてジロでは勝ち取ることを目指したい。

チーム力はそれほど強くないが、個人としてみると抜きんでている。ジロ・デ・イタリアの優勝候補の筆頭となるだろう。

 

こちらはハイライト動画

 

こちらはフル動画

 

リザルト

第5ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  GROßSCHARTNER Felix BORA – hansgrohe 20 30 3:03:38
2  ROCHE Nicolas Team DSM 10 18 0:34
3  DE MARCHI Alessandro Israel Start-Up Nation 5 12 ,,
4  MOSCON Gianni INEOS Grenadiers   7 0:40
5  OSORIO Alejandro Caja Rural – Seguros RGA   4 ,,
6  BARDET Romain Team DSM   3 ,,
7  SÁNCHEZ Luis León Astana – Premier Tech   2 ,,
8  GUERREIRO Ruben EF Education – Nippo   1 ,,
9  PADUN Mark Bahrain – Victorious     ,,
10  FABBRO Matteo BORA – hansgrohe     ,,

総合

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  YATES Simon Team BikeExchange 200 150 18:36:06
2  BILBAO Pello Bahrain – Victorious 150 110 0:58
3  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech 125 90 1:06
4  CEPEDA Jefferson Alexander Androni Giocattoli – Sidermec 100 80 2:25
5  CARTHY Hugh EF Education – Nippo 85 70 2:37
6  SIVAKOV Pavel INEOS Grenadiers 70 60 2:44
7  QUINTANA Nairo Team Arkéa Samsic 60 55 2:54
8  GUERREIRO Ruben EF Education – Nippo 50 50 3:12
9  BARDET Romain Team DSM 40 45 ,,
10  SCHULTZ Nick Team BikeExchange 35 40 3:36

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 2 ▲1  DE MARCHI Alessandro Israel Start-Up Nation 25
2 1 ▼1  DINA Márton EOLO-Kometa 16
3 3  YATES Simon Team BikeExchange 14
4 4  THOMPSON Reuben Groupama – FDJ 10
5    PINOT Thibaut Groupama – FDJ 10
6 5 ▼1  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech 8
7 6 ▼1  SIVAKOV Pavel INEOS Grenadiers 8
8 7 ▼1  FROOME Chris Israel Start-Up Nation 8
9    STEINHAUSER Georg Tirol KTM Cycling Team 6
10 8 ▼2  QUINTANA Nairo Team Arkéa Samsic 6

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  CEPEDA Jefferson Alexander Androni Giocattoli – Sidermec 18:38:31
2 2  OSORIO Alejandro Caja Rural – Seguros RGA 2:00
3 3  LIPOWITZ Florian Tirol KTM Cycling Team 4:03
4 5 ▲1  FETTER Erik EOLO-Kometa 8:03
5 9 ▲4  VALTER Attila Groupama – FDJ 9:13
6 8 ▲2  PRONSKIY Vadim Astana – Premier Tech 9:36
7 4 ▼3  SKJELMOSE JENSEN Mattias Trek – Segafredo 14:07
8 7 ▼1  ARDILA Andrés Camilo UAE-Team Emirates ,,
9 6 ▼3  RIES Michel Trek – Segafredo 14:30
10 10  STEINHAUSER Georg Tirol KTM Cycling Team 15:03

 

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