ロードバイクの情報を発信しています!

UAEツアー第3ステージ 山頂フニッシュを制したライダーは誰?

海外情報
Photo credit: goodiesfirst on Visualhunt.com / CC BY
この記事は約11分で読めます。

UAEツアーは、3日目となり山頂フニッシュのステージとなる。総合が動く日になりそうだが、1位と2位は順位は動かないかな。

問題は3位以下が、他チームの総合勢で埋められてくるかもしれない。ただ、それでも8分以上のタイム差があるので、やはり逃げ切った23人の中で順位が変わる感じか。

コロナはAlpecin-Fenixのスタッフからは、感染が広がっていないようで報告はない。誰もライダーがコロナにならないといいのだけど。

 

スポンサーリンク

Stage 3»Strata Manufactoring›Jebel Hafeet(166k)  

第3ステージ photo RCS

ジュベル・ハフィート山頂フィニッシュに向かって走るステージ。最後の登坂は強烈だけど、道路幅も広くカーブを使って逃げるとかは出来ない。

ひたすら力勝負となるか?

 

ジュベル・ハフィート photo RCS

ジュベル・ハフィートは、登坂距離10.8kmで平均勾配は6.6%。最大勾は11%にも達するためここで総合の順位は大きく変わってくるだろう。

第1ステージで遅れてしまった総合勢は、ステージ優勝だけを狙って全開で攻めるのではないかな。逆にタデイ・ポガチャルは調子のよい選手ををマークしておけば良いので気が楽だろう。

 

トーマス・デヘントが二人で逃げる

photo tiz cyclingストリーミングより 以下同様

スタートではポカチャル、アルメイダが並ぶ。ヤングライダー賞は3位のニールソン・ポーレス(POWLESS Neilson)EF Education – Nippoが着用。

 

トニー・ガロパンがリアルスタートになって、すぐにファーストアタック。

 

トニー・ガロパンが後ろに向かって、誰か来いと手を上げると、それに反応したのはトーマス・デヘント。

 

これは楽しみな逃げが完成した。

このUAEツアーでは逃げをみることはないと思っていたトーマス・デヘントが逃げてくれるのは嬉しい。今日は、集団コントロールする必要もないので逃げをチームからゆるされたのだろう。

 

早くから逃げが決まったので集団はのんびりだ。シェーン・アーチボルト(Deceuninck – Quick Step)とクリストフ・フィングステン(Team Jumbo-Visma)がカメラに気づいて手を振っている。

二人は、元BORAで走っておりチームメイトだ。

 

こちらはジョアン・アルメイダ(Deceuninck – Quick Step)。ポガチャルとはわずかに5秒のタイム差なので、このステージで十分に逆転可能。

ただ、メンバー的にサム・ベネットのためのスプリンターのアシストが多く、山岳ではファウスト・マスナダとマティア・カッタネオの二人が頼りとなる。

 

なんと、エースナンバーをつけているクリス・フルームがボトル運びをしている。今日の山岳でもアシストのつもりだろう。

 

タデイ・ポガチャルは、サポートカーに戻ってクリートにスプレーを吹いて貰っている。これはDMTのシューズだが、発売されていないタイプのようだ。BOAダイヤルもないし相当軽量なはず。

 

逃げている二人は順調にタイム差を広げている。残り108kmで6分まで開いたきた。

第1ステージは最初の10kmが10分8秒で、時速60kmオーバーで進んでいたことを考えるとav45.8km/hは普通に思えてくる。メチャクチャ速いけど。

 

真ん中のアダム・イェーツは第2ステージのタイムトライヤルは34位。総合では5位の39秒差だ。

今日の山頂フニッシュでは逆転を狙って相当頑張らないといけない。山岳アシストはピカ一のメンバーなのでトレインが見られるかも。手前はルーク・ロウ。

 

イネオスはフィリッポ・ガンナがボトル運び。世界チャンピオンがボトル運びなんて。なんて贅沢な。

 

クリス・フルームは何故か、先頭に出て集団を引いている。登りで頑張れば良いと思うけど。

 

残り90km近くなって、一気にイネオスがガンナを先頭に仕事を開始。見る見るうちにタイム差が縮まっていく。

 

トーマス・デヘントが変わったポジションで

これは試したことがないボジション。プラケットの外側に小指と薬指をかけて、肘はハンドルバーの外寄りにかけている。

向かい風がきつい時に、今度試してみようかな。ただ、ブレーキバーは全く握れていないので危ない。先頭を走り、路面状況の良いこのコースならではのポジションだ。

 

こちらはブラケットのツノの部分を握って走るポジション。私は向かい風の強い時には、この姿勢で前腕をハンドルバーに乗せている。

ただ、普段腕を伸ばして乗っているので、たまに低いポジションで走ると体幹が持たない(^^;

姿勢を低くすると、スピードは維持しやすいけど疲れるわあ~。

 

こちらはオンボードカメラからみた先頭付近のクリス・フルームとミケル・モルコフの後ろ姿。オンボードカメラはLotto Soudalのトッシュ・ファンデルサンド。

 

BORAのボトル運びはパスカル・アッカーマン。今日は出番がないので仕方ないかな。

 

タデイ・ポガチャルとガンナは楽しそうに談笑。逃げの二人とのタイム差は、3分台まで迫ったので射程圏内となり、再び4分台に開いている。

 

残り20kmをきって、後ろの集団は前の二人より10km/h速いスビードで追い詰めていく。だが、この感じだと捕まるのは登りの途中だ。

トーマス・デヘントは、後ろとのタイム差を考えて出力を計算しながら走ると言う。どこまで逃げられるだろう。

 

さあ、最後の登りとなってトニー・ガロパンがアタックをかける。タイム差1分でどこまで逃げれるのか。

 

トーマス・デヘントは残り10kmで吸収される。

 

クリス・フルームは後方であえいでいる。どこまで持つのか?

 

あ~、トニー・ガロパンも残り8.2kmで捕まってしまう。集団はUAEが引いている。

 

アレクセイ・ルチェンコ(Astana – Premier Tech)がラスト7.8kmで先頭からドロップ。

 

あ~、フルームの後ろからアレハンドロ・バルベルデ(Movistar Team)が切れていく。

 

フルームはラスト6.6kmで切れてしまう。まだまだリハビリがたらないのか。まだ、登り始めて4kmほどなのに。

 

さあ、UAEに変わってイネオスが引き始めた。まだ3人アシストが残っている。

 

セップ・クスが4番手につけている。

 

イネオスのアシストが外れた瞬間にセップ・クスがアタックする。

 

一度は、後方に追いつかれるが、エマヌエル・ブッフマン( BORA – hansgrohe)のアタックを利用して、またセップ・クスが前に出る。反応出来たのは二人だけ。

 

あっと、タデイ・ポガチャルが先頭を引いている時に、アダム・イェーツがアタック!

セップ・クスはあきらめてしまった。

 

アダム・イェーツとタデイ・ポガチャルの一騎打ちとなる。昨年の再現となるか。

 

アダム・イエーツは振り切ろうと、アタックをかけるがタデイ・ポガチャルはしっかりとマーク。離れない。

 

3位争いは、アルメイダが引く。lotoはハーム・ファンフック。EFはニールソン・ポーレス。

 

セップ・クスは後方からあがってきたクリス・ハーパーのアシストのために下がっている。これも作戦だろう。

 

タデイ・ポガチャルは、スビードをつけて追い抜くために、少し間をあけている。

 

タデイ・ポガチャルは、狙いすましてスパートをかけてアダム・イェーツを追い抜く。これは勝負あった。

 

タデイ・ポガチャルが山頂ゴールを制した。アダム・イェーツは最後までポガチャルを振り切れなかったのが痛い。

これで、ポガチャルは総合でも43秒のリードを築く。アルメイダは5秒のタイム差から、一気に1分3秒までタイム差を広げられてしまった。こうなると、表彰台を守る戦いとなってしまうのか。

総合4位は、セップ・クスにアシストされて登ってきたクリス・ハーパーが順位を守った。

明日は、フラットステージなので総合勢はお休みだろう。今大会初めてスプリンターが勝利を奪う日になるだろう。

こちらはハイライト動画

 

リザルト

第3ステージリザルト

Rnk Rider Team Time
1  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 3:58:35
2  YATES Adam INEOS Grenadiers ,,
3  HIGUITA Sergio EF Education – Nippo 0:48
4  BUCHMANN Emanuel BORA – hansgrohe ,,
5  VANHOUCKE Harm Lotto Soudal ,,
6  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step ,,
7  STORK Florian Team DSM 0:54
8  POWLESS Neilson EF Education – Nippo ,,
9  HARPER Chris Team Jumbo-Visma 1:00
10  BOUCHARD Geoffrey AG2R Citroën Team 1:09

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 7:58:30
2 5 ▲3  YATES Adam INEOS Grenadiers 0:43
3 2 ▼1  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step 1:03
4 4  HARPER Chris Team Jumbo-Visma 1:43
5 6 ▲1  POWLESS Neilson EF Education – Nippo 1:45
6 10 ▲4  SKJELMOSE JENSEN Mattias Trek – Segafredo 2:36
7 11 ▲4  CARUSO Damiano Bahrain – Victorious 2:38
8 3 ▼5  CATTANEO Mattia Deceuninck – Quick Step 2:39
9 15 ▲6  FERNÁNDEZ Rubén Cofidis, Solutions Crédits 3:32
10 13 ▲3  MASNADA Fausto Deceuninck – Quick Step 4:47

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 3 ▲2  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 39
2 1 ▼1  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step 28
3 2 ▼1  GANNA Filippo INEOS Grenadiers 21
4 6 ▲2  MØRKØV Michael Deceuninck – Quick Step 18
5   ▼5  GALLOPIN Tony AG2R Citroën Team 16
6   ▼6  YATES Adam INEOS Grenadiers 16
7 4 ▼3  DEKKER David Team Jumbo-Visma 16
8 5 ▼3  BISSEGGER Stefan EF Education – Nippo 16
9   ▼9  HIGUITA Sergio EF Education – Nippo 12
10 7 ▼3  BJERG Mikkel UAE-Team Emirates 12

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 7:58:30
2 2  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step 1:03
3 3  POWLESS Neilson EF Education – Nippo 1:45
4 5 ▲1  SKJELMOSE JENSEN Mattias Trek – Segafredo 2:36
5 13 ▲8  HIGUITA Sergio EF Education – Nippo 9:49
6 18 ▲12  VANHOUCKE Harm Lotto Soudal 10:10
7 23 ▲16  STORK Florian Team DSM 10:21
8 9 ▲1  DE BOD Stefan Astana – Premier Tech 12:19
9 6 ▼3  BJERG Mikkel UAE-Team Emirates 12:40
10 33 ▲23  BATTISTELLA Samuele Astana – Premier Tech 12:47

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました