オランダ選手権といえば、トリコロールのジャージをきたマチュー・ファンデルプールが思い出される。
レースでは目立つので代名詞のようになっている姿だ。オランダ選手権は昨年と同じコース。地元のTeam Jumbo-Vismaが大挙して訪れる選手権だ。
オランダ選手権 183km
コースは去年と一緒。7.3kmの周回コースを27周の予定だったけど、25周に短縮されている。
短縮された理由は、欧州サッカー選手権のためにNOS放送スケジュールがタイトになるためだそうだ。短くなっても厳しいコースであることには変わりがない。
上のコースマップを見てもわかるようにテクニカル。しかも9%勾配の登りが毎週回に出て来るサバイバルコース。
今年は観客も入れての観戦となった。
スタート前
スタートでは、マチュー・ファンデルプールとトム・デュムランがグータッチ。二人は最後尾からスタート。余裕なのか?
更に、このレースではファビォオ・ヤコブセンとディラン・フルーネウェーヘンが同じレースに出場。二人が声をかわしたのかはわからない。
上は、ヴィズマのクーン・ボウマンだ。
サバイバルレース
スタートは、狭い場所から。これも昨年と一緒だ。
ファビオ・ヤコブセンが最後尾。その前はトム・デュムランでスタート。
逃げには、ユンボ・ヴィズマが二人入っている。
レースは、ユンボ・ヴィズマが主導権を握る。途中3人が抜け出す場面も。
マチュー・ファンデルプールは、追走集団の最後尾で走っている。
少しずつ人数は減るが、先頭は目まぐるしくかわる。
- Boy van Poppel (Intermarché-Wanty-Gobert)
- Gijs Leemrijze (Jumbo-Visma)
- Ivar Slik (Abloc)
- Nils Wolffenbuttel (VolkerWessels)
- Timo Roosen(Team Jumbo-Visma)
- Olav Kooij (Team Jumbo-Visma)
- Dylan Groenewegen (Team Jumbo-Visma)
- Nick van der Meer (VolkerWessels)
- Sebastiaan Langeveld (EF Education)
- Martijn Tusveld (Team DSM)
- Elmar Reinders (Riwal)
- Jens van den Dool (Metec-Solarwatt)
- Wesley Kreder (Intermarché-Wanty-Gobert)
- Oscar Riesenbeek (Alpecin-Fenix)
- Sjoerd Bax (Metec-Solarwatt)
- Sven Burger (Beat Cycling)
- Jan Maas (Leopard Pro Cycling)
- Danny van Poppel (Intermarché-Wanty-Gobert)
残りl48.4kmで先頭から3人が抜け出す。
オスカル・リースベーグ(Alpecin-Fenix)が先頭をリードする。
3人は後続を引き離しにかかる。ディラン・フルーネウェーヘンが入っているのが驚きだ。
- オスカル・リースベーグ(Alpecin-Fenix)
- ディラン・フルーネウェーヘン(Team Jumbo-Visma)
- ボーイ・ファンポッペル (Intermarché-Wanty-Gobert)
こちらは追走グループ。
ラスト40kmで先頭3人に後続の5人が合流して8名の先頭グループとなる。ディラン・フルーネウェーヘンは、チームメイトを率いれて、交代どなった。
- オスカル・リースベーグ(Alpecin-Fenix)
- ボーイ・ファンポッペル (Intermarché-Wanty-Gobert)
- Sjoerd Bax(Intermarché-Wanty-Gobert)
- Danny van Poppel (Intermarché-Wanty-Gobert)
- Boy van Poppel (Intermarché-Wanty-Gobert)
- Martijn Tusveld (Team DSM)
- オラク・クーイ(Team Jumbo-Visma)
- ティモ・ローセン(Team Jumbo-Visma)
最終グループから、抜け出たのは、ティモ・ローセン。
ティモ・ローセンは独走状態にはいる。
最終的にティモ・ローセンは30秒ものタイム差をつけて優勝した。
子供の頃からの夢がかなったと言う。トリコロールのジャージを着て1年間走れるが、ツールではみれないのが残念。
肝心のマチュー・ファンデルプールだが、今日は彼の日ではなかったようだ。追走集団の先頭を走っている時もあったが、結局追いつくことなく残り50kmで1分30秒のタイム差。
最終的にはリタイヤしてしまった。マチュー・ファンデルプールは、ツール開幕の土曜日までにスーパーな足が戻ってくることを期待しているとゴール後に答えている。
まあ、毎回スーパーであることは難しいですよね。これから、トリコロールジャージでないので、マチュー・ファンデルプールの姿を探すのに苦労しそうだ。
リザルト
Rnk | Rider | Team | UCI | Pnt | Time |
---|---|---|---|---|---|
1 |
ROOSEN Timo
|
Team Jumbo-Visma | 100 | 15 | 4:10:41 |
2 |
BAX Sjoerd
|
Metec – Solarwatt p/b Mantel | 75 | 10 | 0:30 |
3 |
RIESEBEEK Oscar
|
Alpecin-Fenix | 60 | 7 | ,, |
4 |
TEUNISSEN Mike
|
Team Jumbo-Visma | 50 | 4 | 0:33 |
5 |
VAN POPPEL Boy
|
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux | 40 | 2 | ,, |
6 |
TUSVELD Martijn
|
Team DSM | 30 | 1 | 0:36 |
7 |
KOOIJ Olav
|
Team Jumbo-Visma | 20 | 0:38 | |
8 |
MAAS Jan
|
Leopard Pro Cycling | 10 | 1:24 | |
9 |
WELTEN Bram
|
Team Arkéa Samsic | 5 | 1:28 | |
10 |
LANGEVELD Sebastian
|
EF Education – Nippo | 3 | 1:41 |
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