体重を増やすことは彼のロードキャリアを手放すプロセスの一部であったと言う。
ブラットリー・ウィギンズは、引退の大きなメリットの1つは、ある程度の体重を増やすことが出来たことだという。
彼は「サイクリングの病んだ世界」と言うが、もう彼には影響がないと言います。
ユーロスポーツがGiro d’Italiaを放映している時に、Wigginsはプロサイクリングの文化について次のように語った。
「この身体は病気だ。止めたほうがいい!」
クライマーの研ぎ澄まされた身体を見たときにウィギンズが言い放った言葉だ。
ウィギンズは、2014年に最後の総合優勝したカリフォルニアツアーの時には、72kgあったといいます。
Team Skyのウェブサイトには69kgと公開されている。
誰もが知っているように、 パワーウェイトレシオはプロのサイクリストが重要視する基準です。 ペダルに同じ力をかけている間、体重が軽いほど速く登ることができます。
誰よりも早く山道を登ろうとするならば、それはかなり大きな問題となってくる。
元々トラック競技からロードを始めたWigginsは、体重が70kg以上。
彼は、ツール・ド・フランスに勝つためにパワーウェイトレシオの向上を目指し体重を極限まで絞り6キロの減量に成功。
そのため山岳も登れるようになった。ただ、それでも南アフリカの高地で育ったフルームには山岳で引っ張って貰うことも多々あったことは事実。
一部の人は、ツール前に服用していた喘息薬の潜在的な減量効果を指摘する声もあった。
ウィギンズは、体重を増やすことは彼のサイクリングキャリアを手放す過程の一部であったと言う。
彼は今、引退から3年たち
「人生の大切なものは何かであるか再認識している。そのため外から「サイクリングを見る」ことができるようになった。
そして、今そのエゴを手放すことができている」
と言う。
つまり、普通の人に戻り体重も10キロ増やしたということなのでしょう。ツールで勝つということはそれだけ大変だということも言えると思います。
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