ゴールで勝利したライダーを仲間が祝うのはいけないことなのか。
スプリントなどで、リードアウトして頑張ったライダーはチームメイトが勝ったら嬉しいに決まっている。
自分の仕事を終えて後ろから勝利をみるのは最高の気分だ。この時に、勝者と共にバンザイするシーンは見れなくなりそうだ。
後ろでバンザイしたら罰金
Fines of up to £450 introduced for riders who celebrate teammate wins in bunch sprints https://t.co/obgfvfJZdR
— Cycling Weekly (@cyclingweekly) January 9, 2025
UCIはなんと面白くない規則をつくるのか。
後ろで勝利を祝うのは自然な行為だ。これを禁止するというのだ。
2025年1月1日に改正された規則では「スプリント中に減速し、他のライダーを危険にさらした」場合以下のような罰則となる。
- 違反の深刻さに応じて、100スイスフラン(約1万7千円)から500スイスフラン(約8万6千円)
- 違反したライダーは、グループ最下位に降格
- イエローカードを受ける可能性
- 違反ライダーは山岳または、ポイントの25%のペナルティ
さらに、ゴール時に無線を使うこと。これは勝者がチームカーに無線で勝利を伝えることも出来なくなる。ハンドルから手を離して集団内で祝うこともダメなのだ。
これは、ゴールの素晴らしいシーンを狙うカメラマンも残念に思うのでは。仲間を祝うのはそんなにいけないことなのか。
On the wet roads of Santander, it was the Green Jersey Kaden Groves who won stage 17 of @lavuelta after a super leadout by Edward Planckaert. 👌 Pavel Bittner and Vito Braet completed the podium of the last stage for the sprinters. #LaVuelta24 pic.twitter.com/w228KwDTdN
— Mihai Simion (@faustocoppi60) September 4, 2024
具体例では、2024 ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージでAlpecin-Deceuninckのエドワード・プランカールトがカーデン・グローブスの勝利を祝ったシーンだ。
この時に、後ろにいたヴィクトール・カンペナールツが落車しそうになったという。映像でみても極めて危険とは見えないのだけど。
UCIは、先日はU23世界選手権にはプロ選手が出れないことを発表していた。これは良いだろうけど、今回のバンザイゴールなしは自然な行為なので熱くなっていたら忘れてしまいそうだ。
人間の自然な気持ちを抑えるのは難しいと思う。
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