シクロクロスワールドカップ第12戦デンデルモンデでは、初めてシクロ3強が揃ってレースに参戦。
結果は、今シーズン負けなしのワウト・ファンアールトが4連勝を飾った。デンデルモンデでは昨年に続いての勝利だ。
泥の重いコースはワウトに向いてはいたけれど。
ワウト・ファンアールトは、ゴール後にインタビューに答えているが、特に観客のいないベルギーのシクロクロスについて理解できないとコメントしている。
まだ最高の状態でない
この投稿をInstagramで見る
レースで最初にフィールドに飛び出したのは、トーン・アールツ。3秒ほどのリードを奪って後続を引き離すことに成功。
3強ではマチュー・ファンデルプールが最初にトーン・アールツに追いつく。ワウト・ファンアールトは少し遅れて、先頭のパックに合流となる。
まずは、レースの展開についてワウトが、インタビューに答えている。
最初の数周は、ちょっと探り探りの状態だった。スタートダッシュがうまくいかず、常に間違ったラインを選んでしまった。
結果的には問題なかったけどね。コースがわかると、ペダルがスムーズに回るようになった。
マチューとトーン・アールツを振り切ろうと2回ほどトライしたんだ。2回目のジャブで、確信に変わった。楽しかった。
まだ、最高の状態ではないが、体調は良い。シーズンのスタートは、例年よりいい感じだ。この先もその路線を続けていけたらと思う。
マチューを49秒も引き離す走りを見せて、まだ最高の状態に達していないとなると、更に強くなることは間違いない。これで、世界選手権にも出場するようになるではないかな。
ファンがいてはいけないのが理解できない
ワウト・ファンアールトは、デンデルモンデでは一般客が入れなかったことについて悔しさを口にしている。
シクロクロスライダーとして1年で最高の1週間だ。このような美しい勝利をファンなしで経験するのは、残念なことだ。ファンがいないのは大きな違いになる。
この広がりのあるコースは、観客を受け入れるのに理想的だと思う。本当に残念だ。
実際、ファンが許可されていないことを理解していません。ここでのリスクは小さいと思う。
全くもってワウト・ファンアールトの言う通りで、密室ではないしフィールドは広い。何万人も集まる訳ではないし、対策も万全に考えられているのだから、観客なしは行き過ぎではないかな。
フィールドライドは、最も厳しい安全対策を念頭に置いて長い間組織されてきており、ベルギーサイクリング連盟も、評議会に対して観客の立ち会い禁止は根拠がなく悲惨なものだと抗議している。
今後のシクロクロス競技は開催されるが、ベルギーでは無観客となっている。少し寂しいレースとなりそうだ。
コメント