マチュー・ファンデルプールにとって、オリンピックは大きな悪夢となった。
1周目無難に走っていたが、まさかの事態が起こってしまう。岩からのジャンプでマチューは真っ逆さまに転落してしまったのだ。
詳しい転倒の様子は以下で
この転倒の理由がわかったので紹介。
あるはずと思っていたマチュー
The Mathieu van der Poel crash during the Olympic Cross Country race 😮😬#Tokyo2020 https://t.co/aPs8SpLc7A pic.twitter.com/snJajCkZnq
— René Bugner (@RNBWCV) July 26, 2021
落車した原因は、そこにあるはずの板がなかったからだ。これについて、マチュー・ファンデルプールは、撤去されるとは聞いてなかったと答えている。
De crash van Mathieu van der Poel uit een andere angle!😱 pic.twitter.com/kOqo16oSjg
— Bas Tietema (@BasTietema) July 26, 2021
病院で、X線を待っている間、マチューはツイッターでオランダのジャーナリストに返答し、偵察中と同じように岩から下がるだろうと思ったと述べている。
マチュー・ファンデルプールは、2019年のテストイベントで伊豆のコースを走っている。土曜日の午後からの試走でも6周走っている。
前には、写真のように板があった。マチューがツイートで答えている。
Ik was niet op de hoogte, die plank lag er tijdens de verkenning wel. Enkel meegekregen dat hij op het testevent was weggehaald pic.twitter.com/0kf3PFg7OU
— Mathieu Van der Poel (@mathieuvdpoel) July 26, 2021
意識していなかった、あのプランクは偵察の時にあった。テストイベントで外したとしか聞いていない。
つまり、マチューはジャンプではなく、板を下っておりるつもりだった。
10位になったオランダのミラン・べイダーは、ジャーナリストに対して、マチューはジャンプせずに、転がると昼食の時に話したと言っている。
オランダのヘルベン・デ・クネクト監督は、マチューには話していると言っているので、マチューが忘れていたのかもしれない。
あると思っていた板がなかったので、あんな不思議なこけ方をしたというのが真相のようだ。
板がいつ外されたのかは、良くわからない。落車後もマチューは走り続けたが、腰が痛くて残り2周を残してリタイヤしている。
板があれば、レース結果は大きく違っていただろう。なくなったことでマチューの夢は悪夢となってしまった。
病院では、股関節の検査をして貰っているそうだ。詳細が分かれば追記したい。
追記
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マチューはインスタを更新。何を言っても無駄だけど、また帰ってくる。ピドコックおめでとうと言っている。
Nee ik wist van niets. In het ziekenhuis voor foto’s momenteel. Teveel last om te finishen
— Mathieu Van der Poel (@mathieuvdpoel) July 26, 2021
また、ジャーナリストから「レース前に言われましたか?また、腰の調子はどうですか?」と問われたと、
「いいえ、何も知りませんでした。現在、病院で写真を撮っています。最後まで面倒くさい。」と答えている。
言った言わないの世界になりそうだけど、最後の確認が必要だったのかもしれない。ケガの様子についてはまだわからない。あれだけ走れていたので、骨折とかはなさそうだけど。
追記
病院での結果は骨折などはなし。板は最後の練習の後に撤去されたそうだ。転倒防止の為だったと言われている。女子のレースでどうなっているのか良くみてみたい。
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