第4ステージの個人タイムトライヤルで首位にたち、プリモッシュ・ログリッチに対して33秒のリードを構築。
しかし、第5ステージで遅れ、逆に19秒のビハインドで迎えた第6ステージ。スタート前に、前夜のホテルのカーペットでダニアレルギーになっていたと答えていたレムコ・エヴェネプール。
最初の山岳は生き残れても、最後に全力で行かれたらついていけないとは言っていた。まさか、その通りになるとは~。
だが、不可解だったのが、Soudal – Quick Stepの戦術。チームリーダーを待たずにミケル・ランダを先頭集団につかせたままだった。近くにいれば、総合6位まで後退することはなかったはず。
レムコを待たなかったチームの理由とは?
レムコが理由を説明
🇧🇪 @EvenepoelRemco coince à 7 km de l’arrivée
🇧🇪 @EvenepoelRemco is dropped with 7 km to go#Dauphiné pic.twitter.com/bKiSCa3NpR
— Critérium du Dauphiné (@dauphine) June 8, 2024
レムコ・エヴェネプールは、残り7kmという早い段階から集団についていけなかった。その後、自分のペースでゴールを目指したが、1分46秒遅れでゴール。
これだけのタイム差で抑えたのだから、良かったと言っても良いのか。
それについてレムコは
このような登りでは、100%の力を発揮しなければならない。嘘のない登りだからね。まだやるべきことがあるのは明らかだと思う。
でも、週の初めに言ったように、もし荷物を降ろさなければならないなら、フォームを改善するためにプッシュし続ける。それが私のしたことだ。
高度4,000メートル以上、雨が多く、テクニカルな下りが続くタフな1日だった。ツールのことを考えれば、悪い結果ではなかったと思う。
結果はまだ出ていないけれど、タイムトライアルで勝つために、そして山岳ではできるだけ長く踏ん張るために、自分を試すためにここに来たんだ。それが今日の結果だ。
3週間後にはツール・ド・フランスが始まり、そこで今年デビューしますが、大丈夫ですか?
まだ時間はある。僕はコンディションを上げるためにコースが必要な人間なんだ。だからここに来たんだ。そうでなければ、私はここにいなかっただろう。
こうして見送るのはいいことだ。フォームのためにも、頭のためにも、闘志のためにもね。今日は何も不思議なことはなかったよ。
今朝はこうなると思っていた。最後の谷間、残り25キロのところでチームにも体調が悪いと伝えた。すぐに荷物を下ろして自分のペースで走ると言ったんだ。それが最善の決断だった。
レムコは、自分で走るから行ってくれとチームに言っていたのか。公式サイトでは、ミケル・ランダが総合10位に入って良かったとなっている。だけど、総合順位をここまで下げるのはどうなんだろうか。
レムコの闘志に火をつけたのならば良いけれど。最終ステージで、レムコはどんな走りを見せるだろうか。
コメント
TTは4ステージで、5ステージはニュートラルになったレースでしたよー
レムコは、全体の厚みと、お尻周りと太ももあたりがかなりたくましくなってるように感じました。私見ですが少し体重が増えたのではないかと推測してます。パワー系の平坦TTでの圧勝とうらはらに、登坂は厳しいのではないかと感じました。
ツールでの総合ライバルはTTもとてもつよいので、TTで大きなタイム差を得るのはむずかしく、山岳ではクライマー系のポガチャル、ヴィンゲゴーに分があるように感じます。
けが人が多すぎて、各チームエースもアシストも万全でのぞめそうもないのが残念です。
ポガチャルのアシスト勢も負傷でてるのに対して今回のログリッチのアシストはかなり機能してるように見えますね。
直しました
レムコは、パトリック・ルフェーブルに言わせるとツールまでに1.5kg痩せないといけないと言われてますね。
ただ、瘦せすぎるとパワーが落ちるし、難しいところ。山岳では落とさないと無理でしょうね。この3週間でじっくりと、整えてくるでしょう。
BORA-hansgroheは、アレクサンドル・ウラソフにジェイ・ヒンドレーもアシストに回るのでかなり強いですね。ただ、UAE Team Emiratesにはアダム・イェーツがいるので、さらに厚そうです。