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2024 ドワルス・ドール・ヘット・ハーヘラント  グラベルとディースト城塞を制覇したのは?

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Photo credit: Rutger van der Maar on VisualHunt.com
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ベルギーのワンデイレース、ドワルス・ドール・ヘット・ハーヘラント。Duracell Dwars door het Hageland(1.Pro)

14の石畳のセクターのある非常に厳しいコース。コースの4分の1に当たる41kmは未舗装の道路。ほこりに、砂利、石畳の登りと大変だ。

 

過去の優勝者

  • 2023    ラスムス・ティレル
  • 2022   オスカル・リースベーグ
  • 2021 ラスムス・ティレル 
  • 2020 ジョナス・リッカールト
  • 2019  ケネス・ヴァンビルセン
  • 2018  クリスツ・ニーランズ
  • 2017 マチュー・ファンデルプール
  • 2016 ニキ・テルプストラ

 

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アールスコート~ディースト 177km

コースプロフィールマップ    photo dwarsdoorhethageland.bi

 

全長 177kmのコースうち、14 のストリップにまたがる合計 41kmの未舗装と石畳。

これらのうち、グルートブルックストラート(Grootbroekstraat) は 5,400 mで最長となる。

フィニッシュへの最後の登りは、オールセインツ・マウンテン(Allerheiligenberg) としても知られるディースト城塞(シタデル)に登ってゴールとなる。

ライダーは、石畳の小道を通ってディーストの村の中心部から出て、急な左カーブで斜面の最も急な部分を上がる。

最後の 700mは、登っているのでスプリンターには厳しいコースだ。

 

  1. グルートブルックストラート – 5,400m
  2. Demervallei Aarschot – 3,300m
  3. Demerdijk Zichem – 4,000m
  4. Grasbos  0.5km・5.8%
  5. ディースト城塞– 1,000 m
  6. ディースト城塞 0.5km・3.2%
  7. グルートブルックストラート – 5,400m  
  8. Demervallei Aarschot – 3,300 m
  9. Demerdijk Zichem – 4,000 m
  10. Grasbos  0.5km・5.8%
  11. ディースト城塞– 1,000 m
  12. ディースト城塞 0.5km・3.2%
  13. Prinsenbos
  14. Demerdijk Zichem – 4,000 m
  15. Citadel – 1,000 m  
  16. Prinsenbos – 1,800 m
  17. Demerdijk Zichem – 4,000 m
  18. Grasbos 0.5km・5.8%
  19. ディースト城塞– 1,000 m
  20. ディースト城塞 0.5km・3.2%
  21. Prinsenbos – 1,800 m
  22. Demerdijk Zichem – 4,000 m 
  23. Grasbos 0.5km・5.8%
  24. ディースト城塞– 1,000 m
  25. ディースト城塞 0.5km・3.2%

 

注目のライダーは

  • Uno-X Mobility ラスムス・ティレル 、ヨナス・アブラハムセン、ソーレン・ヴァーレンショルト
  • Alpecin-Deceuninck ジャンニ・フェルメルシュ、カーデン・グローブス、クイントン・ヘルマンス
  • Intermarché – Circus – Wanty ローレンツ・レックス
  • Soudal – Quick Step カスパー・アスグリーン
  • Cofidis アレクシー・グジャール
  • Lotto Dstny アレック・セガート、ライオネル・タミニオー
  • Team Arkéa Samsic ユーゴ・オフステテール
  • Israel – Premier Tech ライリー・シーハン、ギヨーム・ボワヴァン
  • TotalEnergies ピエール・ラトゥール、ジェフレ・スープ

 

5人の逃げ

5人が逃げに。

  1. ワレ・ヴァンヘルヴェ (Soudal Quick-Step)
  2. Axel Huens (TDT-Unibet)
  3. ジェフレ・スープ (Total Energies)
  4. David Haverdings (Baloise-Trek Lions)
  5. コルネ・ファンケッセル (Team Deschacht-Group Hens-Containers Maes) 

 

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

Soudal – Quick Stepのカスパー・アスグリーンがパンクだ。

 

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

先頭の5人は捕まる。

 

 

振りだしに戻ってしまった。

 

グラベルでは攻撃がかかるが決まらない。先頭は、Intermarché – Wantyのローレンツ・レックス。

 

Baloise – Trek Lionsのピム・ロンハールがアタックをかける。シクロクロスで活躍しているのでグラベルは得意だ。

 

ピン・ロンハールについていたCofidisのノラン・マホウドがオーバーラン。

 

TotalEnergiesのジェフレ・スープがチェーン落ちだ。

 

ピム・ロンハールは攻撃をやめない。

 

Grasbos  0.5km・5.8%

ピム・ロンハールが先頭。

 

ピム・ロンハールが捕まった。少しまったりしたところで、Alpecin-Deceuninckのカーデン・グローブスがアタック。

 

5人が抜け出した。

 

残り52.2kmで16秒のタイム差を稼ぎ出す。

  1. ヨナス・アブラハムセン Uno-X Mobility
  2. カーデン・グローブス Alpecin-Deceuninck
  3. ローレンツ・レックス Intermarché – Wanty
  4. ギヨーム・ボワヴァン Israel – Premier Tech
  5. アレック・セガート Lotto Dstny

 

残り2周

カーデン・グローブス先頭で残り2周に。

 

集団はUno-X Mobility先頭。

 

Arkéa – B&B Hotelsのアモリ・カピオが追走している。

 

残り47.5km。26秒まで開く。

 

Prinsenbos

グラベル区間に。

 

集団はArkéa – B&B Hotelsが引く。

 

残り40.2km。タイム差は26秒と広がらない。

 

集団が見えてきたところで、ギヨーム・ボワヴァンがアタック。

 

ここから単独で行く理由はなんだろうか。

 

ギヨーム・ボワヴァンは元に戻る。

 

残り30kmで先頭は捕まってしまった。

 

ヨナス・アブラハムセンは、そのままペースを保って集団を引き延ばす。

 

あっと、シクロクロッサーのトーン・アールツが切れてしまった。

 

Israel – Premier Techのトム・ファンアスブロックはパンク。

 

Uno-X Mobilityのエリック・レッセルが先頭。

 

エリック・レッセルが、そのままアタック。

 

Citadel (1 km)

集団は石畳の登りに。

 

Uno-X Mobilityが主導して登る。

 

残り1周

残り1周のジャンが鳴る。

 

Uno-X Mobilityは多くのメンバーを先頭に残している。

 

カメラがゴール付近をずっと映している間に、13人が少し抜け出した。

 

あっという間に36秒まで開く。

 

集団は35秒差に。先頭はIsrael – Premier Techのギヨーム・ボワヴァン。

 

少し牽制気味となったところで、Uno-X Mobilityのヨナス・アブラハムセンがアタック。

 

続いて、TDT – Unibet Cycling Teamのデ・ヴリース・ハートハイス、Alpecin-Deceuninckのジャンニ・フェルメルシュが追走に。

 

集団は見送りモードに。

 

3人は完全に抜け出した。

  1. ヨナス・アブラハムセン Uno-X Mobility
  2. ジャンニ・フェルメルシュ Alpecin-Deceuninck
  3. デ・ヴリース・ハートハイス TDT – Unibet Cycling Team

 

これは決まるか。後ろには、Alpecin-Deceuninckはクイントン・ヘルマンス、Uno-X Mobilityはラスムス・ティレルとソーレン・ヴァーレンショルトがいる。

 

追走は26秒差に。最後尾はLotto Dstnyのライオネル・タミニオー。

 

追走には、昨年優勝のラスムス・ティレル 、ソーレン・ヴァーレンショルトもいるが、抑えに待っていて引かない。

 

残り13.1kmで20秒差。ヨナス・アブラハムセンは引かなくなった。

 

Heidebos

先頭はグラベルに。

 

残り9.9km。19秒と微妙なタイム差。

 

ヨナス・アブラハムセンは先頭交代しないので、間が空く。

 

残り6.6km。まだ16秒差なので、最後の登りで追いつくタイム差だ。

 

16秒差。それほど離れている印象は受けないけど、距離は200m以上離れている感じだ。

 

残り4.7km。11秒差と迫られる。

 

Grasbos 0.5km・5.8%

ここでヨナス・アブラハムセンがアタック。

 

これには、TDT – Unibet Cycling Teamのデ・ヴリース・ハートハイスも切れてしまう。

 

ヨナス・アブラハムセンは、先頭交代するのか。

 

ジャンニ・フェルメルシュがヨナス・アブラハムセンに引くのか、待つのか、勝負するのか聞いている。

 

どうもうまく回らない。ジャンニ・フェルメルシュは自分で勝利を狙いたい。

 

残り3.3km。ヨナス・アブラハムセンは登りでは勝ち目がないと思っているようだ。

 

微妙な関係のまま、残り3kmに。

 

残り1.7km。ジャンニ・フェルメルシュは、ヨナス・アブラハムセンに引けよと言っている。

 

ペースが遅いので、TDT – Unibet Cycling Teamのデ・ヴリース・ハートハイスが追いついて、そのままアタック。

 

これは逃がさない。

 

残り1.2km。ジャンニ・フェルメルシュは、最後の登りに備えてシューズのダイヤルを締める。

 

街中の石畳の登りを駆け上がる。

 

ディースト城塞– 1,000 m

最後の城塞の登りに。

 

ヨナス・アブラハムセンが先行。デ・ヴリース・ハートハイスが切れる。

 

ジャンニ・フェルメルシュがインをついて前に。

 

ジャンニ・フェルメルシュがスパート。

 

ジャンニ・フェルメルシュがヨナス・アブラハムセンを引き離す。

 

ジャンニ・フェルメルシュが後方を確認。

 

最後の追い込み。

 

さあ、ジャンニ・フェルメルシュが城門を越える。

 

最後のカーブに。

 

ヨナス・アブラハムセンを引き離してゴールに。

 

最後の直線。

 

ジャンニ・フェルメルシュがゴール手前から、バンザイゴールだ。

 

あ~、信じられないと言った感じ。ジャンニ・フェルメルシュは、5月19日のアントワープ・ポート・エビックで肘を骨折。1週間前まで、ギブスしてローラーに乗っていたはず。

 

2022グラベル世界選手権で優勝。今回も得意のグラベルで力を発揮した。

 

マチュー・ファンデルプールのアシストのイメージが強いが、しっかりと勝利を狙えるライダーだ。2022 ダンケルク4日間第5ステージ以来の、キャリア4勝目となった。

 

リザルト

ジャンニ・フェルメルシュのコメント

上り坂でフルスプリントしなければならなかったときだけ、まだ何かがあると感じた。でも、これは収穫だった。

ヨナス・アブラハムセンは、後ろにチームメイトがいたので、うまく回ってないように見えましたが?

アブラハムセンは我々と一緒に走らなかったので、ちょっと難しかった。彼はとても調子がいいんだ。特に、彼がグラスボスでもう1度アタックしてきたときは、ついていくためにかなり深く進まなければならなかった。

そのときから少し疑い始めて、フルスピードで走りたくなかった。幸い、デ・ヴリース・ハートハイスが戻ってきたので、ラスト1kmで少しポーカーをすることができた。悪くはなかったよ。

どの瞬間を掴めばいいのか本当に分からなかった。特にカーデン・グローブスが5人のライダーと共に離脱に加わったときは。

最終的に彼らはArkéa – B&B Hotelsによって連れ戻されたが、その後はクイントン・ヘルマンスと私がすべてにこっそり協力するだけだった。それが、最終的にはうまくいった。

ここでの勝利は初めてですね。ツール・ド・フランスも出場できますか?

すでにここで2位を1度、3位を2度獲得しているが、勝利がまだ足りなかった。今日、成功できてとても嬉しい。これでツールに出られるかどうか?わからない。

コンディションの良さは証明できたけど、ツール選考のためにここで証明するのは……。いずれ分かるよ 来週のツアー・オブ・ベルギーも重要だ。

ツールに出場した場合、どのような役割を担うのだろうか?特にトロワへのグラベルステージを楽しみにしているのだろうか?

それは僕に合っていると思う。マチューを少し助けられることはすでに証明した。そしてスプリントトレインの序盤では、時折自分の仕事をすることもできる。でももちろん、それを計画するかどうかはチーム次第だけどね。

 

2位 Uno-X Mobilityのヨナス・アブラハムセン

ブリュッセル・サイクリングクラシックに続いての連勝とならなかった。

 

3位 TDT – Unibet Cycling Teamのデ・ヴリース・ハートハイス

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 VERMEERSCH Gianni
Alpecin – Deceuninck 200 4:04:18
2
 ABRAHAMSEN Jonas
Uno-X Mobility 150 0:01
3
 DE VRIES Hartthijs
TDT – Unibet Cycling Team 125 0:11
4
 TILLER Rasmus
Uno-X Mobility 100 0:21
5
 WÆRENSKJOLD Søren
Uno-X Mobility 85 ,,
6
 HERMANS Quinten
Alpecin – Deceuninck 70 ,,
7
 RONHAAR Pim
Baloise – Trek Lions 60 ,,
8
 ANIOŁKOWSKI Stanisław
Cofidis 50 0:28
9
 TAMINIAUX Lionel
Lotto Dstny 40 0:30
10
 LOOCKX Lander
TDT – Unibet Cycling Team 35 0:31
11
 CRAPS Lars
Team Flanders – Baloise 30 ,,
12
 REX Laurenz
Intermarché – Wanty 25 ,,
13
 BOIVIN Guillaume
Israel – Premier Tech 20 0:35
14
 BIERMANS Jenthe
Arkéa – B&B Hotels 15 0:47
15
 BERCKMOES Jenno
Lotto Dstny 10 1:18
16
 VAN ASBROECK Tom
Israel – Premier Tech 5 ,,
17
 STOKBRO Andreas
TDT – Unibet Cycling Team 5 ,,
18
 DE BRUYCKERE Kay
Pauwels Sauzen – Bingoal 5 1:22
19
 VAN HOECKE Gijs
Intermarché – Wanty 5 ,,
20
 SLOCK Liam
Lotto Dstny 5 ,,
21
 RESELL Erik Nordsæter
Uno-X Mobility 5 ,,
22
 CAPIOT Amaury
Arkéa – B&B Hotels 5 1:27
23
 MARIS Elias
Team Flanders – Baloise 5 ,,
24
 VANHOOF Ward
Team Flanders – Baloise 5 1:31
25
 CLAEYS Robbe
Tarteletto – Isorex 5 ,,
26
 KOPECKÝ Matyáš
Team Novo Nordisk 5 1:33
27
 SEGAERT Alec
Lotto Dstny 5 1:37
28
 PLANCKAERT Baptiste
Intermarché – Wanty 5 1:40
29
 DE POOTER Dries
Intermarché – Wanty 5 1:45
30
 PICKRELL Riley
Israel – Premier Tech 5 ,,

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