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2024 ブリュッセル・サイクリングクラシック なんとスプリンターのレースが~

海外情報
Photo credit: Jorge Franganillo on VisualHunt
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ブリュッセル・サイクリングクラシックは、パリ~ブリュッセルと呼ばれていたレースで1893年から始まっている。Brussels Cycling Classic(1.Pro)

最初は、400kmを越えるレースだったけど、エディ・メルクスが1973年に勝利した時には、294kmまで短縮。

更に、パリからスタートしなくなったので、ブリュッセルサイクリングクラッシックと改名されている。

 

過去の優勝者は

  • 2023   アルノー・デマール
  • 2022   タコ・ファンデルホールン
  • 2021   レムコ・エヴェネプール
  • 2020 ティム・メルリエ
  • 2019 カレブ・ユアン
  • 2018 パスカル・アッカーマン
  • 2017 アルノー・デマール
  • 2016 トム・ボーネン
  • 2015 ディラン・フルーネウェーヘン
  • 2014 アンドレ・グライペル
  • 2013 アンドレ・グライペル
  • 2012 トム・ボーネン

2022年優勝のタコ・ファンデルホールンは、脳震盪の影響が残っていて、まだ、レース復帰出来ないのが残念。

 

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ブリュッセル~ブリュッセル  218.4km

コースマップ photo brusselscyclingclassic

 

名前が示すように、ブリュッセルサイクリングクラシックは、ベルギーの首都ブリュッセルでスタートとフィニッシュのレース。

ブリュッセル サンカントネール公園近くで、ニュートラルスタート。クロワゾー通り、ロンキエールの傾斜面、ザヴェルストラートを経由して、ボスベルグ、コッペンベルグの周回コースに向かう。

 

コースプロフィール photo brusselscyclingclassic

 

決戦は、スタートから117kmにあるカペルミュールとボスベルグ、コッベンベルグで開始される。間違いなく、クラシックライダーの足の削り合いが見られるはず。スプリンターは生き残れるか?

 

  1. 山岳ポイント Smeysberg (0.5 km・7.6%)
  2. 山岳ポイント ザヴェルストラート (1.6 km・2.8%)
  3. 山岳ポイント カペルミュール 1.2 km・7.4%
  4. 山岳ポイント ボスベルグ 1 km・5.5%
  5. 山岳ポイント コッペンベルグ 1.2 km・4.5%
  6. 山岳ポイント カペルミュール 1.2 km・7.4%
  7. 山岳ポイント ボスベルグ 1 km・5.5%
  8. 山岳ポイント コッペンベルグ 1.2 km・4.5%
  9. 山岳ポイント Heiligekruiswegstraat  0.7km・3.2%

 

注目のライダーは

  • Arkéa – B&B Hotels ダニエル・マクレイ
  • Alpecin – Deceuninck カーデン・グローブス
  • BORA – hansgrohe ヨルディ・メイウス、ライアン・ミューレン
  • Cofidis ミラン・フレティン、アレクシー・グジャール、アクセル・ザングレ
  • Groupama – FDJ ポール・ペンホーエ、マシュー・ウォールズ
  • Intermarché – Wanty ビニヤム・ギルマイ、ローレンツ・レックス、マイク・テウニッセン
  •  Soudal Quick-Step イヴ・ランパールト
  • Team dsm-firmenich PostNL キャスパー・ヴァン・ユーデン
  • UAE Team Emirates フアン・モラノ、マルク・ヒルシ、アルバロホセ・ホッジ、アレッサンドロ・コーヴィ
  • Israel – Premier Tech パスカル・アッカーマン、ライリー・シーハン
  • Lotto Dstny アレック・セガート、ライオネル・タミニオー
  • Q36.5 Pro Cycling Team マッテオ・モスケッティ、ジャコモ・ニッツォーロ
  • TotalEnergies ジェイソン・テッソン、ジェフレ・スープ
  • Uno-X Mobility アレクサンダー・クリストフ、ヨナス・アブラハムセン、ラスムス・ティレル

 

スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

Q36.5 Pro Cycling Teamに移籍して、まだ勝利のないジャコモ・ニッツォーロ。マッテオ・モスケッティもいるし、どちらがゴールを狙うだろう。

 

Israel – Premier Techのパスカル・アッカーマンも鎖骨骨折から復帰して勝利なし。

 

Team dsm-firmenich PostNLは、キャスパー・ヴァン・ユーデンがスプリントを狙う。

 

アレクサンダー・クリストフは、4週間で4勝。前日のヘイレン・ファストフート・ヘイストス・ペイルでも勝利している。

 

Intermarché – Wantyのビニヤム・ギルマイもサーキット・フランコ・ベルジュで勝利して調子をあげている。

UAE Team Emiratesは、マルク・ヒルシもいるけど、スプリントならばフアン・モラノが狙う。

 

Lotto Dstnyは、誰で勝負するのか。

 

Alpecin-Deceuninckは、カーデン・グローブスで狙う。ジロでは勝利がないのが気がかり。

 

オフィシャルスタートに。

 

6人の逃げ

残り203kmから6人の逃げ。

  1. アレクシー・グジャール(Cofidis)
  2. ティボー・グリュエル (Groupama – FDJ)
  3. マルティン・スヴルチェク (Soudal Quick-Step)
  4. セリエル・デサル (Bingoal WB)
  5. カミエル・ボンヌ (Team Flanders – Baloise)
  6. リッカルド・ルッカ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè

 

集団からLotto Dstnyのリアム・スロックがアタック。

 

リアム・スロックが追いついた。

 

先頭から、Cofidisのアレクシー・グジャールが遅れそう。

 

アレクシー・グジャールは切れてしまった。

 

 

山岳ポイント カペルミュール 1.2 km・7.4%

先頭から、VF Group – Bardiani CSF – Faizanèのリッカルド・ルッカがカペルミュールで切れてしまう。

 

Intermarché – Wantyのビニヤム・ギルマイが先頭で攻撃。

 

山岳ポイント ボスベルグ 1 km・5.5%

先頭はボスベルグに。

 

またも、ビニヤム・ギルマイが攻撃。

 

集団が絞られていくか。

 

追走グループができそう。UAE Team Emiratesの、フアン・モラノが少し前に出る。

 

これは追走も捕まるか。

 

追走の先頭では、回せと手が出ている。

 

残り52kmで24秒差。これは先頭は捕まる。

 

後ろに追走が見えてくる。

 

先頭が捕まった。

 

Soudal – Quick Stepのマルティン・スヴルチェクも最後まで逃げたが捕まる。

 

山岳ポイント コッペンベルグ 1.2 km・4.5%

マルク・ヒルシが先頭で攻撃。

 

こちらはメイン集団。TotalEnergiesのジェフレ・スープがペースを作る。

 

こちらは集団。57秒離れている。

 

Uno-X Mobilityのソーレン・ヴァーレンショルトがパンク。

 

先頭は57秒差。結構なメンバーが入っている。

  •  MEEUS Jordi (BORA – hansgrohe)
  •  ACKERMANN Pascal (Israel – Premier Tech)
  •  GIRMAY Biniam (Intermarché – Wanty)
  •  HIRSCHI Marc (UAE Team Emirates)
  •  FRETIN Milan (Cofidis)
  •  WÆRENSKJOLD Søren (Uno-X Mobility)
  •  ABRAHAMSEN Jonas (Uno-X Mobility)
  •  GROVES Kaden (Alpecin – Deceuninck)
  •  MOLANO Juan Sebastián (UAE Team Emirates)
  •  ALLEGAERT Piet (Cofidis)
  •  VAN UDEN Casper (Team dsm-firmenich PostNL)

 

BORA-hansgroheのヨルディ・メイウスも先頭集団。

 

Israel – Premier Techのパスカル・アッカーマンも先頭集団に。

 

残り20kmで20秒差に。

 

あ~、これは捕まりそう。

 

先頭はGroupama – FDJのルイス・アスキーか。17秒差に。

 

メイン集団から、前の集団は見えている。射程範囲だ。

 

石畳で左右に分かれる。右側先頭はAlpecin-Deceuninckのカーデン・グローブス。

 

山岳ポイント Heiligekruiswegstraat  0.7km・3.2%

先頭は逃げ切りたいので必死のペース。

 

先頭からアタックが。Uno-X Mobilityのヨナス・アブラハムセンだ。

 

最初に逃げていたSoudal – Quick Stepのマルティン・スヴルチェクがジョイン。

 

残り13km。メイン集団は50秒離れている。

 

残り11km。長い直線で、メイン集団が見えない。

 

ヨナス・アブラハムセンがメインで引いている。もう、マルティン・スヴルチェクは足がない。首を振っている。

 

パンクしながら走っていた、Lotto Dstnyのライオネル・タミニオーがようやくバイク交換。

 

残り7.7kmでメイン集団は1分16秒と離れている。これは~。

 

ライオネル・タミニオーは先頭集団に復帰。

 

先頭二人は21秒差に。

 

ヨナス・アブラハムセンがアタック。

 

これはついていけない。

 

 

さあ、ゴールまで届くか。残り4.2kmだ。

 

逃げていた、マルティン・スヴルチェクが捕まった。

 

残り1.4kmで21秒差。これは~。

 

Q36.5 Pro Cycling TeamとIntermarché – Wantyが引いているが。

 

残り500m。これは捕まらない。

 

残り300mを切った。

 

集団が追い込むが~。

 

 

これは届かない。

 

ヨナス・アブラハムセンが後ろを確認。

 

最後の踏み込み。

 

さあ、ハンドルから手を離す。

 

ヨナス・アブラハムセンか、見事な独走ゴールを決めた!

 

何度も逃げていたレースを見てきたけれど、ようやく勝利となった。2024ドワルス・ドール・フラーンデレンでも2位の脚を持っており、実力は十分。

 

28歳で、ついにプロ初勝利をあげた。Uno-X Mobilityは、昨日のアレクサンダー・クリストフに続いて連勝。今シーズンの7勝目となった。

 

2位にはビニヤム・ギルマイ、3位にカーデン・グローブスとなった。4秒差まで詰めたが追いつかなった。

 

 リザルト

ヨナス・アブラハムセンのコメント

最後の石畳セクションの後、何人かがアタックを決めた。ラスト300mで、勝てるという確信が持てたんだ。ティレーノ〜アドリアティコではあと一歩のところまで行ったけれど、うまくいかなかった。フィニッシュまでスプリントすることだけを考えていた。

Uno-X Mobilityは、ここ数週間非常に好調ですね。

昨日はすでにアレクサンダー・クリストフとともに優勝し、最後にはサーキット・フランコ=ベルジュでチーム全員とともに完走した。

チームにとって、初めての高地トレーニングキャンプをしたんだ。いい経験だったし、今はとても強くなったと感じている。

この高地トレーニングは、ツール・ド・フランスでチームを次のレベルに引き上げますか?

ツール・ド・フランスでステージ優勝したい。昨年は10位以内や3位以内に何度か入ったが、今年はステージ優勝を狙いたい。

 

2位はIntermarché – Wantyのビニヤム・ギルマイ

あんな結果になるとは思っていなかった。チームとして全力を尽くしたが、アブラハムセンが最高の脚を持っていた。後ろでは、あらゆることを試したが、うまくいかなかった。こういうことも起こりうるんだ。

2度目のツール・ド・フランス出場が待ってますね。

このレースがツール前最後のレースとなった。そのために2週間エリトリアに行く。エリトリアには家族もいるし、気候も良いからトレーニングもできる。

エリトリアは標高2,400mで、もっと高いところにも行ける。ツール・ド・フランスの準備は万端だ。

 

 

3位はAlpecin-Deceuninckのカーデン・グローブス

2位を目指すスプリントはとても違う。2位だと思ったけど、ビニアムはゴールで僕をとらえたんだ。

優勝したヨナス・アブラハムセンについては?

彼はとてもいいタイミングでアタックした。誰も彼についていけなかった。Intermarché – Wantyが引いてギャップを縮めるというギャンブルをしたが、うまくいかなかった。

ヨナス・アブラハムセンは、あまりにも強すぎた。春は多くのレースを欠場し、ジロの後は良いレベルに戻っている。だから自分のフォームを最大限に生かすために、できるだけ多く走りたかったんだ。残念ながら、まだ勝つことはできていない。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 ABRAHAMSEN Jonas
Uno-X Mobility 200 4:53:23
2
 GIRMAY Biniam
Intermarché – Wanty 150 0:04
3
 GROVES Kaden
Alpecin – Deceuninck 125 ,,
4
 ACKERMANN Pascal
Israel – Premier Tech 100 ,,
5
 MOSCHETTI Matteo
Q36.5 Pro Cycling Team 85 ,,
6
 MOLANO Juan Sebastián
UAE Team Emirates 70 ,,
7
 FIORELLI Filippo
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 60 ,,
8
 TAMINIAUX Lionel
Lotto Dstny 50 ,,
9
 FRETIN Milan
Cofidis 40 ,,
10
 GALVÁN Francisco
Equipo Kern Pharma 35 ,,
11
 CAPIOT Amaury
Arkéa – B&B Hotels 30 ,,
12
 VAN UDEN Casper
Team dsm-firmenich PostNL 25 ,,
13
 PENHOËT Paul
Groupama – FDJ 20 ,,
14
 KOPECKÝ Matyáš
Team Novo Nordisk 15 ,,
15
 MEEUS Jordi
BORA – hansgrohe 10 ,,
16
 MAGLI Filippo
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 5 ,,
17
 TILLER Rasmus
Uno-X Mobility 5 ,,
18
 LAMPAERT Yves
Soudal Quick-Step 5 ,,
19
 VAN BOVEN Luca
Bingoal WB 5 ,,
20
 MIQUEL Pau
Equipo Kern Pharma 5 ,,
21
 DESAL Ceriel 
Bingoal WB 5 ,,
22
 BERCKMOES Jenno
Lotto Dstny 5 ,,
23
 SHEEHAN Riley
Israel – Premier Tech 5 ,,
24
 PLANCKAERT Edward
Alpecin – Deceuninck 5 ,,
25
 WÆRENSKJOLD Søren
Uno-X Mobility 5 ,,
26
 DE GENDT Aimé
Cofidis 5 ,,
27
 SMITH Dion
Intermarché – Wanty 5 ,,
28
 REX Laurenz
Intermarché – Wanty 5 ,,
29
 ALLEGAERT Piet
Cofidis 5 0:21
30
 TEUNISSEN Mike
Intermarché – Wanty 5 ,,

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