ツール・ド・スイス第3ステージでは、レムコ・エヴェネプールの反撃があることは誰もが予想したことだ。
ジェームス・ノックスの最後のアシストから、レムコはアタック。いつもの絶好調のレムコならば、最後まで行けたのかもしれない。
だが、この日のレムコは少し違っていた。最終的に、追走にも追いつかれ、あわや脱落かと思われた場面も。これについて、レムコが敗因を分析している。
ジロからの復帰
Remco Evenepoel talked about his day at the #TourdeSuisse2023 and his attack from afar, which enlivened the race. pic.twitter.com/q5L6SpfMAW
— Soudal Quick-Step Pro Cycling Team (@soudalquickstep) June 13, 2023
マティア・カッタネオ、ジェームス・ノックスのアシストから解き放たれた、レムコ・エヴェネプールに追従できたのは、マティアス・スケルモースイェンセンとフェリックス・ガルの二人。
だが、レムコは二人を解放することもできなかった。絶好調のレムコならば加速して、後続も置き去りに出来るほどの登坂力があるはずなのだけど。
これについて、レムコはレース後に上記のように語っている。
我々は満足しなければならない、我々は努力した。まだ何も失われていないので、ドラマはない。
ここでは一般的な分類から逃れられなかった。さあ、明日だ、またチャンスだ。
シュテファン・キュングを追い出すために何かを試みなければならなかった。そしてそれが私がやったこと。しかし、非常に強いライダーが2人いたので、少し頑張りすぎたのかもしれない。
その代償は登りの困難な部分で支払ったんだ。
まだ本調子ではないと感じていた。いつもならこのコースで再び加速できるはずだが、今日はそれが不可能だった。 私も完全に壊れたわけではない。2、3分調子が悪かっただけで、その後はリズムを取り戻したので、新型コロナウイルス感染症による余波だろう。
しかし、最終的にはそれでも良いスプリントだった。少し早めに出発したのかもしれないが、チームメイトが空いていたので、行かなければならなかった。
もしかしたら、続けるのは賢明な決断ではなかったかもしれない。だから明日はもう少し長くバイクに乗って、他の人に主導権を握らせるかもしれない。
明日の登りはさらに長くなるだろうし、それはまた違った努力になるだろう。
負けたと言っても、ステージ4位の21秒遅れ。総合ではマティアス・スケルモースイェンセンに17秒差だ。
ジロを終えてから10日間バイクに乗っていない。コロナの影響もあったはずだ。
ただ、日曜日の個人タイムトライアルは、レムコ・エヴェネプールにとって総合優勝争いにおける切り札のようなものであることに変わりはない。
それまでに、コンデションをあげていけば問題はない。
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