エガン・ベルナルは、レムコ・エヴェネプールが将来ライバルとなることを知っている。
レムコは、2020ブエルタ・ブルゴスをタイムトライヤルなしのステージで総合優勝した。
レムコの印象的なパフォーマンスは世界中で話題になっているが、ベルナルはレムコについてどう思っているのだろうか?
ベルナルがレムコの強さを解析している。
レムコの評価について
1流クライマーを叩きのめして、クライマーとしての力も見せてくれたレムコ。これは間違いなく驚くべきことであり、レムコがTTを得意としていることを考えるとなおさらだ。
これについては、今年一番の完成度の高いサイクリストの姿を見ることができたと言っても良い。
タイムトライアルのみならず、登りに対応したら負けてしまうのは目に見えている。
今後、レースで対決することになった時にライバルとなるのはベルナルだ。ベルナルはこの最強の対戦相手をどう見ているのだろうか?
インタビューでベルナルはレムコについて語っている。
レムコはパラダイムを壊す。小柄で体重は60キロを超えることはないが、全てを壊してしまう。
彼は途方もない強さを身につけていく。それが彼の特徴だ。ヒルクライム、ダウンヒル、タイムトライアルと何でもできる。彼はスポーツの全ての面をマスターしている。
ベルナルは彼の強さを完全に認めている。
レムコは171cmで60kg。クライマーとしては重いが、これでも山岳をこなしてしまう。ブルゴスではジャージをはだけて、腹を見せていたが、まだプヨプヨ。
だが、プロ2年目の20歳とは思えない成績も次々に成し遂げてしまう。ジロもクラックしなければ、優勝候補だ。
ベルナルがレムコの強さを解析
ベルナルは、レムコがブルゴスで優勝したことの秘密を解析している。
昔は経験が重要視されていたが、最近では才能があることに気付き、若い人たちがワールドツアーの最高のチームを率いていることが受け入れられている。
と説明している。
これはベルナルについても言えることで、彼も23歳ながら世界最高峰のチームを率いている。
トレーニングは科学的に解析され、計算して練習が出来るようになった。時間のかかる経験をすっ飛ばして、最高の力を手に入れることが出来る。
才能を見出されたライダーは10代から育てられている。最近の10代のライダーの契約が増えていることが、これを物語っている。
彼らは、これからのレースを引っ張っていく存在になることは間違いない。
ベルナル・レムコ・ポガチャル、彼らに続く若者が毎年見られるだろうし、若者による総合争いが繰り広げられるはずだ。
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