ツール・ド・フランス第6ステージはやはり、最後の未舗装区間で様々なドラマが生まれた。
序盤からの大きな逃げ集団は、これまでのステージとは違い8分以上のタイム差を与えて貰った。
ジュリアン・アラフィリップのアタックをかわしたゲラント・トーマス。
そして、ジロの山岳賞を取ったジュリア・チッコーネがマイヨジョーヌ獲得。見ごたえありましたねえ~。
その中でも、私が一番応援したのが逃げ集団に入っていたアンドレ・グライペル。
大きな巨体で、ノッシノッシと山岳を上がっていく姿に感動しました。
ラスト65kmまで逃げ集団に
最初に見始めたのは、3級山岳のグランバロンを越える手前。
すでに14人の逃げが決まっていた。
その時には、ああ、Team Arkéa Samsicの選手もいるなあ程度の認識だった。
でかいけど、まさかアンドレ・グライペルじゃあないよね~と思ってました。
で、ゼッケンナンバーを確認すると、なんとアンドレ・グライペルじゃあないですか!
もう、そこからは登りになるたびに応援してました。周りは、ゆっくり走ってやれよと。
さすがに残り110kmもあるので最後までは無理でも、タイムアウトにならないように走れればという思いでした。
Team Arkéa Samsicのエース、ワレン・バルギルは前輪がパンクしてしまい集団から少し遅れて追走。
No luck for @WarrenBarguil, who has just punctured his front tire.
Pas de chance pour Warren Barguil, qui vient de crever de la roue avant.#TDF2019 pic.twitter.com/PzxfFF4orc— Tour de France™ (@LeTour) 2019年7月11日
ワレン・バルギルもフランスチャンピオンになってますし、フランス国民の期待も高い。自分自身も復活をかけてますから、必死で集団を追走してました。
残り89.2kmの地点。登りが始まると後ろになってしまうアンドレ・グライペル。
ここは、2回目の登りの2級山岳。Col du Hundsruck 登坂距離5.3km。平均勾配6.9%。
標高は748m。
山岳賞を狙う、ティム・ウェレンスらのペースアップで後ろは大変!
2級山岳をラストで越えて、ニルス・ポリス(Team Katusha Alpecin)に引かれて逃げ集団に無事に合流。
ニルス・ポリスは、パリ~ルーベでフィリップ・ジルベールについで2位にはいるほどの今年は好調。
ドイツ国内TT第2位。ドイツ国内ロード第4位と実力十分。ですが、ルーラータイプなのかアンドレ・グライペルよりは、小さいですがスプリンターぼい体形で山岳はきつそうです。
次の1級山岳に向かうわずかな平坦では、アンドレ・グライペルも積極的に先頭交代に参加。
残り66km地点。第1級山岳バロン・ダルザスを目指します。
登坂距離11km。平均勾配5.8%。頑張れグライペル!
さすがにキツカッタか~。ついに残り65.4kmで遅れてしまいました。
第1級山岳バロン・ダルザスを一人で越えます。後ろの集団とは6分以上の差がある。
ここからゴールまで52.2km。
2級山岳シュヴレール峠に上がり始めた時に、集団に飲み込まれました。
良く頑張りました。
🚴♂️ Arrivé d’André Greipel en mode cyclo-cross pic.twitter.com/opPosSdKwh
— Actu Cyclisme [🇨🇵TdF] (@ActuCyclismeFra) 2019年7月11日
I heard Cyclo cross is in style atm so I tried a bit of this and hopefully it brings me good legs like @WoutvanAert @mathieuvdpoel and others…. pic.twitter.com/71rh0qapt9
— Andre Greipel (@AndreGreipel) 2019年7月11日
最後の1級山岳ラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユは、シクロクロススタイルでゴール。
アンドレ・グライペルはシクロクロスで登る時には、ワウト・ファンアールトや、マチュー・ファンデルプールの足が欲しいなと言ってます(^-^)
たしかに、かつぎからバイクに乗り込む時の動作がぎこちない。
まあ、そうですよね~。最大勾配24%はきついですよね~。
グライペルは、20分54秒遅れの140位で無事にゴールしました。
ワレン・バルギルがアタック
Warren Barguil : “J’ai attaqué à 3,5 km de l’arrivée, j’ai peut-être été un peu euphorique mais je voulais me faire plaisir. C’est comme ça que je conçois le vélo. J’ai fait le boomerang, mais j’ai réussi à garder un bon rythme. J’ai tout donné. C’était une belle étape.” @LeTour pic.twitter.com/caWbVfyB5a
— Team Arkéa Samsic (@Arkea_Samsic) 2019年7月11日
パンクから追いついたワレン・バルギル。ラスト3.5kmからアタック!
ミケル・ランダにかわされますが、2分27秒遅れの21位でゴール。
スプリンターのアンドレ・グライペルが逃げに乗るんだから、エースが頑張らないわけにはいきませんよね。
復活を目指す二人ですが、なんとか良いリザルトが残せればよいかなと思います。
頑張れ、アンドレ・グライペル!
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