パリ~ニースは予想通り雨の厳しい天候の中で走ることになった。
雨が降り出すと起るのは落車。滑りやすくなった路面ではコーナーで落車する選手が続出。
フランスチャンピオンのワレン・バルギル(Team Arkéa Samsic)もラウンドアバウトで落車して腰を強打。
リタイヤかと思われたが、なんとか走り始めた。リザルトを見るとちゃんと完走していたので大丈夫だったのだと思っていたが、なんと失格となったとは~。
かなり遅れていたはず
ワレン・バルギルが落車した地点はゴール手前61キロ地点。ラウンドアバウトがあり、多くのライダーは右周りで通り抜けた。
先頭を走るライダーが、落車してしまい後ろの3人がこけてしまう。
- ワレン・バルギル(Team Arkéa Samsic)
- ニキ・テルプストラ(Team Total Direct Energie)
- ロマン・バルデ(AG2R La Mondiale)
こけたのは、チームのエースである3人。
ニキ・テルプストラはすぐに走り出し、ロマン・バルデもなんとか走り出す。
なんとか走り出したが、途中止まってサポートカーに乗るのかと思っていたら、また走り出す。
こちらは、ゴール手前55km地点でカーペーサーで走っているシーン。この時にワレン・バルギルはトップから5分遅れで走っている。
最終的に、ロマン・バルデは2分遅れ、ニキ・テルプストラは4分遅れでゴールしている。
昨夜のリザルトではワレン・バルギルは、14分遅れのグルペットでゴールしていたので、リタイヤしなかったんだな程度に思ってましたが~。
ゴール後に失格
ワレン・バルギルはゴールしてから失格となった。
どうやら、カーペーサーで集団まで戻ったようだ。まあ~、そうでないとあれだけ止まっていたし、途中も道路端で止まっていたので、追いつくのは普通無理ですよね。
約4分30秒のタイム差があったのを一人で埋めるのは、どう考えてもおかしいと審判団もなったのでしょう。テレビ映像にも何度も映ってましたし。
チームはこの失格の処分に対して、不服はないとしている。
Arkea-Samsicは、バルギルがレースのルールや精神に違反する意図はなく、リタイヤするか続行するか決定しようとしている間、チームカーの後ろに乗っていただけだと説明している。
ワレン・バルギルはインスタグラムで以下のように釈明した。
私は決してあきらめません!シーズン開始の準備がすべて損なわれたとしても、パリ~ニースから私を除外するという委員の決定を受け入れます。
私は間違ったことをするつもりはなかったし、スポーツ監督もそうしなかった。転倒した後、うんざりしていて、車の後ろで走っていたのは、レースをあきらめるか続けるか考えていた時間に過ぎなかった。
スポーツのレフリーに対する不快なメッセージはありません。彼らはルールを適用しただけです。もう一度言っても、私とチームにとっては難しいことでした。
ワレン・バルギルは走れるので腰の打撲だけのようだが、次のブエルタ・ア・カタルーニャには万全の体調で走れるようにしなければならない。
Arkea-Samsicはセカンドエースを失ってしまい、残りのレースを7人で戦う厳しいレースとなる。
フランスでは、しばらく天候は悪いようなので選手の落車のないように祈っておかないといけない。
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